デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

おかげさまで5周年です。

2017-4-1

2012年の4月から、デザインコンパスとしてオーダー家具の仕事を始めて5周年になります。
5年前、自分たちにどんな仕事ができるのか、どんな依頼があるのか、そもそも仕事があるのか、半信半疑のなかエイヤー!で始めたデザインコンパスですが、おかげさまでたくさんのお客様に支えられて5周年を迎えることができました。お一人お一人のお客様、本当に心から感謝しております。

5周年を期に、ホームページを少しリニューアルさせて頂きました。
お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、よかったら覗いてみてください^^
オーダー家具製作例はこれから追加していきたいと思います。
ご協力くださったお客様、本当にありがとうございました。

さて、これからのデザインコンパスも・・・

高い目標を持って、


ワクワクする仕事をたくさん楽しんで。


時には自分を見つめながら・・・


自分たちだからできる意味のある仕事を!

まじめに取り組んでいきたいと思います。

これからのデザインコンパスもどうぞよろしくお願い致します。

天然木のテレビボード、完成しました。

2017-3-23

先日ご紹介させて頂きましたTさまのテレビボードが無事に取付きました。
壁掛けテレビの下地と、間接照明などの配線、タイル貼りもありましたので、2日間にかけて施工させて頂きました。

配線を壁の中に隠すために予め経路を確保しています。
 
何が何だか分かりませんね。でもこれが美しい納まりのための大事な作業になります。


そして完成しましたー。と言いたいところですが、初日はここまでです。
床から宙に浮かせるための下地補強とコンセントの移設や増設を終わらせたところです。


そして翌日、完成しました^^ タイルと間接照明が入るとずいぶん雰囲気が変わりました。家具だけでは表現できないところです。


壁掛け金具横の白い配線孔から、テレビボード内のコンセント横の黒い配線孔へ、線を見せずにつないで頂けるようになっています。


間接照明用の調光器は左のように目立たないところに納まっています。

テレビボード右側は和室の障子になるのですが、10ミリの枠の出に合せてアクリルセードをかぶせました。0.1ミリ単位の納まりです。(中央)

タイルを貼ることは簡単ですが、問題は墨出しです。半端な寸法が出ないようにタイルに合せてテレビボードの高さを設定しています。


テレビを見ながらメイクをされるというTさま。今までにドレッサーを組込んだテレビボードを一度製作させて頂いたことがありましたが、バックに間接照明がある為、寸法設定と納まりが難しかったです。

宙に浮かすことで、正座すると膝が当るけど横座ならOK?
身長170cmの私が正座すると鏡から頭が出るけど小柄なTさんならOK?
設計も製作も思考錯誤でしたが、TさんからOK!を頂いてホッとしました。


カーテンを閉めて、間接照明だけを点灯すると、タイルの陰影が浮かび上がってとてもきれいでした。
お引越しされて、テレビをセッティングして、一日の終わりにダイニングに座ってホッとひと息されたとき、幻想的な演出がTさんの癒しになるといいなぁと思います。
Tさん、楽しい時間をありがとうございました!
これからもよろしくお願い致します。

天然木のテレビボード

2017-3-9

T様のお引越しに合せて、テレビボードを製作中です。
今年に入って化粧板の家具が多かったのですが、天然木にて製作させて頂いております。
昨年末にご要望をお伺いしてからお打合せを重ねて、間接照明とタイルを含めて施工させて頂くことになりました。
土屋様 NO.2.mcd

最近は壁掛けテレビを含めて造作させて頂くことが多くなりました。
テレビが大型化したことと、壁全面をインテリアの一部やそれ以上の見せ場にしたいという方が増えているからかなぁと思います。

Tさんのご要望は、
テレビボードを宙に浮かせる + 一部にドレッサー + 間接照明 + タイル
という限られたサイズのテレビボードに組込むにはなかなか難しい条件でしたが、ほぼ形になってきました。
IMG_7372 (1)
間接照明のBOXを組込み、手前のカウンターが上に開くように。
そしてウォールナットの板目の柄も流れるように合せています。

IMG_3578
無塗装の状態ですが、塗装を施すとガラッと様変わりします。
ドレッサー内部は出来上がってからのお楽しみということで。

Tさん、出来上がりを楽しみにされていてくださいね。
施工後にまたご紹介させて頂きます。

大容量のスライド書棚

2017-3-2

気付けばもう3月ですね。
先々週黄色い粒だったミモザが線香花火のように開花して、大好きな色がより身近に感じるこの頃です。
IMG_7342

更新がなかなかタイムリーにできずにすみません。
先週、T様の書棚を納品させて頂きました。
今まで納品させて頂いた中で3番目に遠い門司まで、2日間かけて施工させて頂きました。
関東にお住まいのT様でしたが、3年前に終の棲家として福岡のマンションを購入されて、ようやくこの春からお引越しされるということでした。

収納されたい書物の量やサイズ、ディスプレイされたいものなどかなり具体的にスケッチでお伝え頂いたので、現地にお伺いする前にほぼ図面も出来上がっておりました。その後は、関東のメーカーショールームでお好みの色柄をご指定頂いて、図のような貼り分けでGOサインを頂きました。
img002
設置場所は梁と凹凸のある2面の壁。ダーク系のクロスです。
IMG_6709

配線をしながら本体を設置していきます。
IMG_7209

ほんの数ミリ、床と壁天井のレベルの違いが出るものなので、正面の仕上げは後から隙間なく貼っていきます。
IMG_7212

梁の形状にピッタリ合せた吊戸棚の内部。
IMG_7208

ようやく出来上がりました。
奥は書棚が4ブース、手前の3ブースが左右にスライドします。
一番右端はお仏壇が入る予定です。
IMG_7223

重たい書物が入っても大丈夫なように、キャスターとレールが上下に仕込まれています。
IMG_7224

書棚の手前には、ディスプレイ収納です。
全面ガラス貼りの中、中央だけガラス棚でライトアップされています。
T様のコレクションフィギュアがたくさん入る予定です^^
IMG_7228

照明の頻度が少ないということで、スイッチとコンセントはさりげなく床に近い場所へ。
IMG_7234

書棚と対面側に、デスクも設置させて頂きました。
全体が黒い木目の中にワインレッドの挿し色が利いていて、T様らしい雰囲気です。
IMG_7231

初めは遠方とのやりとりで、お打合せはもちろん搬入もスムーズにできるか不安な面もありましたが、(他称)段取りのT様のおかげで問題なく納めることができました。
T様、年末からいろいろとお気遣い頂いてありがとうございました。
引き続き、よろしくお願いします!

クールなカップボード

2017-2-11

引き続き、O様のカップボードのご紹介です。
クローゼットに比べてご関心が低く、サブ的な存在でしたカップボード^^;
扉はキッチン扉と同じ品番で、天板は黒いレザー調でというご希望だけ頂いてプランニングさせて頂きました。
カップボード 実施

製作前の色合わせと採寸のため現地を拝見させて頂きました。
IMG_7058
こちらはキッチンの扉。
素材と同じく、引き手も同じ形状にもできました。
が、黒い天板をご希望されていたので合せて黒いライン引き手で引き締めることで製作させて頂きました。

そしていよいよお取付け。
IMG_6999
電気配線から行っていきます。

IMG_7006
炊飯ジャーのコンセントに。

IMG_7005
巾木の丸みに合せて側板を切りかく緻密な納まりです。

IMG_7048
完成しました。黒が利いたクールなカップボードになりました。

IMG_7049
吊戸棚の扉は片手で軽く上がり、下げるときはちょっと押すだけで勝手に閉まるソフトクローズ機能がついています。

IMG_7052
天板に合せて、吊戸棚も黒いレザー調の素材です。

IMG_7057
黒いアルミのライン引き手。
シルバーのライン引き手は比較的「食器棚感」が出やすいですが、マットな黒のライン引き手は家具らしく独特の雰囲気があります。

IMG_7051
キッチンと同じ扉のはずですが、引き手と天板を変えるとずいぶん雰囲気の違うものになりました。

IMG_7053
最近はほとんどがオープンキッチンなので、リビングから一望される(されてしまう)カップボード。
キッチンよりもむしろカップボードのほうがLDKのインテリアとしては大事な要素かもしれません。

結果的に結構な存在感のあるカップボードとなりましたが、クローゼットと同じくらいご愛用して頂けると嬉しいです^^
オシャレで多忙なお二人のエネルギー源空間になるといいなぁと思います。

O様、大変お世話になりました。新生活、たくさん楽しんでくださいね。

ページトップへ