デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

2面をつなげる収納家具

2015-10-28

ただいまY様のダイニング収納を製作中です。

ご相談はダイニングの壁面と、キッチンカウンター下スペースに収納を設けたいとのことでした。マンションには付き物の、梁やパイプスペースなどの凹凸が少々目立つ印象です。
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そこで、パソコン用のデスクカウンターをキッチン側とつなげるご提案をさせて頂きました。
プリンターを乗せるスペースを兼ねておりますが、カウンターで2面がつながることで、柱の凹凸を感じにくく、空間を広く見せる効果があります。

そして、ただいま下台を製作中です。
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工場で見ると、とても大きく見えて毎回入るかなぁと不安になりますが、ちゃんと入ります。
扉やカウンター、アクセントのバックパネルなど、見栄えがするものはこれからですが、出来上がりを想像するのは楽しいものです。

Yさん、お届けを楽しみにしててくださいね^^

突き板のカップボード

2015-10-19

ただいまU様のカップボードを製作中です。

8月に初めてお会いしたとき、U様にお持ち頂いた 「現在使用中の収納リスト」 がとても印象的でした。とても分かりやすく事細かに分析して頂いたので勝手ながらご紹介させて頂きます。
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お仕事と家事と育児を両立されながらきちんとお料理されているのがわかります。

U様のご希望はご新築に合せて配膳スペースを広く取りたいということで、2パターンをベースに比較検討して頂きました。

大きく、食器・ストック・食品・調理器具・ごみリサイクル と5つに分けて、それぞれU様の使い勝手に合せた容量で右プランをベースにお打合せをさせて頂きました。


最終的にこのような形で製作させて頂いております。

収納と同じくこだわられたのは、素材です。
水や油を使うキッチンやカップボードはメラミン化粧板を使用することが多いのですが、手触りと経年変化を楽しまれたいということで、天然木を薄くスライスした突き板を使用させて頂くことになりました。
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こちらは塗装前の吊戸棚。
ホワイトアッシュとチェリーを使用しています。
ホワイトアッシュをベースにチェリーの差し色がポイントです。

引出しの取っ手の形状を何度か削りながら一番良く見えるバランスを考えています。
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引出しとその横の引戸に取付く取っ手の大きさはイメージが決まる大事なところです。
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今は真っ白で仕上がりが想像しづらいですが、オイル塗装をすると木の特長が強調されて一気に家具らしく仕上がります。
お届けがとても楽しみです^^

ヴィンテージ感のある素材で

2015-10-10

先々週、K様のキッチン収納を納品させて頂きました。
(ご紹介がずいぶん遅れております。。。)

ここ数年、壁紙や化粧板など建築素材でも定着しつつあるヴィンテージ感のあるテイスト。
一見、古材のように見えるけれど、水や汚れに強く耐久性のある素材を気軽に使えるようになった気がします。

K様もナチュラルなインテリアに少しヴィンテージ感をプラスした風合いで、キッチンで長く使用できる耐久性のある素材をご希望でした。
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ダメージ感のある古材のように見えますが、水や汚れに強いメラミン化粧板です。

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アンティークになり過ぎず、程よい存在感のあるアイアンのハンドルです。

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K様のご要望で引違い戸に。
開口幅が狭くなるので心配しておりましたが、思った以上の収納力です。

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限られたスペースで、一番ネックになっていたホットプレート。
引出しにすると幅が余計必要になるので、台車式に。

そのほかホームベーカリーなど行き場が無く床置きにされていた機器も定位置に収まり、キッチンがずいぶんすっきりしました。

お好みのテイストに耐久性と収納力も備わって、毎日の家事が少しだけワクワクな時間になると嬉しく思います。

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