デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

シームレスな洗面とスマートなカップボード

2020-2-29

コロナウィルスの影響で刻々と変化する状況に戸惑うばかりですが、今できることを冷静に判断していきたいと思います。
そんな中、小学校も突然の休校で昨日はどんな顔して帰ってくるかと思っておりましたが「先生お世話になりました会」をしたとのことでした。
前々から計画していた先生へのサプライズは全て実行できなかったけど、皆んなからのメッセージは伝えられたそうです。
一年間、愛情を注いでこられた先生が終業式もできずに終了を余儀なくされ、教育業界は子供や親以上に先生もやりきれない気持ちかと思います。
不満や避難はどうしても出てしまいますが、子供たちの柔軟で思いやりのある行動にはっと気づかされた一日でした。与えられた時間を大事に頑張っていきましょう。

 

さて、昨年から打合せを重ねてきましたM様の洗面台とカップボードを施工致しました。
ご新築の工程に合わせての設置でしたので、設備や電気工事はハウスメーカーさんに予め図面で先行して頂きました。

こちらは洗面台。間接照明の通電した状態を確認できずのお引渡しでした。
間口180cm。横ラインをスッキリと強調したフォルムです。


こちらは洗面後ろの階段からの景色です。
降りてきながらハミングしてしまいそうです^^


お引越し後におじゃまして、照明がついた状態を拝見できました。
使いやすさと収納したい物が入る高さ、間接照明が映えてスッキリ見える高さ両方のバランスを図りました。


人工大理石の天板とボウルはもちろん、排水溝もシームレスで清潔感があります。
立上りの水撥ねも防水用のタイルなので気にならない以上に、タイルの陰影が美しく幻想的です。

カップボードも設置させて頂きました。

こちらは下のキャビネットの間口が約3.6m。
当初は下台だけの予定でしたが、吊戸棚もご提案させて頂きました。
洗面台と同じく、横ラインを強調したフォルムでスッキリしています。


引出の高さもMさんが普段使いやすい高さでミリ単位の設定です。
水筒や調理器具などに有効高さ30cm確保しつつ、内引出しを設けたスパンを1ヶ所。
食器類用の浅い引出しと別に高さ設定が違う引出しがあると便利です。


そして食品庫のスパンも一つ。
引出と違うメリットとしては、メッシュなので3段が見通せるところでしょうか。
お引越し後にお伺いすると早速たくさん使って頂けていました。


最近ご要望が多いのは取っ手は付けたくないけど引出し易い引出し。
ということで、よく使わせて頂いている引手です。
よくあるライン引手と違って正面から見える引手はわずか5mm。
扉と同じ面材で巻き込んでいるので設備機器感が軽減されて、楽に引出すことができます。

養生を剥がしてからの状態をしっかり撮影することができませんでしたが、リビングからの景色もスマートでスッキリしていました。
白いキッチンと木目の家具類に合うカップボードの素材をずいぶん悩んで決めて頂きましたが、両方を引き立てる名脇役になっている気がします。
M様、昨年から大変お世話になりました。
ご家族の新生活を応援しております!

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