チェリーのリビングボード
2016-2-14カテゴリー お仕事日記
Kさまのご新築マンションに合せて、リビングボードを製作させて頂きました。
3m幅の家具。
下台は天板を分割できる造り方をしたためエレベーターに乗りました。
が、吊戸棚が・・・。 あと少しで乗らず、9階までの階段で慎重に上げました。
化粧板でしたら分割して搬入して、底面を現地で貼るということができますが、天然木ではそれができません。 吊戸棚の中央に接ぎ目が入るということは避けたいので、階段でも一体型で入ってよかったです。
そしてようやく取付きました。
チェリーの木目が美しい壁面収納。テレビボードも兼ねています。
突き板や天然木は、出荷されるその時々で木目の表情や幅が異なります。
Kさま用に入荷した突き板はとても美しい木目でした。
全く同じものを造ることはできません。
その理由の一つにこんな隠れたアイテムが・・・
わかりますか?
ハートの形がちらほら。数えると9つのハートが見つかりました。
まさか職人Tの家具に対する想いがこんな形で表れるとは!!
それは冗談ですが、ほっこりと愛着がわく家具になりました。
お部屋に収納が少ないということで、お着物が入っている桐箪笥を収納するために、この家具のサイズを決めました。
が、お引越し当日にその桐箪笥が入らないというご連絡を頂き慌ててお伺いしたところ・・・半年近く前に採寸させて頂いた位置を誤っていました。
桐箪笥の下台をカットすることでジャストサイズになりましたが、本当にご心配をお掛けしました。
お客様からのご要望を形にする家具。
一つ一つの事に気を引き締めて取り組まなければ!と改めて思いました。
Kさま、この度は大変お世話になりました。
これからもどうぞよろしくお願い致します!