デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

1ヶ月ぶりの投稿です。

2017-10-5

気付けば前回の投稿から1ヶ月経っていました。
先月から現場と設計の秋です^^; 
お世話になりましたお客様のお仕事をご紹介させて頂きます。

粕屋町のYさま。
お声掛け頂いたときにはYさま作成の図面が出来上がっていて私の仕事は殆どありませんでした。
プリンターや書類、将来置かれるウサちゃんゲージなど無駄無く配置したダイニングの壁面収納です。

既存の窓枠やカウンターに色合わせして、窓横にオープン棚を設置して、


反対側には格子扉の吊戸棚を。面材の扉より少し抜きが出て重たさが解消されました。
格子の厚みもミリ単位で設定させて頂きました。
これからますますお家時間を楽しんで頂けたら嬉しいです^^

そして、東区のO様。
ご新築に合わせてカップボードとテレビボードを製作させて頂きました。

マンションなので、エレベーターに乗るサイズで上下に分けて搬入と取付をするのですが、
側面に継ぎ目が出るのは美しくないので現場で化粧材を施します。


シンプルな形ほど、梁の下や巾木周り、側面など納まりの美しさがものをいいます。
O様が収納されたい機器類が全て納まるように、引出しの高さなど細かく設定させて頂きました。


そしてテレビボード。両側面が壁の場合は圧倒的にカウンター式のテレビボードが多いのですが、
側面が見える位置でしたので、ゲート状のすっきりとしたデザインにさせて頂きました。


中央のガラス扉はゲーム機2台とハードディスクが並列できる幅に設定させて頂きました。


プレステなど放熱する機器のための熱抜きと、テレビとの配線を兼ねた熱抜き配線孔。
デザインを邪魔せずスッキリ納まります。


お引越しの前日に何とか間に合わせることが出来て良かったです。
新生活のベースとして、O様ご家族に可愛がって頂けると嬉しいです。
O様、末永くよろしくお願いします!

オフィスを模様替えしました。

2017-8-20

デザインコンパスが始動以来、オフィスと呼ぶにはおこがましい自宅の四畳半ほどの部屋で仕事をしておりましたが、この度となりの部屋へお引越ししました。
引越し?先の部屋も六畳程で大して変わりはありませんが、無駄なロフトのあるおかげで夏はサウナ並みの暑さです。
ただ高さはあるので工夫すれば収納力は確保できるではないかということで、梅雨時期から合間を縫って作業をしておりました。

施工前の写真を撮り忘れましたが、とりあえず先ずは天井に断熱材を貼って板張りをしました。
ロフトへ上がるハシゴは大人でも上がるのが怖いくらいで荷物を持ってはもっての外。
収納力のあるロフトへ何とか荷物を上げられるように、ワンクッション造る予定です。


ワンクッションの前に、カタログなどの書棚を造るために隣との壁を壊しました。
将来娘の部屋になる予定のクローゼットが半分犠牲になりました。後が怖いです・・・。


腰窓の上にワンクッションできました。これで少しは上がり易くなります。
掘り込んだ壁には書棚が入ります。
天井の色だけ思いつきでダブブルーにしたものの、他の木部や壁紙の色の選択が難しくなりました。
同じブルー系と白でまとめてラスティックな風合いを出すものか、少しクラシックな要素を取り入れるものか、悩みます。


いつか使おうと思っていたつまみが3つあったので、つまみに合わせたジャスミンの壁紙とブルー系でまとめようと決心しましたが、壁紙が在庫切れで予定変更。


ブルーは自分らしくないかなぁと少し思っていたので、イエローのピンクアンドローズ柄にしました。
ラッキカラーで気分を上げたいと思います。


ようやく完成しました。
ロフトに上がる為のワンクッションを利用して、デスク上にダウンライトを入れました。
天井と同じ板張りですが、こちらは小石色に着色しています。


つまみは引出し3段に付けました。


カタログで埋め尽くされるとやはり煩雑として見えますが、デスク横に書棚があるだけでずいぶん作業効率が良くなりました。
書棚の中にプランニング中の物件資料用引出しが3つ。相方のサプライズでした。
これはますます頑張らねば!と思わせるのも狙いのようです。


今まではカタログやサンプルを取りに上下階を行ったり来たり、悪く言えば生活感があって緊張感のないお打合せになってしまっていた気がしますが、
これからもう少し集中して中身の濃いご提案ができればと思います。
そして、効率が良くなってできた時間は感性を磨くことに使って、またいろんな場面に活かせたら・・・。
新たな気持ちでお仕事を楽しみたいと思います^^

リビングダイニングの壁面収納

2017-8-3

昨年、リビングの一角に書籍類の壁面収納を製作させて頂いたN様。
以前も少しご相談頂いていたのですが、今回和室を含めてリビングダイニングへのリフォームと
新たな壁面収納を製作させて頂くことになりました。
手前は以前製作させて頂いた書棚でその奥4m以上の壁面にテレビ台を兼ねた収納を製作させて頂きます。

ご家族が一番長く過ごすリビングダイニング。
テレビはもちろん、電話やプリンター、トースターやコーヒーメーカー、季節の飾り物など収納する物も多岐にわたります。
収納されたい物の種類とサイズを細かくお伺いして図のような形で製作させて頂くことになりました。

家具のベースとなる扉の色は以前の書棚に合わせますが、天板は人工大理石の中でも雰囲気のあるヘーゼルナッツに。
美味しそうな柄名ですが、2面を覆う壁面収納の中の良いアクセントになって空間全体を引き締めてくれるはずです。

着工は秋ですが、製作ラッシュに入る前に先行して製作をスタートさせて頂いております。
これからフローリングや壁紙などじっくりお打合せさせて頂く予定です。
家具だけでなく、こちらもワクワク楽しみな時間です♪

何度も面倒なお打合せを一緒になって楽しんで頂いているN様ご夫婦。
良い空間を造りたいと思います。
N様、もうしばらくお付き合いをよろしくお願いいたします!

ミニマルな2体の家具、お届けしました。

2017-7-26

オフィスの引っ越し(といっても隣の部屋です^^;)でパソコンの設定や諸々に追われてブログの更新がすっかり遅くなりました。
こちらはまたご紹介させて頂きます。

先日ご紹介させて頂きましたT様の家具を納品させて頂きました。(ミニマルな2体の家具)
実際に設置するまではスケール感やお部屋とのバランスがうまくいくか多少心配ではありましたが、品良く納まりました。

絵を飾る壁面にコンソール、テレビ面にローボード。
形は全く違いますが、素材とデザインをリンクさせています。


スマホの写真で素材の表情がうまく表現できませんが、近くで見ると分かるさりげない雲柄の人工大理石とマットな黒のスチール脚です。
シンプルなデザイン程、素材の持ち味とバランスが物を言います。
カウンターの厚みと脚のバランス、脚の幅や厚みに気を遣いました。


ローボードは限りなくシンプルにミニマルに見えるように、フレームを人工大理石で、扉をマットなメラミンで製作させて頂きました。
こちらも脚はコンソールとリンクしていますが、高さと幅を変えてローボードのバランスに合う形にさせて頂いております。


大きな扉はプッシュオープンで下に開きます。DVDを見る機会があまりないとのことで全て隠す収納に。


極シンプルですが、細かいディテールがデザインの大事な要素になっています。


今回、製作させて頂いたコンソールは、収納としてはもちろん、機能性が全くない家具でした。
振り返っても額縁以外、機能性のない家具を製作させて頂いたのは初めてのような気がします。
店舗ではよくあることですが、住宅で機能を持たない家具というのはある意味とても贅沢なことかもしれません。

でも設置してみると、機能性を超える大事な役割があるように思いました。
何もない壁に絵を飾るより、壁一面がぐっと引き締まります。
絵画のフレーム、センターテーブル、シャンデリア、サッシ枠など程良く効いた黒が差し色になっていてT様らしい空間になったような気がします。

何も決まりのないところから形になるまでずいぶん経過がかかってまた悩みましたがとても勉強させて頂きました。
課題を頂けてまたその楽しみも頂けて、とても感謝しております。
T様、本当にありがとうございました!

無垢材のデスクカウンター

2017-7-11

先週末、Hさまのデスクカウンターを納品させて頂きました。
1年生と幼稚園生のかわいいお子様ふたりのお勉強机です。
といってもご家族皆さまが長く使えるシンプルなデザインをご希望でした。

当初は引出しとランドセルの収納を多めに確保してプランをさせて頂きましたが、素材を優先にされたいということでした。
そこで収納は最小限に、アイアンを組み合わせてご提案をさせて頂きました。

最終的にオープン棚のプランで製作させて頂き、ようやく納品です。


天板を壁に固定する前にレーザーでレベルを合わせます。


天板の裏は反り防止の金物が入っています。
それからコンセントの為のコードも仕込んで・・・。


隠れコンパス押しちゃいました。


細い木桟ですが天板の大事な支えになります。
スチールの脚の負担が減ってシンプルなデザインにすることができます。


天板が壁にぴったり納まりました。タモの無垢材の板目がきれいです。


片付けをして戻ってくると、もうランドセルと幼稚園バッグが置いてありました^^


幼稚園の道具をせっせと持ってきて上手に収納するAちゃんの姿がとっても可愛いらしかったです^^


お兄ちゃんと並んで座って頂きました。嬉しそうな気持ちがこちらにも伝わってますます嬉しくなります。


これからしばらくはお二人の特等席になるかと思いますが、遠い先はHさまご夫婦の特別な場所として長く使って頂けると嬉しいです。

Hさま、家具共々末永くよろしくお願いします!

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