デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

既存のカップボードに付け足すことで・・・。

2018-7-10

T様より、独立キッチンの壁を開口して対面キッチンにされるにあたり、カウンター収納のご相談を頂きました。
他のお部屋のリフォームもされるため壁の開口工事はリフォーム店さんにご依頼済みとのことで、造作家具のご要望をお伺いしました。
当初はカウンター収納のお話しを中心にさせて頂いておりましたが、対面キッチンになることで無くなる吊戸棚の中の物や、オープンになることで見えてしまう背面収納をどうするかということで先にカップボード側のご提案させて頂くことになりました。


既存のカップボードのガラス扉を木扉に、それから洗面所へ続く通路の両サイドを有効活用することで見えても生活感を感じない家具を目指します。


洗面所への行き来の頻度と、キッチンからの物の出し入れの仕方をご検討頂いて、大きな開き扉で製作させて頂くことになりました。

既存のカップボードからバージョンアップして格調高い雰囲気の家具を目指します。
難しい納まりでしたが製作を経て、いざ施工です。


右の引出し収納は既存のカップボード、左の溝のある家具が新しく製作した樺桜の家具です。
クリア塗装では赤身が強く出たので、黄色に寄せて調色してもらいました。
色を濃くするほうが簡単ですがその逆は技術が要ります。塗装屋さんに感謝です。


天板が少し出ている部分を溝に合わせてぴったり納まりました。


冷蔵庫横は根菜収納や大きめのストックと家電置きです。


ガラスの扉を木扉にすることで生活感がすいぶん無くなりました。
通路右側は調味料や食品ストックです。
間口が広くて奥行きが小さな収納、とても重宝するかと思います。


以前のカップボードから格調高い雰囲気に様変わりしました。
通路を挟んではいますが、同じ素材の面積が増えるとずいぶん空間が広く感じます。

これで壁が開口されて見えても大丈夫ですね。見せたくなるともっといいなと思います。
ダイニング側のカウンター収納も良い物ができるよう精一杯取り組みたいと思います。
T様、引き続きどうぞよろしくお願い致します。

ドレッサーのあるサイドボード

2018-7-1

Rさまのリフォーム工事が順調に進んでおります。
ガス式の床暖房をされるとこのとで、工事は全てお客様ご依頼の西部ガスリビングメイト西日本住設さんがされています。
お住まいながらの工事ですが、手際良く段取りされていて気持ちの良い現場です。

以前は壁で仕切られていたリビングダイニングにドレッサーを置かれていて3人のお嬢様が時間をずらして使われていました。

同じアングルですが、間仕切り壁が撤去されて解放感のある空間になりました。7m以上の間口にサイドボードが取り付く予定です。


当初からのご要望でした「この部分にLDKに必要な収納を」ということで打合せをさせて頂きました。
キッチン背面に食器類、腰窓の間にドレッサー、リビング側に鞄などのざっくりとした収納という大枠から具体化させていきます。

一番悩んだところがドレッサーの部分です。
閉めているときは存在感のない状態に、使用中はメイクをし易いミラーや照明、使う物に合った収納場所をということでご提案をさせて頂きました。

上は天板の裏にミラーを組込み、開けたらドレッサーに閉めたら何もない状態です。
下は壁にミラーを組込んだ棚を取付け、開けたら2面鏡に閉めたらインテリアパネルのようなアクセントになるイメージです。
ご家族会議の結果、上の方法で検討させて頂くことになりました。

今度は照明の検討です。
壁付けのブラケット照明をドレッサー使用時に点灯して頂くか、ドレッサーの鏡の裏にテープライトを仕込むかで使用感を検討して頂きました。

これは後者の試作品。よく女優ライトなどと言われますが、光源が目に入ると眩しい割に肝心のミラーが対比で暗く感じてしまいます。
後ろや上からの照明が別にあれば顔に影が出来ずに良いかもしれませんがあまり現実的ではありませんでした。
ショールームのように現物がないだけに、図面上で検討して頂くことは難しいかと思います。
こうして試作品を作ることができるのも独立して良かったと思うことの一つです^^


さあ、着々と家具の製作が進んでおります。
サペリのストライプ柄がますます奥行きを感じてシャープに見えそうです。

これは使用しているサペリの突板ですが、独特の照り感で雰囲気があります。


ドレッサー部分も形になってきました。


引出しの側板に使う材料の加工も終えました。
ビスを使わないジョイント方法は手間がかかりますが、引出しを開けたときの気持ちが違います。
大量生産では入らない「造り手の思い」が仕上がりに繋がればと思います。

現場の進行とお届けが楽しみです。
R様、現場の皆さま、引き続きよろしくお願いします!






家具にできる空間づくり

2018-6-16

昨年末からお打合せを重ねてきましたR様。

初めてお声掛け頂いたときの内容は、
~いまお住まいの戸建てを全面改装するにあたり、リビングダイニングにキッチンに合わせて棚を造ってほしい~とのことでした。
既に工務店さんと、キッチンメーカーさんとそれぞれ打合せが進まれているところにお伺いをさせて頂きました。


現在の間取りです。
リビングダイニングの間仕切りを撤去して、ワンちゃんたちのために全面床暖房のタイルにされるとのことでした。
キッチンはダイニングのスペースにアイランド型のシンクキャビネットとテーブルを並列されると伺いました。
お会いしてからは、リビングダイニングの出窓が並ぶ壁にキッチンに合わせたサイドボードの他にもクローゼットやテレビボードなどご要望を頂きました。

採寸とヒアリングの後、持ち帰ってそれぞれの家具をさあ考えよう!としましたがどうしても平面レイアウトが気になってしまい、
先に間取りのご提案をさせて頂きました。
後発の私たちがこういうことをすると工務店さんに嫌がられるのが常ですが、提案は自由ですし永く住まわれる場所なので・・・。


4パターン程ご提案をさせて頂きました。
ダイニングから家事室・クローゼットへの行き来の頻度が高いとのことでしばらく悩まれましたが、レイアウトはこのプランで決定しました。
それからようやく家具のプランがスタートです。

プランの際に、とても悩んだことが素材と色味です。
既に決められているキッチンの扉が赤味のあるサペリ。鮮やかなストライプ柄の木目がインパクトと存在感を与えます。
このキッチンをどう引き立てるかを念頭に、Rさんご家族のお好みを想像しながら2パターンに絞ってみました。

タイルは家具と関係ないようですが、大事なインテリアの要素です。
同じ家具でも周りの素材によって受ける印象もガラリと変わります。

右のグレー系で仕上げるとシックで厳かなイメージ。

左のベージュ系で仕上げると明るくエレガントなイメージ。

奥様はグレー系をお好みでしたが、ご家族の多数決でベージュ系で進めていくことになりました。

数か月間お打合せをさせて頂きましたがいよいよ来週から着工です。工期は約2ヵ月とのことでした。
素材と合わせて照明のご提案もさせて頂いたので、電気配線や家具の納まりなど現場の打合せもさせて頂きます。

家具の材料も入荷して着々と製作が進んでいます。また家具それぞれも具体的にご紹介させて頂きたいと思います。

喜んで頂ける空間づくりが出来ますように・・・。
念じて想像しながら一生懸命取り組みたいと思います。
Rさん、どうぞよろしくお願い致します。

猫ちゃんのための家具

2018-6-13

M様の可愛い愛猫ちゃんたちの為の家具を製作させて頂きました。
といってもキャットタワーやおうち的な家具ではなく、快適なトイレのための家具です。
私もM様に教えて頂いたのですが、猫ちゃんにとってトイレはとても大事な要素のようです。

3匹の猫ちゃんにトイレは2つ。
トイレを外からは隠しつつ、中からはある程度の明るさと臭いがこもらない対策、
そして猫ちゃんはトイレの後に砂をかけるので、その後の掃除もし易いことが条件でした。
ある程度、M様がご要望をスケッチされていたので、形も早く決まりました。



中央の入口から左右好きな方のトイレに行き来ができるしくみで、トイレの掃除のときは扉を開けて頂く形です。


猫砂が入り込むと掃除がし辛い底の角は、全周斜めの木を取付けて滑らかに掃除がしやすくしています。
こちらもM様のご希望でした。


本体は傷や汚れに強い化粧板ですが、通気の為の有孔ボードは木目に合わせて自然塗料で着色しています。
難しい色味なので調色も手間がかかります。


こんな形で出来上がりました。
一見、猫ちゃんのトイレが入っているとは思えない家具です。
テレビボードとしても使えるようコンセントの配慮もさせて頂いています。


開けるとこんな形です。有孔ボードからの光の入り方が猫ちゃんたちにも落ち着きがあって良いのではないでしょうか。
気に入ってくれるかどうか心配でしたが・・・。

納品後の帰り道、すぐにM様が写真を送って下さいました。

早速、新らしい家具に興味津々の様子です。ほっとしました。

そしてしばらくするともうこんなリラックスした様子の写真まで・・・。

納品のときに姿を見せてくれなかったので心配していましたが、気に入って頂けたようで嬉しいです。
猫ちゃんたちのことを良く分かってあるM様のご希望でしたので、きっと猫ちゃんたちも満足されたんだと思います。
M様、猫ちゃんたちにどうぞよろしくお伝えください。ありがとうございました!

ダイニングのサイドボード

2018-6-2

ご新築マンションの完成前からダイニング収納のご相談を頂いていたO様。
最初のお打合せの時に具体的に収納されたい物をスケッチと共に伝えて頂きました。
その後、何度かやりとりをさせて頂いて図のような形で製作することになりました。

プリンターやノートパソコン、メイク用品、書類や文房具、貴重品など収納する物の種類も様々です。
将来的にはお子様の勉強机にも兼用できれば・・・ということで、ご家族皆さんが長く使えてインテリアに調和するようプランさせて頂きました。


キッチンカウンター下にジャストサイズの高さで納まりました。
この収納、一見壁側の扉が開きそうな感じですが・・・


壁側はダミーのパネルで実は内側が開くようになっています。
当初、貴重品収納を正面から開閉する鍵付きの引出しにする予定でしたが、毎回の所作が面倒なのでこんな形になりました。
ゴミ箱を置く程度の用途しかなかったキッチンカウンター下のデッドスペースが、使えるスペースとして大活躍してくれそうです。


右側はプリンター置台と紙類を置ける可動棚が設置されます。
プリンターを使用中、出しっ放しにしていても邪魔にならない位置です。


選んで頂いたハンドルも良いアクセントになりました。
金物一つで家具の表情が変わるので不思議です。


O様仕様のカウンター収納がスッキリと納まりました。
収納する物や使い方が変わっても長く愛用して頂けると嬉しいです^^
O様、これからもよろしくお願い致します!




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