カウンター下にピッタリ馴染む収納家具
2024-6-26カテゴリー お仕事日記 , ローボード , 壁面収納 , 施工例
梅雨の真ん中ですね。
家の中のジメジメは嫌いですが、雨に濡れた葉や木々に落ちる雨音を聞きながら歩く林道は大好きです。
さて、先日Tさまの収納家具を製作させて頂きました。
キッチンのカップボードに並列されたカウンターと、ダイニングカウンター下の空いたスペースに収納をご希望でした。
どちらも貴重な収納スペースになりそうです。
ご希望される引出しや開閉方法など、事前に具体的なスケッチを頂いていたのでお打合せがとてもスムーズでした。
既存の家具に完全に色合わせするのは少し難しいので、いっそのこと異素材を取り入れませんか?
ということで、引出しの前板だけファブリックのような化粧板をご提案させて頂きました。
ベースの木、ハンドルのアイアン、壁のブルー、そして扉のファブリック、それぞれが引き立て合いますように・・・。
こちらは塗装前の状態です。
左はカップボード横の収納。4段引出しの前に1枚の引戸が行ったり来たりします。
右はダイニングカウンター下の収納。フレームのある框扉でのっぺりせずに少し表情が生まれます。
ホワイトアッシュで製作したこの2体が塗装でどんな雰囲気になるでしょうか・・・
塗装して数日後、無事に設置させて頂きました^^
少しグレーがかった難しいお色目でしたが、いつもの塗装屋さんが上手に仕上げてくれました。
良い雰囲気で馴染んでいます。
引戸を開けると引出しが隠れます。
片引戸なので、2枚の引違い扉よりスッキリして見えます。
ファブリック素材のメラミン化粧板に無垢材のフレームをまわして。
3mmの厚みを持たせることで、絶妙なアクセントになりました。
かなり手間はかかりますが、美しい納まりがデザインの一つになっています。
ダイニングカウンター側も同じ色合いで納まりました。
色も素材も同じですが、框扉にすることでまた少し違った雰囲気です。
この框扉もTさまのご希望でした。
一つ一つの選択を大事にされているTさまに選んで頂いて、家具も喜んでいるようです。
Tさま、この度はご依頼頂いてありがとうございました。
家具共々、これからもよろしくお願い致します。