デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

格調高い受付カウンター

2016-11-18

今年の1月にカフェコーナーなどを製作させて頂きました株式会社マルゴ様
(⇒ 以前の様子はこちら  )
受付にオフィス家具メーカーの家具を使用されていらっしゃいましたが、もう少しボニュームのある受付カウンターをということで、製作をさせて頂きました。
こちらは製作前です↓
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形状は、社員さんとお客様のスムーズな流れに沿ったかまぼこ型でご提案させて頂きました。
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左側の天然石と右側のカフェコーナーのナチュラルな雰囲気の間にある受付カウンター。私たちも素材選びに悩みましたが、フレッシュな社員さんの一声、「一番出来そうな色だから」という貴重な意見で素材が決まりました。

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こちらは仕上げ材を貼る前の状態。大きいです。

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仕上げ材を並べてみました。
2.4m四方のうち、どの部分で貼り合せをするか悩みました。

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そしていよいよ納品。
既存の受付カウンターがぴったり入るように中が凹んでいます。
折り返し部分も柄が続いているように合せています。

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無事に設置できました。
確かに、出来そうな雰囲気です^^

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既存のカフェコーナーのカーブとリンクしているようで、見た目にも動線的にもストレスフリーな気がします。
天板は、メラミン化粧板の中でも特に擦り傷に強い素材を採用しているので、宅配や受付のサインをする場所にも長く使って頂けると思います。

新入社員さんの意見も大事にされる風通しの良い社風と、歴史ある会社様の品格にふさわしい雰囲気に沿えているとうれしいです。
ますますのご繁栄をお祈りしています!

キャンドルカラーのマッシュルームスツール

2016-11-16

2年前にテレビボードを製作させて頂いてからお付合い頂いているS様。
ご新築とご出産を経て、念願のアトリエをオープンされるということでお声を掛けて頂きました。

とっても多才なS様。裁縫や雑貨、中でもキャンドルに関しては本当に究めていらっしゃいます。お伺いしたときには既にたくさんの色とりどりのキャンドルたちが並んでいました。
ご相談頂いたのはアトリエ内のレイアウト。
その後に作業台とキャンドルカラーのスツールを製作させて頂くことになりました。

大変お待たせして、ようやくお届けの日・・・。
「ピンポーン♪」
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「私たち、これからお世話になります、四姉妹です。よろしくお願いします!」
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ヨイショ、ヨイショ、、、、

すみません。遊び過ぎました。Sさんが「どっこらしょ3兄弟みたい!」(←NHKみぃつけたのキャラクターです)と言って下さったのでつい外で並べて遊んでしまいました^^;

Sさんの大好きなキャンドルカラーで4色。本当にワクワク元気になる色です。
Sさんはもちろん、訪れる方がモノづくりを更に楽しめる空間になるといいなぁと思います。
キャンドルづくりに必要な器具や裁縫道具など、だくさんのアイテムをすっきり収納するものと見せるもの。これからまたSさんと相談して少しずつ過ごしやすい空間づくりのお手伝いができればと思います。

それには、一度キャンドル作りを体験して本当に使える調度良いものを・・・ということで来月、親子で体験をさせて頂く予定です。
古賀市のキャンドルづくり「Felice(フェリーチェ)」さん

また、感想は後日ご紹介させて頂きます。
Sさん、とっても楽しみにしています♪^^

オーセンティックな空間に・・・

2016-11-2

ただいまF様の寝室を改装中です。
9畳足らずの空間ですが、床下の湿気と骨組みのままの書棚、シナベニヤに囲まれた空間を全面的にどうにかしたいということでご相談頂きました。

きっかけは湿気や臭いなど機能面でのことでしたが、さすがデザイナーのF様。「海外のオーセンティックなホテルのようにしたい」とのことでした。
オーセンティック=本物の、信頼できるさま。
若干プレッシャーを感じつつ、喜んで頂けるように頑張ります。

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こちらは施工前の写真です。
塩ビ系のフローリングに壁・天井はシナベニヤが貼られ、ダークグレーの書棚は骨組みがむき出しのままでした。

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平面ではわかりませんが、二面に向かって勾配のついた天井と、狭い廊下からの搬入口しかない離れの個室。
搬入を考えながら、材料を選ぶ必要があります。

そして、一番問題だった床下の湿気。
半地下でありながら床下換気口がないために、床下はカビの温床でした。
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完全に床下を撤去したうえで、吸気と排気になる換気扇を設けてようやく臭いが抜けました。

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書棚面の壁。
無機質なグレーの壁からオーセンティックな内装をイメージして素材をセレクトしました。シンプルながらも上質な大人の空間にしたいと思います。

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床と天井は、赤みのあるマホガニーに似たアフリカ材サペリ。
ベースとなる壁は大理石調タイルでシンプルに。
大判の60cm角タイルを貼っていきます。
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書棚面の壁。
上部は天然石。素材感だけで充分なインパクトです。
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これから斜めの壁に書棚を造る予定です。
リブ材を使った造作が施工精度が問われるところです。
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良いものを造りたいと思います。
F様、お住まいながらの工事で大変ご不便をお掛けしますが、もうしばらくお付合いよろしくお願いします。

視界が広がる窓辺の家具

2016-11-2

今年も残すところあと2ヶ月・・・!?運転中のラジオの声に、背筋がひやりとしました高瀬です。
気を引き締めていきたいと思います。

先月納品させて頂きましたN様の家具をご紹介します。
景色を一望できるリビングの窓に合せてカウンターと収納を。ということで、製作させて頂きました。
先にN様のご希望で、お部屋の一面にアクセントになる壁紙の貼り替えです。
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いつも家具絡みのアクセントクロスが多く、少量のクロス工事が殆どなのですが、気持ちよく引き受けてくれる職人さん。本当に感謝です。

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端から端まで5m。
これにもう一体合せて設置します。

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逆光と端まで入りきれずで良さが伝わりませんが全貌です。

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床よりワントーン濃い木目の本体に、窓枠に色合わせした白いカウンター。
白い本体に木目のカウンターは何度か製作させて頂きましたが、逆は初めてかもしれません。
N様たってのご希望でしたが、カウンターを白にすることで外への視界が広がり、お部屋全体もとても広く見えました。N様、さすがです。

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外壁面で移設が難しいテレビコンセントはこんな配慮をしています。
扉を閉めてもスマートに配線できます。

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窓に向かって、ちょっとした腰掛スペース。
最高の景色を前にコーヒータイム、なんて素敵ですね。

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奥様セレクトの壁紙。
近くで見るとデニム素材のような落ち感があって、旦那様セレクトのダークな木目と相性バッチリです。

N様のご新居のほんの一部ですが、新生活のお役に立てるとうれしく思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。

凹凸のない壁面収納

2016-10-17

N様のダイニングに壁面収納をお取付け致しました。
以前は既製品の書棚を置かれていましたが、梁や入口ドアとの隙間が気になっておられました。
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収納されたいものはたくさんの書物と分厚いアルバム。
入口ドア横の壁は30cmしかなく、アルバムには足りない奥行きでしたので、変形ですが斜めに製作させて頂くことになりました。
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製作にお待たせ致しましたが、いよいよ施工です。
まずは台輪部分。レーザーで水準を合わせます。
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そして下台。スイッチは家具の中に移設します。
普段はリモコンをご使用ということなので・・・。
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そしてようやく完成しました。
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梁やドアとの隙間が殆どない、壁にぴったりとした収納です。
全体的な奥行きは以前より大きいはずなのに、ずいぶんすっきりしました。
そして以前よりお部屋が広く感じられます。

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既存の巾木やドア枠に合せてぴったり納めています。

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お孫さんが頻繁にドアを開けてしまうということで、N様のご希望で扉全てに鍵をお付けしました。

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ダイニングの入口ドアを開けても干渉することなく、すっきりとした印象です。
ダーク色ですが、ガラス扉なので圧迫感もさほど感じません。
今回、将来的なこともお聞かせ頂いたうえで、色柄や納まりのお打合せをさせて頂きました。また数年後、お役に立てると幸いです。

N様、いろいろとお気遣い頂きありがとうございました。
これからもお付合いをよろしくお願いします!

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