デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

防寒対策に

2012-12-7

昨日、Sさま宅のお二階にインナーサッシをお取付しました。
既存の窓の内側にもう一つサッシを取付ることで、防寒と防音、結露まで防げます。

我が家はこの季節、雨戸を閉めるのですが、難点は朝が来たことがわからないこと。
やはり朝日と共に起きたいですね。
S様のご感想を聞いて、寝室に取付けることにしました^ ^

断熱改修の場合、福岡市から補助金が出る期間があるのですが、今年はエコポイントの受付が早くに締め切られてしまいました。
メーカーによっては独自に商品と交換できるキャンペーンもありますので、ご希望の方はお申し付けください。
リクシル製インプラスのキャンペーンは来年の3月末までです^ ^

はしごから階段へ

2012-11-27

先日、G様のガレージからロフトに上がる階段をお取付しました。

荷物を持って上り下りしやすい幅と勾配、強度が十分保てる階段を設計して製作します。
写真はロフト部分から土台を持ち出しているところです ↓
 
下から見るとこんな感じです ↓ 
持ち出した土台に階段を乗せ掛けています。
今までは手前のはしごで上り下りされていましたが高所作業はとても怖いものがありました。

そしてこんな階段が出来ました。
これだけゆっくり勾配がとれると荷物の上げ下ろしも安心です。
ダイナミックな階段はアスレチックのようでこちらもワクワクしてきます^^

階段は、ビスを使わず作っています。
写真は側面のささら板に踏み板を差し込む溝(アリ溝)を彫ったところです。

ここに踏み板を差し込みます。

そして木栓を打ち込んで・・・

出ている部分をカットするとこんな仕上がりです ↓
階段の裏側なので分かりにくいですが、台形の溝なので上からの力にとても強いです。

最近は新築でもプレカット(あらかじめ加工してある材木)を組み立てていく作業が多く、
技術が必要な仕事が少なくなってきた気がしますが、手間がかかる仕事ほど造り手としてはとても楽しいようです。
いいものを造っていきたいとおもいます^^

コーナーのTV台

2012-11-22

本日、N様のTV台をお取付しました。
サッシや出入口の関係上、リビングのコーナーにしかテレビの置き場がない・・・
ということはよくあるかと思います。
N様の間取りもそうでしたので、できるだけスッキリ見えて収納もできるような形で
デザインさせて頂きました。


↑ 床から浮かせることで、圧迫感なくリビングがより広く見えます。
  側面までつながっているボーダーはブラックチェリーの無垢材を使用しています。
  ブラックチェリーは高級材ですが、年月が経つごとに飴色に変化してとてもいい風合いになるので永く愛用して  頂けると嬉しいです^^

  

↑ 上の扉を開けるとDVD等の周辺機器 がぴったり収まっています。
  収める機器に合わせて間口を決めました。
  熱がこもりやすいので背面に熱抜きを設けています。


↑ その下にはリビングの小物の収納に便利な引出を設けました。 
  無垢材のボーダーは手掛けも兼ねています。 

既製品のコーナーTV台は床置きのものしかなく、ぴったり寸法が合うものは
なかなかありません。
周辺機器や収納するものに合わせた思い通りのオーダー家具なら、きっと
満足度と愛着度も違ってくると思います^^

コーナーつながりでもう一つ。
N様の玄関上がり框の高さが高く、お婆様にはつらい段差でしたので、
床と同じ材料で踏み台をお作りしました。
ちょっとしたことですが、私たちでもあると便利な気がします。

どんどん使用して元気になってくださいね^^

 

施工例を追加しました^^

2012-11-20

先日完成しましたN様宅の施工例をアップさせて頂きました。
収納のポイントが満載です^^
⇒ ここに欲しい!収納スペース http://designcompass.jp/works/residence-03/

退院されたお婆様とご家族の生活がますます温かいものになりますよう願っております☆
N様、これからもどうぞよろしくお願いします^^

オーダー額

2012-11-12

先日、N様の大切な水彩画に合わせて額縁を造らせて頂きました。
200年前にヨーロッパの女性画家が描いた絵画だそうです。
お聞きしただけで背筋がピンとなりました。
絵と同様とても立派な額でしたが、 お部屋には重厚過ぎるということで、
お部屋に合う額を製作して欲しいということでした。
 
ずいぶん絵を眺めました。
重厚感があり過ぎるからといって、シンプルでシャープにし過ぎると他のアンティーク家具と
調和がとれなくなります。
悩みながらも無垢材を少しずつ削りながら形にしていきました。
正面の幅はシャープに、奥行きはあっても重たく見えないようアールに削っていきます。

そして形と同じく色にも悩みました。
とにかく絵が引き立つよう、背景の色に近い深く趣のある色にしたかったので、
自然塗料を調合しながらいくつもサンプルを作りました。
調合したのは黒、ダブブルー、小石色、ウォールナット、サンフラワー・・・

そしてこんな形に仕上がりました。
チャコールグレーに見えますが、近くで見るとグレーや濃茶やパープルなどいろんな
色を感じるマットで深い仕上がりになりました。

実際にお取付したお写真はお見せできませんが、花籠がかかっているかのように
絵が引立って、静寂のなかにも気品あふれるとても素敵な空間でした。

今回初めて製作させて頂きましたが、額の奥深さ、絵と額の関係、大変勉強になりました。
N様の素敵なインテリアに、ほんの少しプチハッピーを添えられた気がして嬉しく思います。
本当にありがとうございました^^

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