デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

メール通信環境のお知らせ

2020-10-20

来週中旬まで設計デザイン担当の私(高瀬まみこ)が入院の為、大変ご迷惑をお掛けしております。
いつでも対応ができる様パソコンを持ち込んでおりますが、WiFi環境が安定しておらず受信できない場合があるようです。

お問合せ頂いて、お返事が出来ていないお客様がいらっしゃいましたら、大変お手数ですがお電話を頂けないでしょうか。

092-400-7667

こちらから折り返しご連絡をさせて頂きます。

あと一週間程、ご迷惑をお掛け致します。
一日も早く復帰できるよう努めますので、どうぞよろしくお願いいたします。

デザインコンパス 高瀬まみこ

充実のユーティリティー(洗濯室)

2020-10-6

完成しましたN様のユーティリティーをご紹介します。
以前は収納庫として使用されていた個室を、洗濯専用のユーティリティーとさせて頂きました。
洗面所にあった洗濯機を移設し、そこに雑巾や靴など思いきり洗えるマルチシンクを設け、空いたスペースに収納を・・・というご要望でした。


既に左奥に洗濯機、右奥にマルチシンクが設けられている手前に家具を設置していきます。
細長い部屋は効率よく収納スペースを設けられる反面、物の居場所をつくってあげないと煩雑となりがちです。
ここでどんな作業をして、どんな物の居場所にするか、入念に打合せをさせて頂きました。


スペースを最大限利用して収納を納めていきます。


完成しました。爽やかで清潔感のあるユーティリティーです。


洗濯機の横にはすぐ取り出せる洗剤用おオープン棚。
作業台は物を置く用途もありますが、上部の奥行きを控えて広く見せる効果があります。
下の空いた引出しが気になりますが・・・


こちらは手洗い洗濯用の干し台です。
セーターなど、ハンガーに干すと形が付くし・・・広げておく場所もないし・・・乾かないまま置いておくのも・・・
というお悩みを解消するために製作させて頂きました。
上下の通気性が良いので、全開に引き出して扇風機や除湿器をかけておくとより効果的かと思います。

そして隠しアイテムがもう一つ。
左手前の浅い引出しを開けるとアイロン台が仕込まれています。
手前に引出して、右に起こすと長いアイロン台の登場です。
立ったまま楽にアイロン掛けできて、何よりアイロン台を運んで収納するという手間が要りません。
これなら溜め込まず気軽にアイロン掛けができそうです。


湿度を調節してくれるエコカラット、手元を明るく照らしてくれるダウンライト。
どちらも機能的で大変便利なアイテムですが、それ以上に気持ちに豊かさを与えてくれます。
出来ればしたくない面倒な家事ですが、ハミングしながら楽しく出来ると良いですね^^
良い気がたくさん流れますように~


※この場をお借りしてお知らせです。
私事で大変恐縮ですが、昨年怪我した膝の治療のため3週間程入院をさせて頂きます。
その間お電話が繋がりにくく、またメールのお返事も少し遅れるかと思います。
お打合せ中や製作待ちのお客様には大変ご迷惑をお掛け致します。
パワーアップして参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

ホテルのようなトイレ空間

2020-9-24

N様のトイレ空間をご紹介させて頂きます。

以前は廊下から段差があり、水洗いができるよう勾配がついたタイルの床でした。
なかなか水をかけることもないですし、スリッパに引っ掛からないよう扉を外開きにしましょう。
ということで、床を上げてのバリアフリー工事や天井の掘込みなど、猛暑のなか大変手間のかかる工事を工務店さんにして頂きました。


天井の掘込みは間接照明を仕込むためです。大工さん、本当にありがとうございました!


床は大理石調の磨きタイルで立上りまで貼って頂きました。
N様のホテルのようなトイレに・・・というご要望で、素材からセレクトさせて頂きました。
左側の家具は宙に浮かせて設置していきます。
白いクロスと磨きタイルで充分素敵な空間になっていますが・・・。


完成しました。白い空間にダークな木目の家具がグッと締まります。
左側、ミラーの上下は白いタイルで爽やかに。


右側はマットなグレーのタイルで趣き深く。
左側と同じく調光式の間接照明を仕込んいますが、当たる面が違うと印象がずいぶん違います。
落ち着きと土のような温もりを感じます。


床と壁で艶感が違うので組合せ次第では違和感がでることもありますが、白い磨きタイルのグレー模様と壁の色をリンクさせることでまとまりました。
全体が磨きタイルでも高級感があって良かったとは思いますが、ふんわりと落ち着く空間にしたかったので色使いに工夫させて頂きました。


手洗いカウンターはさりげなく入った筋雲のような模様とパールの質感。
家具や器具類も全て形はシンプルですが、それぞれ上質な質感が空間の印象をつくります。


家具だけでは空間づくりに限界がありますが、光や素材が合わさることでそれぞれの持ち味が最大限に発揮されると思います。
照明メーカーさんからは「公共施設ですか?」と言われましたが(苦笑)、調光器で光の量を調整できるので就寝中のトイレなどその時の気分で居心地を変えることが出来ます。

短時間しかいない空間ですが、必ず毎日何度か過ごす場所。
その都度気持ちを~リフレッシュ・リラックス・リセット~して頂けたら嬉しく思います^^

 

リビングに~お子様2人の学習スペース~

2020-9-16

7月に工事をさせて頂きましたK様のリビングスペースをご紹介致します。
なかなか更新ができず今になってしまいました。K様、その節は大変お世話になりました。

お子様の学習スペースをリビングに設けるか、個室に設けるか、お子様の成長過程で考えられる方が多いかと思います。
我が家の小学5年生の娘はダイニングにスペースを設けていますが、中学・高校生になるとどうなるかなぁ。
こもるタイプではないのでこのままの気がしますが、楽しみではあります。

K様のご要望は、新しいお引越し先のリビングにお子様二人の学習スペースを設けたいということでした。
中古マンションの和室をリビングつながりのフローリングにして、お子様が高校生になってもずっと使えるデスク兼壁面収納を造作させて頂くことになりました。
物件のご契約まで細かい寸法が測れなかったので、想定寸法でのご提案です。

寸法次第では、お二人並んで学習するには少し狭い可能性があります。
左は間口寸法がクリアした場合の並列プラン。
右は間口寸法が狭かった場合、向き合って座るプランです。
右の場合はデスクを将来それぞれのお部屋に移動することもできます。
どちらの案もお子様が独立されたとき、中央の収納を抜いてテレビボードとして活用できることも考えています。


現地を測れるようになり、左の案で製作がスタートしました。
奥の和室がそのスペースになります。


壁が撤去されて一つの空間になりました。
ダイニングから正面の壁いっぱいにデスク兼収納が設置されます。
お母さんからの目線も届く良い距離です。


押入の襖が3枚連動の引戸になり、徐々に家具を取付けていきます。
壁いっぱいまでデスクがきても押入の出し入れは楽にできそうです。


完成しました。
もとが和室であったことを忘れてしまう程、爽やかで清々しい空間になりました。
中間のブルーグレーのアクセントは、K様が即決で選ばれたカラーです。
全てが同じお色目よりも、ちょっと入ることで空間がグッと引き締まります。


お子様がまだ幼稚園生で高校生まで使える寸法設定はかなり難しいところではありました。
勉強中に圧迫感がなく、且つ手の届きやすい高さと奥行き、そして正面から見やすいことも大事です。
手の届きやすい低い位置は奥行きを控えて、その上は教科書や辞書などの教材に合わせて奥行きを深く、そして扉で隠す収納は更に奥行きを深く。
用途に合わせて3段階、奥行きを変えて設計させて頂きました。
間接照明の下は磁石がつくマグネットシートになっているので、時間割や大事な情報をご家族で把握できます^^


お引越し後におじゃまさせて頂きました。
お二人ともすっかり使いこなされていて感動しました。
まだ幼稚園生なのに集中してお勉強されるそうです。
(帰って娘に話したことは言うまでもありません。環境が整えば・・・個人差があるようです^^;)


間接照明はお二人それぞれ別のリモコンで調光ができます。
リモコン一つでもそれぞれ操作をすることはできましたが、喧嘩をしないようにと職人の配慮です^^
トールキャビネットは習字道具や絵の具など、これからどんどん増えるお道具入れに重宝して頂けそうです。


可愛い妹さんの引出しには、ぬいぐるみがたくさん入っているそうです^^
小さなお子様でも、自分で自分の大切な物を整理整頓するというのは本当に大事なことだと思います。
これから成長されるにつれて収納する中身もどんどん変わっていくと思いますが、間違いなく愛される家具になるだろうなぁととても嬉しく思います。

お引越し前の良いタイミングでお声掛け頂けて幸いでした。
お子様のご成長を陰ながら応援しております!

プライベートルームが完成しました。

2020-8-16

以前ご紹介させて頂きましたN様のプライベートルームが完成しました。
空間は早くに完成していましたが家具が間に合わず、N様本当にお待たせ致しました。

 
左はデスク、右はクローゼットが取付く壁面です。


天井いっぱいまで収納で埋め尽くされていきます。
予め規格寸法で製作ができればお待たせせずに済みますが、それだと隙間だらけの空間になってしまいます。
空間が出来上がってからシビアに採寸して、それでも現場で削り合せながらの作業の末、ぴったり美しく納まります。
納まりは大事なデザインの一つなので・・・ご不便をお掛けしております。

 
巾木や廻り縁も家具に合わせて、たくさんあるモールディングの中からセレクトしました。
エレガント過ぎず、シンプル過ぎない形状で空間をさり気なく引き立ててくれます。


3日間の施工の末、完成しました。
こちらはクローゼット面です。まるでブティックのような空間に仕上がりました。


以前は奥行きのある布団収納だった場所に、壁に見立てた扉を設置しました。


開けるとそこは鞄収納です。
正面掛けのハンドバッグやショルダーバッグが1本に2つ3つ、余裕を持って掛けられます。


楽に抜き差しできるので、鞄によって高さを変えれば自由自在です。
ブティックのように、コレクションを見渡しながらコーディネートを楽しんで頂けたらと思います。


姿見のミラーも良い位置に付きました。気持ちがワクワク高まりそうです^^


正面の壁面には、かねてからN様がご希望されていた着物収納用の引出しも設けました。
外見からは予想がつきませんが、以前より気軽に出し入れして頂けそうです。


窓面にはデスクが取付きました。
凸型の壁ですが、天板を一枚つなげることで空間がより広く感じるようになりました。
窓の部分を床からせり出す増築をして頂いたので、脚を入れるスペースを確保できています。

右側の着物収納横の扉は、背面をミラーにすることで、空間に抜きを感じられるようになりました。
窓の景色が映り込んで、まるで別荘地のような癒しと解放感を与えてくれます。


広角カメラでの全貌です。
実際よりもかなり奥行きが出ていますが、床とのコントラストが美しいプライベートルームになりました。
白い収納と思われがちですが、まぶしくて疲れやすい純白ではなく、気持ちグレートーンに近い白をセレクトさせて頂きました。
壁紙も家具に近い色で統一することでより洗練された空間になりました。
言われても気付かないレベルの色の違いですが、生クリームのようにふんわりと包まれるような優しい空間に繋がった気がします。


そして、最後に主役のベッドが設置されました。
ヘッドボードのリビング側は腕時計やハンカチなど小物を入れられる小さな引出しを設けています。
こちらもクローゼット同様、モールディングの形状やバランス、塗装の調色など細部にわたって検討させて頂きました。
ベッド側からのアングルを撮影しそびれましたが、グレーのファブリックでボタン締めされたクッションが付いています。

プライベートな寝室ですが、是非扉を開けておいて頂きたいほど気持ちの良い空間が出来上がった気がします。
最後まで悩んで選んで頂いた床材が本当に活きていて、家具とお互いを引き立てているようでした。
収納量や使い勝手、そして居心地の良し悪しはしばらくお過ごし頂いてから本当の完成だと思います。
まだ少しご不便をお掛けしますが、引き続きどうぞよろしくお願い致します!

 

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