デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

グレイッシュな壁面収納が完成しました。

2018-3-31

先日ご紹介させて頂きましたT様の壁面収納が無事に完成致しました。


施工前。何もないと大きな梁の存在感が気になります。


左側の収納から順に設置していきます。


梁に面を合わせることが綺麗な納まりに繋がります。
どの現場も床・壁・天井が完全な90度ではないのでどう納めるか、いつも考えるところです。


壁掛テレビになる場所です。テレビを見る側から影にならないよう奥行きを前面に出しています。


その裏側は間接照明や壁掛けテレビの配線経路を仕込んでいます。


形になってきました。梁の下にぴったりと納まりつつあります。


中央にエコカラットを貼り、家具が完成しました。全面壁のように見えますが・・・


左側は開き扉、そしてテレビ両サイドは大きな一枚の引戸になっています。


左側は上からファックス、プリンター、ノートパソコン等の薄い物の指定席になっています。
そして小引出しには文具、3段引出しはクリアファイルが2枚並列して収納できるサイズに合わせています。
一番下はお掃除ロボットの基地に。電源が必要な場所にコンセントを増設してあります。


梁が無かったように、何とかうまく納まりました。
が・・・。実はクロスの納期が間に合わず、お引越し後に施工させて頂くことになりました。
気持ち良く完成させたかったのですが、ご迷惑をお掛けしました。


そして後日、梁部分のクロスを貼り終えました。
引戸レールより手前から梁にかけてがクロス、引戸レールよりタイル面までが家具の化粧板です。
全く違和感のない、むしろ梁まで壁面収納として製作したかのような納まりになりました。


お陰様でお引越し後に伺うことができました。
素敵なパープルのソファーはもちろん、お部屋全体にすっかりとけこんで本当に気持ちの良い空間でした。


たくさんのサンプルから悩んで選んで頂いたグレーの中で一番薄い色でした。
光のあたり方によって、カプチーノっぽくもパープルっぽくも見えるグレー。
色だけでなく、家具自身が置かれた状況に合せて自分をコーディネートしているようにも思えてきました。
そのくらい、永くご家族に寄り添える家具であったらいいなと思います。

T様、大変お世話になりました。これからもお付き合いよろしくお願い致します!

ライフスタイルによって、付け足していく家具

2018-3-24

4年前にご新築の洗面台でお世話になりましたO様。

その後、ダイニングの空いたスペースに3人のお子様の教材収納を・・・ということで、プリンター台を兼ねたL型の壁面収納を設置させて頂きました。
当時ピアノを置かれていたので、その横に設置できる最大限の幅1.3m程の収納です。
更に昨年、不足している収納場所の確保としてプリンター上に吊戸棚を設置させて頂きました。
が、お子様の成長に伴って増えていく教材の収納がそれでも充分ではありませんでした。

そして今回、長年愛用されていたピアノをお引越しされるということで、新たな収納をご提案させて頂きました。


3人のお子様がそれぞれプライベートロッカーのようにたっぷり収納できること。
そして将来はご夫婦の収納にもなりうるので、右側はキッチンからも使い易い開き勝手に。
出来る限り扉を閉めているときはスッキリ壁化できるよう、取っ手のないプッシュオープン式でご提案させて頂きました。


最初から全て設置されていたような壁面収納が出来ました。
ご家族のその時々のライフスタイルによって足されていった中身の濃い収納です。


壁化してラインが綺麗に揃ったことで、設置する前よりもダイニングがずいぶん広く感じるようになりました。


今度こそ、充実した収納量です。
これからまたご家族のライフスタイルによって内部がアレンジされていくかと思います。
一緒に成長していける愛される家具でありますように。
ご家族の皆さま、これからも家具共々お付き合いをよろしくお願い致します^^

白と木目が映えるテレビボードをお届けしました。

2018-3-15

先月ご紹介させて頂きましたSさまのコントラストが映えるテレビボードをお届けしました。

下見にお伺いした際に、カーテンボックスの下がり壁と奥の部屋のエアコン配管の通り道をしっかり採寸しました。
図面で予定していたよりも下がり壁が高かったので、バランスを見直して製作させて頂きました。

そしていざ取付です。上の吊戸は扉を開けてエアコンの配管ができるようシビアな位置でセッティングします。

テレビボードを宙に浮かせるには低いコンセントの位置を移動して、壁の中で配線ができるように上下に配線孔を設けています。
既存の穴を塞ぐ化粧板はテレビボードが下がらないよう補強も兼ねています。

テレビも設置して、完成しました!

扉を開けるとそれぞれ目的別に充実した収納量です。

下台は正面から天板の厚みを感じないスッキリとした納まりにさせて頂きました。
引出しを開けるときの手掛かりは無垢材を使用しています。

上の扉も同じ手掛かりに。片手で軽く開けられて、閉まるときはそっと押すだけで自動で閉まります。

家具が完成した時よりも少し飴色に近づいたようです。
オイル塗装なので肌触りが優しく経年変化も早いので、これからが楽しみです^^


正面から見た木目の流れが美しいテレビボード。
実物が無く、図面とパースとサンプルだけでご検討頂きました。
最初にS様から頂いたこんな感じでというスタイリッシュモダンなイメージ写真よりも温もりがあって
どこか可愛らしい、S様ならではの愛される家具になった気がします。

S様、大変お世話になりました。
新しいご家族といっしょに新生活、たくさん楽しまれてください。
家具共々これからもよろしくお願いします!

オーダーならではの家具をお届けしました。

2018-3-11

先日ご紹介させて頂きましたO様の家具が無事に取付きました。
オーダーならではの家具です。

納期の関係で、先に玄関のベンチからお届け致しました。
玄関を入ってすぐの限られたスペースに取り付けていきます。

脚を付けずに、そして取付金具を表に見えない固定方法を考えてのデザインです。
本体を白い巾木の上に乗せることで強度を保ちます。

ジャストサイズで納まりました。

平面と側面の二面で角度の異なる形状です。
製作段階はこんな感じでした。

ねじれのある難しい形状でしたが何とか形になりました。


玄関を入ってからの動線を邪魔しないシャープなラインです。


座った状態で靴を脱いだあと脚の向きを変えてそのままホールへ上がって頂けます。
O様ご夫婦のスマートなライフスタイルにぴったりのオブジェのようなベンチになりました。

後日、カップボードのお取付けもさせて頂きました。
大きなパイプスペースがネックになっていた設置場所です。

左から、冷蔵庫上とパイプスペース前そして家電収納とそれぞれ奥行きが異なる本体ですが前面をぴったり合わせて設置します。

こちらも完成しました。

パイプスペースの凹凸は全く感じないスッキリとしたカップボードです。


内部の収納も充実しています。
パイプスペース前は奥行きの浅い収納に向いている可動棚です。
ネックになっていた部分が逆に使える収納になりました。


生活感を出したくないというO様のご要望で家電も隠しています。
O様の身長で無理なく使い易い高さ設定です。


キッチンの扉と同じ素材でリビングダイニングからの見た目もずいぶんスッキリしました。

どちらも既製品ではなかなか代用できない形状で大変やりがいのお仕事でした。
お声を掛けて頂いて心から感謝しております。

O様、これからが楽しみですね。
引続きどうぞよろしくお願い致します。

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