デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

クラシカルな洗面台

2020-7-26

N様の2階に洗面台を製作させて頂きました。
普段はご主人様と息子さんが使用されていて、洗面の用途だけではなく掃除機などの収納と、ミニキッチンの要素も加えたいというご要望でした。

壁を囲うようにして、洗面台と側面の二面を利用して計画させて頂きました。


当初はデザイン的なご希望を頂かなかったので、シンプルに清潔感のあるイメージでご提案をさせて頂きました。
それからグレイッシュでホテルのような趣きのデザインを経て、クラシカルなイメージに行き付きました。
全てN様から頂いたイメージ写真がきっかけです。
一度はプラン7でご了承を頂いたのですが、素敵なブラケット照明を見つけたので少しデザイン修正をさせて頂きました。
ようやく自分なりに腑に落ちた感覚です。
格調高く、クラシカルで上質な空間を目指したいと思います。


既に工務店さんで既存の撤去と内装を仕上げて頂いている状態です。
まずは正面の家具から設置していきます。


もう一方の面は窓を覆う掃除機収納と、冷蔵庫との動線の良いレンジやケトルなどの家電収納を設置していきます。


少しずつ形になってきました。
掃除機収納は地板がないのでそのままスムーズに収納して頂けます。


ボウルと一体型の人工大理石天板が乗りました。
ウォールナットの扉とお互いの良さを引き出してくれる大胆な模様です。


そして、クラシカルで堂々とした洗面台が完成しました^^


趣きを出すために、框の形状に気を遣いました。
大きな扉を陣笠の形状にすることで、更にクラシカルな要素とやわらかさが増したように思います。
古美色のハンドルも随分悩みましたが、シンプルなデザインにすることでより扉の良さが活きた気がします。


家電収納の背面にあたる洗面台の側面。
また家電収納の側面が洗面台の扉と同面になります。
そこに大理石の天板が美しく納まるよう何㎜出すかなど、造り手と二人で細かいやりとりをしています。


洗面以外の用途になる収納と家電スペース。


左は掃除機などの日常の収納スペース、右は家電と食器や酒類などホテルのミニキッチンにあるような便利スペースです。
上段はレンジ、下段はケトルやコーヒーメーカーのイメージです。
一番下の引出は、焼酎ボトルが入る高さ設定です。
ちょうど右側に冷蔵庫があるので、ゼロ動線で物の出し入れをして頂けるかと思います。


ゴミ箱や使用済みのタイルなどに、ピッタリサイズのバスケット。
ハンドル付きなので、そのまま1階に楽に持ち運んで頂けます。


天板とボウルに継ぎ目のない滑らかな手触りの人工大理石です。
立ち上がりは水回りにも使用できで主張し過ぎないエコカラットを貼っています。


そしてこんな便利アイテムも。
洗面左の側面に拡大鏡。普段はフラットにしておいて、必要なときに手前におこすと拡大鏡としてご利用頂けます。
使わないときも何となくオシャレでホテルのような雰囲気です。

発注直前に出会ったブラケット照明も全体の印象を変える大事な要素になりました。
いろいろなアイテムが組み合わさって、一つの空間が出来上がりました。
既製品だと一台の洗面台かもしれませんが、ここにはN様のために集結したたくさんのアイテムたちが仲良く同居しています。
ご家族の皆様にたくさん可愛がって頂けると嬉しいです。

連日、現場の皆さんマスクをしながら大変な作業ですが、引き続きよろしくお願いします!

プライベートルーム ~寝室・クローゼット・書斎の空間づくり~

2020-7-5

現在、昨年の秋からお打合せを重ねてきましたN様宅のリノベーション工事中です。
きっかけはN様が長年お付き合いのあるリフォーム店さんから、設計デザインのお話しを頂いたことでした。
当初は和室を増築して奥様の寝室と充実したクローゼットにというご要望でした。(今となっては懐かしく感じます^^)
どのくらい増築するのかはレイアウト次第ということで、まずは増築面積によって考えられる方向性をご提案させて頂きました。


左は増築面積を広く、右はコンパクトに。上はクローゼットを集約させ、下はクローゼットを各所に設けたプランです。
まずは広く増築する方向で具体化させて頂くことになりました。

その後、動線や収納量、N様のライフスタイルなどたくさんお伺いして、このようなレイアウトになりました。
元あった和室の中央に空間を仕切るクローゼットを設けた大胆なプランです。

デザインはN様がストックされていた海外のインテリア写真を基に、N様仕様にアレンジさせて頂きました。
クラシックでエレガントな女性らしい雰囲気もありつつ、設え過ぎずモダンでシンプルな清々しいイメージです。

一時はこの内容で着工の予定でしたが・・・床材やその他のお部屋の関係もあり、急遽増築をしない方向で再検討ということになりました。
今の和室の面積で、寝室・書斎・クローゼットの用途を備えつつ、収納量やデザイン性を極力変えずにどこまでできるでしょうか。
一度ご要望を全て満たしたご提案後に縮小するのは、少なからず我慢が必要になってきます。
でも住宅メーカーのCMではありませんが、「考えよう、答はある」です。


答えは、ありました! 収納量を確保するために壁面は全てクローゼットとデスクを配し、ベッドを中央に設けたレイアウトです。
Aの窓は元々あった掃出し窓の幅で、床から出窓の面積をせり出すことで脚を入れて座ることができるスペースに有効利用ができます。
増築プランも好きでしたが、こちらの方が必要なものが全て集約され、家具に囲まれた素敵な空間になりそうです。ワクワクしてきました^^


収納も前プランと同じくらい充実しています。それぞれが大事な役割のある収納です。
ベッドが中心?と思われるかもしれませんがヘッドボードを素敵に設えることで、生活感を解消してむしろ素敵に映える空間になるかと思います。

コロナの影響などで着工までの期間が長かったので、いよいよ待ちに待った着工となりました。
以前は窓も締め切られた閉塞感のある和室でしたが・・・

リビングからの写真です。床、壁、天井全て解体して以前の面影が全くなくなりました。

混構造のため、解体してみないと分からない天井裏です。
H鋼が入っているのでダウンライトの配灯やエアコンの位置など、解体後に対応して頂くことがたくさんあります。

少し空間が出来上がってきました。
出窓のイメージも湧いてきます。

着工して10日程でここまで空間が出来上がりました。
大工さんの手際の良さと、現場管理のYさんの采配に頭が下がります。本当にありがとうございます。

以前の和室からリビングへのアングルです。

窓が変われば・・・とこれまたサッシメーカーのCMですが、本当にそうですね。
完成した家具に囲まれて窓辺でゆったりとした時間を過ごして頂くご様子を想像するだけで本当に楽しみです。

空間が出来上がってからの採寸、そして製作となるのでこれからまたしばらくお待ち頂くことになります。
お住まいながらの工事で、N様もそして現場で作業される職人さん方も大変なご苦労かと思います。
現場がスムーズにいくよう、そして素敵な空間が出来ますように、私たちも良い仕事をしたいと思いますので、
N様、現場の皆様、引き続きよろしくお願い致します!

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