デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

ユニフォームを飾るショーケース

2016-4-24

インテリアコーディネートほんだな さんからのご依頼で、H様のプライベートルームにショーケースを製作させて頂きました。
H様がお持ちのユニフォームをディスプレイされたいということで、コーディネーターさんと何度かお打合せさせて頂いて、ハンガーに掛けるものとたたんで見せるものとを分けて製作することになりました。

実施図面
たたんで見せる部分は、遠目からでもユニフォームが見える勾配を検討させて頂きました。勾配がつくほど滑りやすくなるので、コーディネーターさんからの指示で地板にはフェルトを張ることに。
普段お客様との打合せが殆どなので、的確なご意見にビシッと気が引き締まります^^ 埃が入らないよう強化ガラスのフタを設けています。

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そして、こんな形になりました。
ユニフォームを飾られた写真を早速送って頂きました。
色鮮やかなユニフォームがインテリアのアクセントになっています。

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ユニフォームは飾り方によってはカジュアルでラフな印象を受けがちですが、こんな飾り方をすると落ち着きのある上質な大人の趣味室のように印象もガラリと変わりますね。

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ガラス越しのリビングからも撮影して頂きました。
リビングからさりげなく見える書斎とディスプレイが格調高い雰囲気でとても素敵でした。
家具だけではなく、ディスプレイや身の回りのもの全てコーディネートされた空間でH様はさぞかし喜ばれたことと思います。

コーディネーターの本田様、H様、大変お世話になりました。
楽しくお仕事をさせて頂けて本当にありがとうございました。

やさしい木目の壁面収納

2016-4-18

昨年の4月にお会いしてから1年経ち、ようやくF様の壁面収納をお取付させて頂きました。
ご新築の方は平面図だけでお打合せを進めますが、現地を拝見できるのは内覧会のときに一度だけ。
スケール感や床や壁の色、形にないものをイメージするのはとても難しいことかと思います。
F様もだいたいのご要望を図面化して、現地で細かい内容をお打合せさせて頂きました。
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高さが異なる梁が左の壁と正面にありました。天井いっぱいまで収納にすることもできますが、左の梁が気になります。
思い切って家具の高さを低くして、正面の梁は壁を造作することで隠すことにしました。

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まずは電気配線から。外壁側にあるテレビのコンセントをテレビボード内に移設するために、家具の下を通しています。電気配線は恒例になってきました^^

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家具の中にすっきりおさまりました。

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左の梁の高さに合せて製作した家具を取付けていきます。
正面の梁は段差がそのままだとすっきりしないので、このあと壁を造作してクロスを貼りました。

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完成です。正面の梁はあとかたもなく壁にしか見えません。
梁の凹凸がなくなっただけでずいぶんスッキリしました。
お部屋の広さとの兼ね合いで家具の奥行きを悩まれていましたが、むしろ家具が取付いたほうがお部屋が広く見えます。

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やさしい木目とモスグリーンのクロスの組合せが森の中にいるようで、ヒーリング効果がありそうな気がします^^

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お手持ちのソファーやテーブルとの相性もバッチリでした。
お子様が小さいうちはおもちゃが占めるかと思いますが、これからいろいろなものを収納されても融通が利く可動棚です。
ご家族のライフスタイルに合せてたくさん愛用頂けると嬉しく思います。

Fさま、この度はありがとうございました。
そしてこれからもお付合いをよろしくお願い致します!

ダークトーンのカップボード

2016-4-12

先日、T様のご新築マンションに合せてカップボードをお取付させて頂きました。
初めてお打合せをさせて頂いたのは昨年10月。
先月の内覧会で実際に色合わせをして、ようやく完成しました。
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天井までのカップボードにダークトーンは敬遠されがちですが、マットな木目がインテリアとして映えてとても素敵でした。

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生活感を極力なくされたいということで、オーブンレンジはフラップ扉で隠す収納に。操作性はとてもスムースでゆっくりソフトに閉まります。

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開閉方法はフラップ扉以外、取っ手はつけずに全てプッシュオープン式です。引出しはレールを見せずに側面まで仕上げています。

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キッチン収納というよりリビングボードのようなデザインなので、不思議と圧迫感よりも広がりを感じます。
機能性はもちろんのこと、LDKのインテリアとしてT様らしい空間に溶け込めたら嬉しいです^^

ダイニングに子供のデスクカウンター

2016-4-10

4月から小学生になるデザインコンパスの監督さん。
入学=ランドセルと学習机というイメージがありますが、監督さんの性格上、大きくなっても一人こもって勉強するタイプではなさそうなので、ダイニングにずっと使えるカウンターを造りました。
監督さんからの発注書です(笑)
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おもいで!?は造ることはできませんが、これからたくさん詰めていってもらえればと思います。

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キッチンと同じようにコーナーをアールにして、ダイニングが包まれているような形のデスクカウンターになりました。

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キッチンに居ながら様子がうかがえます。
そのかわり、事あるごとに呼ばれますが・・・。

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先輩ママから「小学校は書類が多い」と聞いていたので、忘れてはいけない書類の一時置きを造りました。
果たして使い勝手はどうでしょうか?これから試してみたいと思います。

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発注書にはスタンドライトがありましたが(^^;)、デスクに配線がごちゃごちゃしそうなので棚に組込みました。影になるスペースなので、昼間でも机に向かうときは点灯したほうが良さそうです。

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椅子に座った状態で開け閉めできる位置に引出しを設けました。
何を入れるかは教科書をもらってきて自分で決めてもらおうと思います。
ハンカチ、給食ナフキンなども引出しに。
学校へ行く用意が洋服以外全部ここで、自分でできるように。そして親も楽になるように・・・。

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キッチンの腰壁と同じタモ材で統一しました。
子供が巣立って使わなくなったら、家事コーナーかちょっとしたワークスペースに使いたいと思います。
子供が本当に勉強する期間はおそらく10年ちょっと。
大人になると要らなくなった勉強机が物置き台にという悲しい結果にならない為にも、長い目でみて家族全員が使える状態にしておくと良いかと思います。

新しいランドセルと一緒にたくさん使って良い味が出ることを願ってます。
おもいで、いっぱいつくってね!

やさしいキッチン

2016-4-1

昨年6月に自宅のダイニングキッチンを吹き抜けにして以来、ずっと継ぎはぎ状態の壁を維持しておりましたが^^;、ようやくキッチンが完成しました。
合間を縫って少しずつ完成したキッチン。
丸みを帯びた形状、色味、使い勝手、感じる空気感・・・すべてにやさしいキッチンを意識しました。

以前のダイニングキッチン↓
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そして天井を吹き抜けにして・・・
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そして今回、こんなキッチンになりました。
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小さな子どもがよく頭を打っていたカウンター収納をやめて、ゆるやかなカーブの形状にしました。突き板の木目が映えるように、天板は薄い人工大理石でシンプルに、パーティションのようなボックスがトンと置いてあるようなイメージを意識しました。

キッチン側の以前はこうでしたが↓
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吹き抜けと同時にレンジフードを変えて↓
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こんなキッチンになりました↓
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あえて、白、木目、白い框と扉を3パターン組合せました。
お客様に見て頂けるサンプルを兼ねてですが、もちろんランダムにすることでデザイン的に変化が楽しめます。
飽きがこず、程よい心地良さを感じる組合せ・・・長い間悩みました。

既製品にはほとんど採用されていないキッチン内部のゴミ箱スペース。
今までは我が家も背面のカップボード内にゴミ箱がありましたが、毎回振り向かなければならず、リビングから遠かったため、シンク横に組み込みました。
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野菜の皮むきもかがまずシンクに立った状態でできるので、とても家事が楽になりました。作業台に生ごみの一時置きがなくなったので、作業スペースが広く使えます。

使い易さではもう一つ。天板の高さを5cm高い90cmにしました。
システムキッチンの天板高は通常85cmですが、身長170cmの私には低く、気付かないうちに腰に負担がかかっていたようです。
5cm変わるだけで、なんと楽なんでしょう~!! 
身長が特に低い人や高い人は、日常生活の中で気付かないうちに負担になっていることが多いはずです。
何かのきっかけに見直してみることも大事なことだと思いました。

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まだまだ書きたいことはありますが、また施工例でご紹介をさせて頂きます。
最近登場が少ないポッカ、少々いじけモードですが元気です^^

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