デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

NさまのAV機器収納家具、お取付しました。

2014-11-21

先日、Nさまのご新築に合せてリビングダイニングの収納家具をお取付させて頂きました。

初めてお話しをお伺いしたのは4月。
当初はパナソニック製キュビオス(メーカーのセミオーダー家具)の取付だけを依頼できますか?とのお問合せでした。
お伺いするとお手持ちのAV機器が非常に多く、とても既製品では対応できなかったので、プランをさせて頂くことになりました。

お打合せを何度も重ねて製作段階に入りました。
プロセスはこちら
AV機器をリストに挙げて頂いて、ご新築マンションの設計変更側とのやりとりをさせて頂いて、ようやくお取付です。
4
壁面のタイルの割付けも、スピーカーや家具に合せて施工させて頂きました。
AV機器がたくさん納まるフロアキャビネットの内部はこのようになっていて、後ろで配線の行き来が自由にできるようにしています。
1
たくさんのAV機器があると熱処理も必要です。
タイル側のメッシュ状の金物はNさまにご用意して頂いたIH用のグリルカバーを使用しています。その横の黒いカバーは配線孔となっています。
2
素材を最後まで悩まれていたNさま。他の建具とのバランスを考慮して、木目と色の濃さが絶妙な柄をお選び頂きました。主張し過ぎず、大人し過ぎない良い存在感です。
6

3

納まりのところも少しご紹介します。
通常、既製品になると巾木(床と壁の間の化粧材)のところまで製作し、壁との隙間はフィラーで埋める形になりますが、予め巾木部分をかぎ込んで隙間なく製作しています。

IMG_0234IMG_0237 (1)

3.6mもの間口では必ず継ぎ手が入ってしまうので、取付した後の化粧材は現場で貼るようにしています。
それにより、吊戸棚の底面など一枚に繋がっているように美しく見えます。
同じ家具を取り付けるにしても細かいところの納まりにこだわることで、完成度が全く違うものになってくるので、打合せのデザインや形状と同じく私たちが大事にしている部分です。



ページトップへ