デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

フレキシブルなテーブル収納

2017-12-30

年内最後にお届けさせて頂いたのはH様のテーブルとワゴン収納でした。
春に水回りのリフォームをさせて頂いた後に、テーブルのご相談を頂いておりました。

お手製のテーブルが壊れてしまったのがきっかけでしたが、その用途はお食事だけではありません。
手芸が趣味のH様。一度作り始めると1ヵ月以上没頭してしまう程だそうです。
それを毎回片付ける必要なく出しっ放しでもお食事ができるダイニングテーブル。
ダイニングテーブルだけど、座ったままでミシンやアイロン、手芸用品がすぐ取り出せる収納を兼ねた作業台。
とにかく1台で全てのことがまかなえてフレキシブルなテーブルがご希望でした。

ヒアリングを重ねて一度は形になりかけましたが、テーブル一つに全てを含めてしまうとかなり無理があり、
またそれがかえって使いづらく違和感を感じたので、シンプルにご提案をさせて頂きました。

テーブルはシンプルに、少しエレガントな要素を取り入れつつ、50cm定規やアイロン台を収納できる寸法設定に。


ミシン、アイロン、糸や布、小物類、全ての寸法に合わせて用途別に整理収納できるサイドワゴンをテーブルと別にさせて頂きました。
高さや奥行き、幅、全てミリ単位で無駄なく入る設定です。


構想から数か月、ようやく形になりました。


ワゴン収納の一番上は、ミシン糸とボビン収納です。
H様がお弁当用のピックを使ってミシン糸とボビンを整理されていたので、同じように整理できるようにしました。
同じ色の糸とボビンが一目瞭然、有孔ボードの底板に棒を抜き差しして自由にアレンジして頂けます。


その下は、フェルト収納。
クリアファイルに色別でフェルトを整理されるとのことで、程よく倒れず仕訳がしやすい分割で
仕切り板を入れさせて頂きました。こちらも上から見下ろせるので一目瞭然。さっと取り出せそうです。


一番下はミシン収納。ミシンが取り出し易いように引出しの立上りを低く設定しています。
ワゴン収納の奥行きは、このミシンに合わせています。


その他リボンもたくさん。カラフルなので、淡い色の家具にとても映えます。


ワゴンを付けていない側面は、エレガントな曲線が見た目にも和らいだ雰囲気です。


ワゴン収納はキャスターで動かせるので、作業中はL型に配して頂くと必要なものがすぐ取り出せて便利です。


テーブルとワゴンを付けたときの天板が一枚に見えるよう、木目の流れを合わせています。
これだけあると作業中でも気にせずお食事して頂けると思います。
ワゴン収納だけ壁面にチェストとして置かれたり、その上にディスプレイをされたり・・・
フレキシブルな一台(二台?)、組合せ方もいろいろと楽しんで頂けると嬉しいです。

Hさま、大変長らくお待たせ致しました。
家具共々これからもよろしくお願い致します!

空間に溶け込む家具

2017-12-25

秋に施工させて頂いたIさまより、ご入居後しばらくしてご相談を頂きました。
以前使用されていたローテーブルが空間に合わず、どんなラグとテーブルが合うか分からないとのことでした。

床や壁、家具の木色、壁のディスプレイなど、派手な主張はしていないものの
テイストが限られていないようで限られていて・・・確かに仰る通り難しいです。
ライト系・ミディアム系・ダーク系の代表的な木色の家具では浮いてしまうし、
グレイッシュトーンでも形によってはモダンな印象に偏りがちです。
形状より先に色柄で悩みました。

そして悩んだ末の素材がこちら。

右が既に空間に取り入れている色柄で、左が今回採用したいと思った素材です。
ブルーグレーの壁紙がIさまのお気に入りでラグもその系統をご希望でしたが、同系色だとどちらも映えなかったので、どの植物柄にも合う亜麻色のラグをセレクトしました。
そして同じく亜麻色の化粧板と、淡いブルーが入った紙布をポイントにしたテーブルにしたい!
それだけ先に決めてからの構想が長かったです。

普段使いと拡張したとき、両方を美しく見せたくて、
ハーゲンダッツのクリスピーサンドのような形で、クリームの部分が回転して拡張したり・・・

マッチ箱のように、周りのフレームがスライドして拡張したり・・・
スケッチブックに色々な妄想を描きましたが、拡張するときの所作が美しくなかったり、
強度と使い勝手に問題があったり、どこか腑に落ちず降りてくるまでにずいぶん時間がかかりました。

そしてようやくこんな形になりました。

小さなつまみを引き出してその上に天板を乗せて拡張するテーブルです。


反対側は中がオープンになっているので、リモコンや雑誌を入れるスペースにできます。


片方のつまみを引き出すと、天板2枚が一緒に出てきます。


そして引き出した二つの箱の上にそれぞれ天板を乗せて、


大きく拡張される形です。サイドからちらりと見える紙布がポイントになっています。
果たして空間に合うのかどうか、多少不安ではありましたが・・・



無事納まりました。
テレビボードのデザインと素材やつまみが程よくリンクして良い雰囲気でした。
テレビボードでご提案していて使用できなかった網代(竹を編んだ素材)でしたが、それに似た紙布を使用させて頂けて嬉しかったです。
天板は白でも木目でもない近くで見ると布のような質感のメラミン化粧板です。


拡張しても品良く主張し過ぎることのないデザインです。
テーブルの角張った形状を和らげる為にラグを円形にして正解でした。
写っていませんが、照明の形状とリンクしていて調和が取れていて素敵でした。

ご提案できるまでずいぶんお待たせした上、先週末の夕方バタバタと納品をさせて頂きました。
自由に発想させて頂いて、また受け入れて頂いて、本当に感謝しております。
どこにもないIさまだけのテーブル。
クリスマスやお正月、たくさん使って頂いて可愛がって頂けると嬉しく思います。

物づくり、いろいろ

2017-12-6

先月は、お打合せとプランニングの日々でした。
気付けば12月も一週間が過ぎ・・・焦ります^^;

慌ただしい中でもこの時期、外に出ると眼に入ってくる色とりどりの紅葉にテンションが上がります。
春のパステルカラーよりも大地のエネルギーを感じる秋の紅葉色が個人的に大好きです。

ポッカもオータムカラーだしね!
ん?そうかなぁ。

先月、小さい監督さんが消しゴム版画を習ってきたので便乗してみました。
今また流行っているようです。

木彫りが趣味だった祖母の彫刻刀を幸運にも譲ってもらい、使ってみました。
消しゴムに使うなんて怒られそうですが、練習です^^;

思いのほか、3人とも夢中になってしまいました。
42歳のオジサンが作ったかわいい版画 ↓
鼻がシャネルみたいです(笑)


上手い下手は別として、楽しい時間でした。

一生夢中になれる趣味があるといいなぁと思うこの頃です。
おばあちゃん、今度はちゃんと木を彫ってみるからね。
生きている間に習いたかったなぁ。









さあ、今年もあと少し。
頭と心をフル回転でいい仕事をしたいと思います。
ポッカも来年の戌年に向けてやる気満タンです!

キッチンに合わせたサイドボード

2017-11-15

引続き、K様のダイニングサイドボードをご紹介させて頂きます。
テレビボードと同じくご入居前の設置をご希望でしたので、図面状である程度の形を決めて頂いておりました。


内覧会で採寸と色合わせをさせて頂きました。
ダイニングのちょうど凹んだ部分です。



扉はキッチンと合わせて、カウンターは奥様のご希望で艶と表情のある木目で引き締めることに。
奥行き35cmと限られる為、間接照明は埋込式のテープライトを使用させて頂きました。


合せてご用意させて頂いたペンダントライトの陰影がスマホで撮影すると極端に見えますが、
水のゆらめきを表現したガラスのペンダントライトと間接照明の光量が程良いバランスでした。
キッチンの扉と台輪両方に色柄を合わせているので、最初からあったようです。

後日お伺いさせて頂いたときは空間にぴったりの絵が飾られていて素敵でした。
テレビボード同様、収納の使い勝手はこれからかと思いますが、K様ご家族のライフスタイルに寄り添っていける家具であったらいいなと思います。
K様、これからもどうぞよろしくお願いします!


ホームシアターとテレビボード

2017-11-15

先週、K様のご新築に合わせてテレビボードとダイニングのサイドボードを施工させて頂きました。

ホームシアターを具体的にご計画されていたので、頂いた設計図を基にテレビボードのプランをさせて頂きました。
現地にお伺いする前に、K様とホームシアターの業者様と三社でお打合せの時間を頂けたので、お打合せもスムーズでした。
スピーカー、アンプ、ウーハーの設置場所や配線経路、熱対策などいろいろと配慮させて頂きました。



製作中はこんな感じです。無垢材の格子はこうして製材して組み立てていきます。

無塗装の状態ですとあまり感動がありませんが、仕上がりは後ほど。


そしていざ現地へ。内覧会で採寸済みでしたが、コンセントやリモコンの数がたくさんあります。


本体は連結してから乗せていきます。無塗装の状態とは別物のようですが、無着色のオイルを施しています。


本体が設置されました。両サイドのフロントスピーカーまで、家具の奥で配線が行き来できるようにしています。


本体が組み上がった翌日にタイル施工です。
リビング入り口からの折り返しのある壁と、リモコンやスイッチ周り。
予想以上に時間がかかりましたが・・・。


何とか完成しました。


図面通り、ウォールナットとタイルとの相性もばっちりでした。


リビングに入ってすぐの視線。
タイルとテレビボードのラインが奥まですーっと伸びて、お部屋がますます広く感じられました。


ホームシアターとテレビを設置後のお写真を撮影できませんでしたが、とても美しく納まっていました。
上質な音と映像に合うラグジュアリーな空間づくりに少しでもお役に立てて光栄です。

次はダイニングのサイドボードもご紹介させて頂きます。

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