デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

スタイルのあるインテリアが出来上がりました。

2017-10-11

以前ご紹介しましたI様のお部屋が無事に完成しました。
リビングからご紹介させて頂きます。


何もない壁。養生中です。


壁掛けテレビとテレビボードが付く面です。
リビング入り口扉の高さと右壁面の梁の高さが違うのが悩ましいところですが・・・


これを使って解消していきます。オーク材を着色したモールディングです。


梁の下端と入口ドアの上端で高さを合わせて繋がって見えるようにしました。
腰壁をつけることで、何もない壁に少しずつ表情が出てきました。


ブルーグレイの壁紙を貼るとずいぶん雰囲気が変わりました。
テレビ面のモールディングはこのクロスをバランス良く見切るために施しています。


現場に札束が~!! 
いえ実はこれ、タイルです。これから500枚以上のタイルを二人で貼っていきます。


その横でスタンバイしている御三方。
どんな効果を見せてくれるか楽しみです^^

その後の写真をまた撮り忘れ・・・、約一週間後に完成しました。

色は違いますが、スケッチに近い雰囲気に仕上がりました。


テレビボードはクラシカルになり過ぎず、程良い存在感と飽きのこないデザインを意識して、装飾一つ一つを選びました。


一番右側はDVDプレーヤーのリモコンが利くようにガラスを取り入れていますが、デザインを壊さないように
2枚の扉に見せかけた1枚扉の引出しになっています。プレーヤーが乗る中の棚板は高さ調整ができます。


格子扉は一枚、一枚無垢材を削って角度をつけ、扉枠に差し込んで丁寧に製作しています。
この格子があることで、少しだけリゾート感が出せているでしょうか。
テレビ配線の経路もクロスを貼る前に施しています。


アクセントになる額縁も品良く飾られました。
個人的にも大好きなウィリアムモリスの植物柄の壁紙です。
3つ目の柄をどれにするか悩みましたが、お互い喧嘩せず良いバランスになりました。


細かいところですが、額の見付けをシャープにすることで、自然と絵に目がいきやすくしています。
素朴だけど繊細、可愛らしさと上品さ相反する要素を感じるのはこんな小さなこだわりからかもしれません。


モールディングの調色もずいぶん悩みました。
もう少し腰パネルの色に寄せて白っぽくするとエレガントになったかもしれません。
ご主人のコテコテにすると疲れるので程良く・・・という言葉を思い出しながら、慎重に色を入れていきました。


清々しくて気持ちの良い空気感に、思い切り深呼吸したくなります^^


ダイニングのペンダントライト越しに見えるリビング。
当初から選ばれていたペンダントライトがお部屋の雰囲気にぴったりでした。
照明とブラインドも合わせてお部屋全体をコーディネートさせて頂くことができました。

お会いして最初のキーワードは「ハワイのような」でしたが、テイストにはまらないI様らしい心地よい空間になったような気がします。
次は寝室とカップボードもご紹介させて頂きます。

 

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