デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

広々リビングダイニングへ

2017-11-1

先週末、Nさまの2週間のリフォーム工事と造作家具が無事完成しました。
お住まいながらのリフォーム、大変ご不便をお掛けしました。
ご家族の皆様にご協力頂いて心から感謝しております。

今回のリフォームの目的は、和室をなくしてバリアフリーにすることと、使い勝手の良い収納場所の確保でした。
テレビの位置やクローゼットの向きをいろいろとご検討頂いて、図のような間取りで施工をさせて頂くことになりました。

圧迫感のあるリビングの出入り口でしたが・・・

間仕切りや下がり壁を撤去して、

解放感のある明るいリビングに変わりました。

テーブル以外に物を置くスペースがなかったリビングダイニングでしたが・・・

お孫さんが走り回れるほどのスペースが出来ました。

対面の壁面収納を最後に施工させて頂きました。
以前ご紹介させて頂いた造作家具です。

下台から施工していきます。壁がコンクリートなので台輪部分を利用して配線しています。


カウンターから上は連結してから乗せます。
大理石の天板が非常に重たいですが、これも美しい納まりのためです。


右半分が乗りました。ふ~っと一息です。


左はテレビのバックパネルを後から貼ります。
奥様に選んで頂いた壁紙を貼る予定です。


本体が無事組み上がりました。
引出しの数は18杯。引出しを抜いた状態はメカのようですが、プッシュオープン式でとても繊細な動きをしてくれます。


収納としてはあまり活かされていなかった間口4.3mの壁面でしたが・・・


全て目的のある収納で埋め尽くされました。
梁の段差も全く気にならなくなりました。


ヘーゼルナッツという名前の人工大理石。何十種類もの中からこの空間にはこれしか無いというほどしっくりきました。
床がウォールナット(くるみ)なのでナッツ繋がりでしょうか^^、相性ぴったりです。
全体が同じトーンの化粧板の中にスッと異素材の差し色が入るだけで、お部屋全体の印象が変りました。


テレビの背面はエレガントで品のある壁紙に。さりげない光沢が利いています。


キッチンからの奥行きがとても感じられるようになりました。
キッチンに近い手前側はトースターやコーヒーメーカー、下には一升瓶やお米、食器もたくさん入ります。
季節ごとのディスプレイをライトアップして、その両サイドには奥様が大切にされていたグラスを。
飾るだけじゃなく、使用される頻度やその楽しみも増えるといいなと思います^^
中央下の開き扉の中は、使われなくなった桐ダンスの引出し2段だけを利用して収納しています。
そしてテレビ下にはチューナーやプレーヤー、プリンタースペースは引き出したまま使用できるように・・・。

そんな多岐にわたる種類のものが収納されているとは分からない装いですが、N様ご家族だけの特別仕様です。
これからいろいろ試して頂いて、またそれを楽しんで頂けたら嬉しく思います。

N様、大変お世話になりました。これからもお付き合いよろしくお願いします。

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