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多目的なトイレの空間づくり

2021-12-27

走り抜けた一年、今年も大変お世話になりました。
お届け後にブログにアップできませんでしたお客様の家具をご紹介させて頂きます。

一昨年からお世話になっていますN様のトイレ空間を演出させて頂きました。
主に息子さんとご主人様が使用されるとのことで、1階とは違う何か斬新な案を考えなくては・・・
と思案していたところ、いくつかヒントを頂きました。
 
まずは手洗いを設けることと収納の改善、そしてよくスポーツ雑誌を読まれるとのことでした。
それでは天井全面をサッカーのフィールドにしては!?と安易にお話しを持ち掛けましたところ案の定、息子さんに一蹴されたのは言うまでもありません^^;
ホテルのようにオシャレで落ち着ける空間にということで、ご提案をさせて頂きました。


ベースはシックに落ち着いたトーンで、雑誌やアートパネルが映えるような色使いを意識しました。
窓周りの余白を利用してブックスタンドを設けてスッキリと見せたいと思います。
よりアートパネルが映える上の色使いで製作させて頂くことになりました。


家具以外の工事はN様が長年お付き合いのある業者さんに施工して頂きました。
こんな面倒なベース工事も快く施工して頂き本当に有難い限りです。
手洗い用の給排水や間接照明の配線、壁の下地工事、床のタイルなど、狭い空間でも盛りだくさんの工事内容です。


家具の施工も2回に分けて入らせて頂きました。
壁が完全な直角ではないので、旗竿型の天板を窓枠に合わせて納めるのはとても苦労しましたが何とか入りました。
手洗いには深すぎる奥行きも手前に壁を造作し、上の収納は奥行きを目一杯使って頂く予定です。


完成しました。
ホテルのレストルームのように幻想的で落ち着いた空間になりました。
雑誌やアートパネルがなければ少し殺風景に感じますが、ディスプレイをして初めて完結する空間です。


見せたくないゴミ箱は扉の中に収納して、天板の上に投入口を設けています。


同じく丸い洗面ボウル。継ぎ目がなくスッキリしています。
オート水栓なので蛇口周りに水が滴ることなく衛生的です。
今は感染症対策で需要が高まっているようです。

トイレは他の部屋と比べてインテリアの優先順位としてはどうしても低く考えてしまいますが、毎日必ず過ごす空間です。
気持ちがリセットできたりリラックスできると今までとは違う特別な空間になると思います。
N様ご家族のお家時間がより充実したものになりますように、心を込めてお届けしました^^

「ワクワク」気持ちが上がる水まわり空間

2021-3-1

昨年秋からご相談を頂いておりましたY様の水まわりをリフォームさせて頂きました。

ご相談当初は老朽化した洗面所の蛇口がきっかけでした。
洗面台だけを取替えるものか、浴室も一緒にリフォームするものか、トイレもいずれは・・・。
近い将来ご予定であれば心地良い毎日がたくさん過ごせるほうが良いですし、工事費も抑えられます。
そこでキッチン以外の水まわりをリフォームさせて頂くことになりました。


幅120㎝を少し超える洗面台。
大きな一面鏡の広い洗面台ですが、メイク用品や小物の収納が少なく天板に置いてしまう結果片付かないのがお悩みでした。


浴室は、天井裏を見ると躯体の壁まで空間の余裕があるので、ワンサイズ大きなユニットバスが入りそうです。


洗濯機側は、大きな洗濯パンのせいで無駄な隙間が出来ていました。
ここを最大限利用して、ご家族の下着や洗剤ストックが入るようにしたと思います。


浴室が10cm大きくなるだけで随分変わります。
洗面化粧台は、60cmの奥行きから50cmのスリムな奥行き、壁から出る水栓、充実した3面鏡収納などの条件は、オーダーよりも既製品が優れているところです。
奥行き50cmで壁出し水栓はオーダーでは製作が難しく、3面鏡も木製で製作するとどうしても厚みが出ます。
ここは機能性に優れた既製品で対応させて頂くことになりました。


解体初日。これから撤去していきます。


浴室は、表向きは全く分かりませんでしたが、壁の裏が腐食してやはり取替の時期でした。


全て撤去した後、洗面台も洗濯機側も、給水排水の位置が変わるため、床を開口しての配管です。


3日目、ユニットバスが完成しました。
正面の梁部分が今までの壁でしたが、梁のぶん奥に広くなりました。
楕円のミラーやステンレスの手摺など、アイテムをちょっと変えるだけでホテルのような高級感があります。


5日目、洗面台も取り付きました。
3面鏡とサイドのミラーが煌びやかで正面に立つだけで気分が上がります。
鏡の裏はびっしりと小物収納が充実しているので余計な物が見えずスッキリしそうです。


洗濯機側も最小限の洗濯パンに変えて、収納量を確保しました。


ご家族それぞれの下着とタオル、洗剤が予定していたサイズできっちり入ります。
下着もタオルも全て立てることで、重ねるよりも収納量がかなりUP↑
そして上からスッと楽に取り出せるので気持ちもスッキリ!
ここだけで家事ストレスが随分軽減されそうです^^


お手洗いも変わりました。以前は殺風景で暗いトイレでしたが・・・


華やかで品のある花柄の壁紙と、ヘリンボーン柄の床材で随分表情のある空間になりました。
Yさんがお好きなネイビー系の壁紙と床材を取寄せて、たくさんの中からこの組み合わせを選んで頂きました。
「人生初の花柄です!」と仰られていましたが、少しくすんだ色使いが絵画のようで落ち着いた空間が素敵です^^

工事が終わって数日後、とっても嬉しいメッセージを頂きました。
ずっとこの場所にいたい~(笑)
タオル掛けや収納など、一連の動作がスムーズになりました!
快適な空間に触発されて他の部屋の片づけを始めました!

などなど、良いことづくしです。
特に水まわりが綺麗になると、良い気が流れて運気が上がると言われています。
老廃物が溜まると調子が悪くなる人間の身体と一緒なので、この調子でお家をどんどん健康体=運気アップに繋げて頂ければ嬉しいです。
そして大事なキーワードは「ワクワク」。
引出しを開けて欲しい物がスッととれるだけでも小さなワクワクがあります。
掃除しなきゃ・・・片付けなきゃ・・・は義務でしかないですが、引出しを開ける度にうっとりワクワクすると必ず持続します。
この気持ちは家の中にいるときも外にいるときも不思議と効果があるので、ワクワクが波及してたくさん良い事が起こりますように。

Yさま、この度は大変お世話になりました。
これからも末永くお付き合いして頂ければ嬉しく思います^^

ホテルのようなトイレ空間

2020-9-24

N様のトイレ空間をご紹介させて頂きます。

以前は廊下から段差があり、水洗いができるよう勾配がついたタイルの床でした。
なかなか水をかけることもないですし、スリッパに引っ掛からないよう扉を外開きにしましょう。
ということで、床を上げてのバリアフリー工事や天井の掘込みなど、猛暑のなか大変手間のかかる工事を工務店さんにして頂きました。


天井の掘込みは間接照明を仕込むためです。大工さん、本当にありがとうございました!


床は大理石調の磨きタイルで立上りまで貼って頂きました。
N様のホテルのようなトイレに・・・というご要望で、素材からセレクトさせて頂きました。
左側の家具は宙に浮かせて設置していきます。
白いクロスと磨きタイルで充分素敵な空間になっていますが・・・。


完成しました。白い空間にダークな木目の家具がグッと締まります。
左側、ミラーの上下は白いタイルで爽やかに。


右側はマットなグレーのタイルで趣き深く。
左側と同じく調光式の間接照明を仕込んいますが、当たる面が違うと印象がずいぶん違います。
落ち着きと土のような温もりを感じます。


床と壁で艶感が違うので組合せ次第では違和感がでることもありますが、白い磨きタイルのグレー模様と壁の色をリンクさせることでまとまりました。
全体が磨きタイルでも高級感があって良かったとは思いますが、ふんわりと落ち着く空間にしたかったので色使いに工夫させて頂きました。


手洗いカウンターはさりげなく入った筋雲のような模様とパールの質感。
家具や器具類も全て形はシンプルですが、それぞれ上質な質感が空間の印象をつくります。


家具だけでは空間づくりに限界がありますが、光や素材が合わさることでそれぞれの持ち味が最大限に発揮されると思います。
照明メーカーさんからは「公共施設ですか?」と言われましたが(苦笑)、調光器で光の量を調整できるので就寝中のトイレなどその時の気分で居心地を変えることが出来ます。

短時間しかいない空間ですが、必ず毎日何度か過ごす場所。
その都度気持ちを~リフレッシュ・リラックス・リセット~して頂けたら嬉しく思います^^

 

ラグジュアリーな黒の壁面収納

2019-12-11

7月頃にT様からカップボードのご相談を頂きました。
当初は幅1m15cm、奥行き43cmのカップボードをご検討されているとのことでした。
一度、簡単に作図と御見積りをさせて頂いて現地に伺いました。


キッチンはこれからリフォーム会社さんで取替されて、シンク横の壁も開口されるとのことでした。
右側のカップボードの設置スペースは、開口枠まで奥行きわずか42.5cm。
一般的な電子レンジも乗らない寸法です。

リフォーム着工前とのことでしたので、恐縮ですがご提案をさせて頂きました。

楕円の部分は元々移設を予定されていた壁ですが、家電スペースには足りない拡張寸法でした。
リビングからのクローゼットは必要でしたので、ハンガーの掛け方をブティックのように正面掛けにする方向で、カップボードの奥行きを広げるご提案をさせて頂きました。
B面とC面のみの収納ですと、横幅の方が広いレンジでB面が占領されて使えるスペースが狭まります。
家電をA面からの収納にすることで、B面の収納もより広く充実させることができそうです。


リフォーム後、採寸にお伺いしました。
以前とはガラリと雰囲気が変わって、身が引き締まります。
キッチン横の壁が移動して開口されたことで、以前の閉ざされたキッチンが開放感のある素敵な空間に生まれ変わっていました。
難しい納まりになりそうですが、何度も素材をご検討頂いていざ製作です。


施工当日。まずはキッチンサイド収納から設置していきます。
奥行きは浅いですが、幅の広い充実した4段引出し。
ダイニングへすぐ出し入れができるお箸や布巾など、またカウンターは配膳台として、重宝して頂けると嬉しいです。


配膳カウンターはキッチンの天板と同じ素材のクウォーツストーンを設置させて頂きました。
そして次は手前の食器と家電の収納を設置していきます。


全体がブラックで内部がよく見えませんが、上部が織機用の可動棚、下部が4段引出しの充実収納です。
奥行きも57cmと壁を移設する以前よりも断然収納量が増えました。


そしてキッチン側からの出し入れになる家電収納を設置します。
レンジと炊飯ジャー以外は扉で覆い、まるで黒いボックスのように極力壁に見えるような納まりを目指します。


扉が全て取り付きました。
窓面にカカシのような物が見えますが逆光でしたのでやむを得ず・・・失礼します。
早く広角カメラと逆光にも強いアイフォンに切り替えたいと思います^^;


キッチン入口の開口枠にぴったり納まるよう設置しています。
光沢のある素材は手垢が目立ちやすいので、黒いライン引手を使用させて頂きました。
T様が一番こだわられた扉の素材は近くで見ると分かるラメが入っています。


以前は暗く、視線を反らしてしまいそうなキッチンでしたが・・・


シンプルが故のラグジュアリー。
まさか使い勝手と収納量を重視したカップボードとは思えない、モダンでスタイリッシュな黒い壁の収納が完成しました。

トイレの収納も製作させて頂きました。

以前は手洗い付きの収納カウンターが付いていましたが・・・


T様が決められていた仕上げ材がより素敵に見えるように、シンプルな框扉で演出させて頂きました。


扉や天板の形状が変わるだけで、クラシカルでモダンな雰囲気に感じます。

今回は、T様が既に決められていた設備や内装に寄り添うかたちで家具を製作させて頂きました。
特に奇抜なデザインや特徴のある家具ではありませんでしたが、より空間が素敵に見えるような役割が出来ていれば嬉しく思います。
主役ではなく名脇役を目指して、これから住まわれるT様ご家族に寄り添える家具でありますように。
T様、大変お世話になりました。これからもよろしくお願いします!

 

気品漂う木目の壁面収納

2019-8-24

引き続き、Mさんのリビングとトイレの壁面収納をご紹介させて頂きます。
まずはリビングから。
初めてご相談頂いたときに送って頂いたMさんのスケッチです。

美術部だったというMさん。立体的な図で素晴らしいです!
収納されたいものなど参考にご提案をさせて頂きました。

天井いっぱいまでの収納を予定していましたが、圧迫感を感じそうなので左の壁の段差に合わせて高さを抑えることになりました。
日用品のストックなど大型の収納が不足しているもののリビングの奥行きが限られているので、左の収納とローボード以外は奥行きを控えることに。

洗面室完成後、随分お待たせしてようやくお届けの日です。

まずは奥行きの深い大型収納から。エアコンの配管が干渉するのは承知の上です。
収納内部に設けているコンセントはスティック掃除機用になります。


下台はプリンターなどの機器のサイズに合わせて深い奥行きですが、中間と上部の収納は奥行きを控えているので圧迫感を感じません。


右側面は仕上がっていませんが・・・これは吊戸棚と中間の収納で継ぎ目を入れたくないので、後で仕上げを貼ります。
リビングに入って最初に目につく場所なので納まりは大事にしたいところです。
また上にいくにつれて壁との隙間が広くなっていますがこれも隙間なく納めていきます。


完成しました。
中間収納から奥行きを控えたことで、ローボードの奥までズドーンと見通せてお部屋がより広く見えます。


収納量もさることながら、物に合わせて収納場所を作っているので扉を開けると一目瞭然。
整理整頓し易い充実した壁面収納になりました。


扉は全てプッシュオープン式で凹凸なくスッキリしています。
高さを抑えたことで横のラインが強調されて、設置前より随分お部屋が広く感じられるようになりました。

そしてトイレの収納も同じ素材で設置させて頂きました。

便器横の広いスペースです。
奥の方はコンセントもあり、収納扉の開閉がし辛そうなので、引戸で製作させて頂きました。


テレビボードと同じく落ち着いた木目の収納です。


手前の扉は開き扉に、奥の扉は一枚が左右に行き来する引戸になっています。
2枚の引違い戸ですとフラットになりませんが、見た目にとてもスッキリしました。
コンセントにも便器にも干渉せず、好きな位置で止められます。
便座に座ったまま楽に開閉できるのも良いですね。


一枚引戸だと一カ所扉のないスペースは必要ですが、内部を木目ではなくダークブラウンの単色にすることで、むしろアクセントにもなって引き締まりました。


つまみも大事な要素です。引戸なのでやむを得ずのつまみでしたが、こちらも良いアクセントになりました。


絵心のあるMさんとの打ち合わせはとても楽しい時間でした。
こういうことですよね?とスケッチで返して頂いて(本来私がしないといけないことですが^^;)、感性が素晴らしかったです!
洗面台から2ヵ月間、大変長らくお待たせ致しました。
お仕事と育児と目まぐるしい毎日に、少しでもお役に立てれば幸いに思います。
Mさん、陰ながら応援しております。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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