インテリアになるカップボード
2019-5-20カテゴリー お仕事日記
先日、O様のカップボードをお取付けさせて頂きました。
ご新築の空間に合わせてのお取付けでしたが、既存の壁は157cm。
限られたスペースを少しでも広く有効活用するために背中の壁を冷蔵庫側に付け足して家具を製作させて頂きました。
配線の穴だらけですが、左側の木部11cmを付け足して168cmのカップボードを取り付けていきます。
作業台はもちろん、収納で11cmはかなり大きな違いです。見た目にもぐっと広く感じます。
吊戸棚が付きました。
作業台と吊戸棚の間はタイルが綺麗に納まる寸法で設定させて頂いています。
本体が取り付きました。
少しビンテージ感のある特徴的な木目柄です。
このままでもカップボードとしての機能は果たしますが、ちょっと寂しい感じです。
プラム色のソファーを置かれると伺っていたので、プラム色の要素のあるタイルと合わせてご提案させて頂きました。
内覧会の際にタイルを先に決めて頂いていたので、現地で木目の色柄をご覧頂いて、左上の組合せで製作させて頂きました。
タイルを貼って完成です。
こちらはドラマ「結婚しない」で使われたことで話題になりました「KEKKON MIX」という名前のタイルです。
ちょうどソファーのプラム色とダイニングのアンティークテーブルに近い色も入っていてOさんにぴったりのタイルでした。
照明やハンドル、コンセントなどは黒で引き締めています。
予め伺っていたゴミ箱のサイズに合わせてスペースを作っているので無駄なくスッキリ見えます。
本体は敢えて装飾なくシンプルにすることで、タイルに視線が行きやすくなりました。
インテリアとしての調和とアクセント、両方の相反する役目を一緒に果たしているようなカップボード。
ソファーは拝見できませんでしたが、きっと更に素敵なインテリアになっているのではと思います。
Oさん、お待たせしましたが大変お世話になりました。
これからもよろしくお願い致します。