デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

オーダーキッチンという選択

2026-3-16

WBCは残念でしたが物凄いパワーをもらえましたね。

腫瘍と老いと戦っているポッカも毎日小さな奇跡を見せてくれて勇気をもらえます。
愛情と念力を受けとってまた返してくれるそんな実感です。
ポッカ爺ちゃん、スペシャルな毎日を大事に過ごそうね^^
 

さて、先日ご紹介しました”これからを愉しむ大人のリノベーション”。只今キッチンを製作中です。
キッチンは新築マンションには既に備わっていたり、メーカー品でも痒いところに手が届く工夫がされていたり・・・
オーダー家具の中でもキッチンをフルオーダーされる方は少ないかもしれません。

KさんSさんご夫婦も最初は国内のシステムキッチンをご検討されていましたが、
・好みのテイストの扉がない
・この扉にはこのハンドルの組合せ・・・という風に選択の自由がない
・シンク横にゴミ箱をビルトインさせたい
・フィラーを使わずにミリ単位の幅調整ができない

など、妥協点が出てきましたので設計からご提案させていただくことになりました。

搬入の制限と優先すべき機器類、収納の工夫、色々と加味して6回目の設計でフォルムが固まりました。
根拠となる細かな設計を積み重ねた結果のイメージ図です。


扉は木目がうっすら見えるオーク材の框扉。
お部屋のベースとなるアイボリーに近いオフホワイトを貴重として、周辺の素材もご提案させていただきました。
形になるのが楽しみです。


扉の自由度の他にも、対面キッチンの角を丸く出来たり・・・
お部屋の雰囲気をガラリと変えられるようなオーダーキッチンのメリットがたくさんあります。
オーダーキッチンという選択肢がもっと身近になると良いなぁと思うこの頃です。

ウォームグレーの優しいインテリア NO,1

2021-5-21

久しぶりの投稿です。
コロナ禍で連日のニュースに心が痛む日々ですが、良くも悪くもこれだけ世界と繋がりを感じたことはなかった気がします。同じ地球人として頑張っていきましょう。
最近は娘の影響で今まで聞かなかったジャンルの音楽に励まされています。
仕事に限らず何か誰かの役に立てるように心は元気でいたいと思います。

昨年の秋からお打合せを重ねてきましたKさまの家具をご紹介致します。
ご新築マンションの同じ間取りのモデルルームでお打合せをさせて頂けたので、スペース的なイメージができて大変助かりました。

カップボード、テレビボード以外に、ダイニングテーブルの配置が一番の課題でした。
モデルルームのようなカウンタースタイルではなく、向かい合えるテーブルと充実した収納がK様のご要望でしたので、当初は図のようなご提案をさせて頂きました。

テーブルの片方を収納に乗せて、フレキシブルに配置できるようなスタイルです。
一見融通が利いて良いようにも思いますが、見た目の不安定さとどこかスッキリしない印象もありました。


最終的に、カウンター下の収納は奥行きを控えてスッキリさせて、テーブルを独立してお造りすることになりました。
レンジフードの前のトールキャビネットは見せる収納、下段は隠す収納として、メリハリをつけて製作させて頂きます。

もう一つの課題が配色でした。

モデルルームとは違うダークグレーの床、キッチンもかなりインパクトのある色柄です。
K様のお好みは女性らしい配色の柔らかなイメージでしたので、キッチンの色柄は家具で見えないようにして、全体のイメージチェンジを図りたいと思います。


カップボードとキッチン周りの家具を図のようなイメージで製作させて頂くことになりました。
実際の色と違って見えますが、ブルーベースではなく暖色系イエローベースのグレー。
ファッション業界でもよく耳にするパーソナルカラーからすると、オータムタイプではなくスプリングタイプのグレーでしょうか。
(特に知識があるわけではありませんが、Kさまの雰囲気とお好みからそう感じました^^)
扉や天板、タイルなど実際の素材をご確認頂いて、いざ製作です。


製作期間を頂いて、施工の日。
いつもながらドキドキします。


間接照明やコンセントの増設など配線を済ませて下台を設置します。


人工大理石の天板を乗せてタイルも貼りました。
ダイナミックな模様ですがピンクがかった色合いがフェミニンでふんわりした雰囲気です。


カップボードが完成しました。
冷蔵庫の色まで合わせて頂いて、より広がりを感じます。
主張し過ぎない絶妙な色です。ようやくホッとしました。


収納量もかなり充実しています。
既製品では天板に比べて引出しの奥行きが浅かったりしますが、目一杯とれる奥行きを確保しています。


折角のタイル面にコンセントがあると残念なので、天板に移し込んでいます。
もう片方に照明のスイッチとコンセントも設置しています。


天板に反射したやさしい光にふんわり包まれるようで、ずっとここに居たくなるような気分です。


扉は敢えてシンプルにしたことで、煌びやかなタイルが良いアクセントになりました。
さあ、手前のキッチンはこれからどんな風に変わっていくでしょうか。
次回ご紹介させて頂きます。

ライフスタイルキッチン ~チェリーのキッチン~

2019-8-4

それではA様のキッチンをご紹介させて頂きます。

チェリーの天然木で製作しましたキッチンのサイド部分です。
まだ無塗装なので少々顔色が悪いですが、これから見違えるようになります。

キッチン天板の奥行きは1m。その下はちょっと腰掛けができるニースペースになっています。
木の素材感だけでも充分デザインになりそうです。


塗装後、木目が美しく際立ってきました。
取っ手はA様のご希望で貝殻型のシェルハンドル。
真鍮なので最初は艶がありますが、時と共に味のある風合いに変化していきます。

施工当日、既にお客様がセレクトされたレンジフードがサニースポットさんによって設置されていました。
まずは本体を設置していきます。

無垢材で枠組みされたサイドパネルを設置します。天板もリビング側に奥行きが深くなります。

リビング側から見るとこんな感じです。

無塗装のときとは見違える程、ダイナミックな木目が圧倒的な存在感です。
横のラインが強調されて、より広く見えます。


キッチン側からの姿です。
シェルハンドルが何とも良いアクセントになっています。
水栓金具やガスコンロの設置がまだですが、養生を剥がすのが待ち遠しいです。
さぁ、ダークグリーンのカップボードとの相性はどうでしょうか。

次は背面のカップボードをご紹介させて頂きます。

ライフスタイルがデザインになるキッチン ~プランニング編~

2019-8-4

2月頃、A様よりカップボードの費用を知りたいということでお声掛け頂きました。
ウォールナットのシンプルなカウンタータイプのカップボードだったかと思います。
とりあえずの概算御見積りでしたが、その後にお越し頂きいろいろとお話を伺うことができました。

既にキッチンは他社さんでご検討されていましたが、とてもモダンでスタイリッシュなキッチンでした。
でもA様がたくさんストックされていた海外のオシャレなキッチンの写真はそれとはかけ離れたイメージで、
ライフスタイルそのものがデザインになるような良い意味でとても熟れた空間のお写真ばかりでした。

ご希望の伝え方は人それぞれ。
事細かにサイズ等ご指定頂く方が多いなか、A様は「(規格化された)国産感を出したくない」ということと、A様が集められた海外のインスタグラムの写真を見せて頂いただけでした。
でもそれで充分でした。
A様が「なんか良いなぁ」と思われるニュアンスを形にするべく、カップボードのご提案をさせて頂きました。

最初のご提案はネイビーとライトグレーのイメージで。
その後ネイビーかダークグリーンで迷われて、ダークグリーンの方向に。

ただ、スタイリッシュでモダンなキッチンとどう合わせていくか気掛りになっていたところ・・・
キッチンも提案して欲しいとご要望を頂けたのでキッチン全体のご提案させて頂く事になりました。


最初のキッチンのご提案です。
当然のように、カップボードと同じ色味でご提案させて頂きました。

お打合せをしていく中で、渋みのあるオリーブグリーンよりインパクトのあるダークグリーンの方が奥様のお好みのようでした。
そうなると重た過ぎるからキッチンを木目にしては?というA様の貴重なご意見で、キッチンをグリーンと相性の良い赤味のあるチェリー材でご提案させて頂きました。


これだけインパクトのある色を全体的にもってくるには勇気がいるし、なかなか日本のキッチンでは見慣れない色かもしれません。
でもキッチンの素材を変えることで、それぞれの良さが映えてきっと素敵な空間になるはずです。
ますますワクワクしてきました。


建設中の嘉麻市の現場にお伺いしました。
工務店さんは地元で絶大な人気のSunnySpot(サニースポット)さん。
A様とお打合せ中から感じていましたが、お客様からの信頼が厚く、家づくりを一緒に楽しまれているような方でした。
素敵な空間に、キッチンとカップボードがどう納まっていくか楽しみです。


事前にご準備した扉のサンプルでイメージの確認です。
チェリーの框扉は少し角を取り過ぎたせいか、規格品っぽさが出てしまいました。
クラシカルな框のグリーンのカップボードと対比して、キッチンは少し粗削りでラフな方が映えそうなので、角の取り方を変えて製作することになりました。

さぁいよいよ製作開始、次はキッチンをご紹介させて頂きます。

壁紙マジック!!  ~H様邸のその後~

2019-2-15

昨年、「モダンリゾートな空間づくり」というテーマでご紹介させて頂きましたH様邸。
家具のご紹介はさせて頂いておりましたが、壁紙のご紹介が未だでした。
H様、今頃になってしまいすみません!
施工後のH様の素敵なインテリアと共にご紹介させて頂きます。

壁紙でこんなに変わる?という程、劇的ビフォーアフターです^^

まずはトイレ。白い収納が備え付けられた普通のトイレでした。
便器を変えずにどこまで変わるでしょうか。


扉を開けるとそこは南国のジャングル。
鳥のさえずりや川のせせらぎまで聞こえてきそうです。

最初のH様のコンセプトが「なんだこれ?でもなんだか落ち着く空間に」でした。
ジャングルというキーワードを頂いたので、天井までジャングルに覆われた中に大木が横たわっているイメージで材料をセレクトさせて頂きました。
扉を開けた瞬間は確かになんだこれ?ですが、瞬時に楽園へトリップできるそこはもうオアシスです。
リアルなグラッフィック壁紙と古木調のシート。
材料が届くまで不安しかありませんでしたが、視覚でマイナスイオンを感じる程お互いの相性バッチリでした^^

さて続いては、寝室です。

当初から、梁の下の一面にH様がスイスで調達されたグラフィック壁紙をというご希望でした。


同じ空間です。
H様から見せて頂いたグラフィック壁紙の写真を携帯で拝見して、周囲の壁紙を先に施工させて頂きました。
苔むしたジャングルをかき分けて辿り着いた秘境というイメージです。
こんな深い色合いの壁紙を壁と天井に貼るのは初めてで、グラフィック壁紙が到着するまでドキドキしましたが・・・無事、秘境に辿り着きました^^
H様がアレンジされた照明もとっても素敵で本当に自然の中にいるかのようでした。
滝の音が聞こえてきそうです。


こちらはゲストルームです。
他のお部屋のグラフィック壁紙のインパクトが強い中、国産壁紙でリゾート感を演出することがとても難しかったのですが・・・。
モノトーンのバナナの葉柄でシックに。そこに黒いフレームを回すことで額縁のようにグッと締まりました。


そしてこちらは和室。
昨年のブログで「絵画が飾られて完結します」とご紹介しておりましたが、絵画だけでなくシャンデリアとテーブル全てが絶妙に結び合って本当に素敵でした。
横長の壁に対して正方形に近い絵画の難しいバランスも、床座ではなく椅子座のテーブルで最高のバランスです。
自然と絵画に視線が行くテーブルランナーといい、H様のセンスに脱帽です。

施工後にもう一つ、クリスタルガラスを細工してシャンデリアとして蘇らせるという大事なお仕事を頂きました。

お預かりしたときは、吊るすことができない状態でした。
中に照明を入れて、周りをお手持ちのクリスタルで囲って・・・。

歴史ある芸術品に細工をするのは非常に気を使いましたが無事に形になりました。
お役に立てて光栄です^^


バーカウンターからの眺めも溜息が出るほど素敵でした。
間接照明にウィスキーボトルが照らされて、まるで琥珀色の宝石のようです。
グラスの奥の鏡にバルコニーから見える山の木々が写り込んで、日常を離れて別荘地に訪れた気分でした。


リビングも、竣工時よりも遥かに素敵でした。
クリスタルやアフリカの工芸品など多国籍なアイテムが絶妙に相まって、どこにもないH様だけの空間が出来上がっていました。
製作した家具たちもこんなにも魅力を引き出してもらえるとは思っていなかったと思います。
私たちを見つけてご依頼頂いたことに大変感謝しております。とっても楽しく遣り甲斐のあるお仕事でした。

H様、あらためて大変お世話になりました。
これからもどうぞよろしくお願い致します。

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