デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

エレガントなキッチン

2018-5-16

昨年、水廻りのリフォームをさせて頂いたH様。
唯一変えていなかったキッチンを雰囲気良くされたいということでご相談頂きました。
吊戸棚のある独立キッチン。上のほうは殆ど収納として利用されていないということでした。

キッチンは既にTOTOのクリスタルカウンターをご希望されていたので、壁や照明そしてオープン棚をH様らしく装飾するお手伝いをさせて頂きました。


シンプルにキッチンの取替だけですが、H様に合う高さとバランスの良い器具の位置、うるさいほど図面にしてます^^;


キッチン撤去後、壁の下地や設備配管、電気の配線など一日目での作業を終えて・・・


2日目に新しいキッチンが。3日目に棚の設置とクロスの貼替を終えて完成しました。

透明感のあるクリスタルカウンターが光を反射して浮遊感まで感じます。
そしてまな板や布巾の除菌ができるというきれい除菌水。使用中にブルーライトが・・・。
最近のキッチンは確実に進化しています。


タイルは目地汚れが気になるしメーカーに用意されているキッチンパネルは無機質で・・・。
ということでしたので、程良く柄の入ったエレガントなキッチンパネルを採用させて頂きました。
ブラケット照明や棚受け金物に少しエレガントな要素を加えるだけで一気に空間が華やぎます。
H様らしいフジ色のクロスは汚れがついても落ちやすい機能性も備わっています。

奇抜ではないけれど、少しだけ特別感のある上品で飽きのこない優しい空間。
日々の疲れもリセットされるような空間であったらいいなと思います。
H様、この度も大変お世話になりました!

取っ手のないシンプルな家具

2018-5-12

ブログの更新がなかなかできず、久しぶりの投稿です。
今月は遠方のお客様が多く、初めて訪れる街並みも楽しみつつお届け致しました。

小郡市のT様。
とてもシンプルなキッチンカウンター収納をご希望でした。
引出し、開き扉ともに全て取っ手のないプッシュオープン式です。

キッチンで取っ手がないと水や油分がついた手での開閉を嫌われる方も多いですが、
プッシュオープン式レールの機能性の向上とデザイン性から最近はキッチンでも取っ手がない扉を希望される方が増えてきました。


側面のカキ板もビスを使わずフィンガージョイントという方法で組んでいます。
炊飯ジャーやホームベーカリーを収納できる設備機器感の少ないすっきりとしたキッチンカウンターになりました。

とても素敵な床材でしたので、あえて大人しい木目にすることで品良くすっきりとまとまったような気がします。
T様、大変お世話になりました。

そしてこちらもプッシュオープン式ですが、S様の天然木を使用したテレビボードをご紹介させて頂きます。

ダイニングからの動線を妨げないよう、角を落とした形状です。
無垢材のボーダーラインが揃うことで奥行きを感じることができます。


扉を閉めているとどう開くのかが分かりませんが、それぞれ用途に合わせた開き勝手をしています。


プッシュオープン式の引出しが大小。無垢材のボーダーで扉の継ぎ目が目立たなくしています。


中央もプッシュオープン式ですが、下にゆっくり開くフラップ扉です。


65インチの大型テレビを既に壁掛けにされていたので、ダイニングとのスペース上テレビボードをシンメトリーに配置することができませんでした。
重心を低く素材感のあるテレビボードにすることで、バランス良く安定したように思います。

田川郡のT様もプッシュオープン式のテレビボードでしたが残念ながら完成写真を撮り忘れてしまいました。
プッシュオープン式にすることでシンプルにはなりますが、見た目のオリジナル性が見つかりにくいかもしれません。

シンプルだからこそ、その方々のこだわりやライフスタイルに合わせた機能面とデザイン面でのオリジナルを見つけていきたいと思います。

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