デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

木目と白の爽やかカップボード

2022-3-18

仰げば尊し~
卒業や新たなスタート、色々な節目の季節ですね。
娘の卒業式、6年間の想い出に込み上げるものがありました。
激動の時代だからこそ、いま生きていることに日々感謝したいと思います。

さて、随分更新が遅れてしまいましたが先月施工させて頂きましたF様のカップボードをご紹介致します。
カップボードの設置場所は、リビングから見て奥まった左側のスペースです。
お伺い前にお写真を送って頂きました。

クローゼットやキッチンの扉が床に近いミディアム調の木目です。


同じく設置場所左横にも木目の扉が面積を占めていました。

全体を木目にすると重たい印象になってしまいそうですし、真っ白なカップボードも少し浮いてしまいそうな印象です。
お部屋の雰囲気とリンクしつつ、上部の重たさを軽減したプランで2案ご提案をさせて頂きました。

カウンター下はキッチンの木目に合わせて、吊戸棚をガラスや白い扉で抜きをつくるプランです。
異素材のタイルが入るとより垢抜けた印象になりそうです。

その後、F様のお好みのタイルを探して頂いて、何度かやり取りをさせて頂きました。

最終的に選んで頂いたのは青磁色で特徴のある形状のタイル。
貼る方向によって、印象も変わります。
バナナの葉型にも見える左下の貼り方向にてご準備させて頂くことになりました。

そして製作期間を経てお届けの日。

間接照明の配線や、コンセントを増設して下台を設置しました。


吊戸棚を天井にピッタリ設置して、タイルを貼っていきます。
間接照明が点くとテンションが上がります^^


左側の壁に合わせて天板を納めています。
下の巾木の形状に合わせて側板を切りかいでいるので、隙間が生じず美しく見えます。


完成しました。
青磁色のタイルに間接照明の光が映えて、マイナスイオンを発しているような爽やかさを感じます。


天板上のコンセント横の小さな丸ボタンを触れるだけで照明の入り切りが出来ます。
点灯するとタイルの凹凸が際立って、更に奥まで広く長く見えます。


キッチンと色味を合わせてもそれはそれで素敵かと思いますが、少し飽きを感じたかもしれません。
何より、F様がお気に入りのタイルに囲まれて特別な空間になったような気がします。


F様、大変長らくお待たせを致しました。
新生活、たくさん楽しまれてください^^
これからもよろしくお願い致します。

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