デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

スタイルのあるインテリア

2017-9-5

半年ほど前に、ご新築のマンションの間取りやインテリアなどいろいろなご相談を頂いたI様。
間取りの設計変更が可能な時期でしたので、マンション側で変更して頂いたほうが良い箇所とこちらで行ったほうが良い箇所を
コスト面を合わせてお打合せさせて頂きました。
動線や収納量・住まい方、インテリアのスタイルを踏まえて家具だけでなく照明やブラインドを含めてご提案させて頂きました。

お部屋の間取りはご紹介できませんが、一部リビングの例をご紹介させて頂きます。
最初のお打合せで、「ハワイアンカフェのような」というお話を頂いたので、下記以外にも数パターンご提案させて頂きました。


一番悩んだのはフローリングとの相性でした。
ハワイやリゾート風インテリアにはチェリーやチークなど赤みのある木目を使用すると雰囲気が出ますが、グレイッシュでモダンなフローリングには少し違和感があります。
そこでクラシックなダーク系と爽やかな白木系のテイストなど、フローリングに合うカラーリングでご提案させて頂きました。
同じデザインでも配色を変えるだけでイメージが全く違います。

一言にハワイアンインテリアといっても
クラシック、カジュアル、カラフル、ラスティック、トロピカル、ビーチ、ラタン、バンブー、流木、麻、観葉植物・・・
ジャンルを問わず何でも当てはまってしまうので、Iさんご夫婦がどんな雰囲気に居心地良く感じられるかお打合せを重ねました。


その中で、クラシックになり過ぎず明るい雰囲気にということで上のようなイメージでベースを造っていくことになりました。
その後、エレガントになり過ぎるのはちょっとということで照明など少しシンプルに方向修正しながら、ただいま家具を製作中です。


これは塗装前のテレビボードです。
当初、壁に固定して浮かすプランでしたが、白木系になったことでインテリアに映える脚のあるテレビボードにさせて頂きました。
Iさんらしい雰囲気になるように、モールディングの形状一つ一つにこだわりました。
無塗装でも品のあるラスティック感が出て素敵です。


モール部分を塗装しました。引出し2つのはずが繋がってますね。このしかけは後日・・・。


つまみをつければ完成です。
このテレビボードが右側の壁とどうマッチするか。良いアクセントになってくれますように。

いつも余白を残したデザインがモットーの私たちですが、Iさんのリビングはディスプレイも含めて最初から造りこませて頂きます。
でも飽きが来ず、なんだか心地よい空間を目指して、ご家族に喜んで頂ける空間を造りたいと思います。
Iさん、どうぞ楽しみにお待ちくださいね。

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