デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

2025年もよろしくお願いします

2025-1-5

あけましておめでとうございます。
お正月は毎年恒例になりました古賀市の五所八幡宮さんへお参りに・・・。
 
こちらも神妙な面持ちです。
ムーミンとの2ショット、元気で長生きできますように。


樹齢1000年を超えるムーミンの樹で有名ですが、他にもその姿に圧倒されるご神木に出会えます。
こちらは「ムーミンのねぐら」と呼ばれる大樹です。
正面は大きなウロにムーミンが寝ている姿を想像できますが、後ろを見ると・・・


斜面で倒れそうな大樹をか細い木がしっかり支えているような姿が見られます。
「助け合いの木」だそうです。
いつもこの景色を見るとハッとさせられる瞬間があります。

そして昨日、ビックリするニュースを目にしました。
2018年に死んだ子を17日間運びながら泳ぎ続けたメスのシャチが再び、死んだ子を頭に乗せて泳いでいるのが見つかったそうです。
新たに出産した子のようですが、こんなに悲しみを感じて、そして一緒にいたい気持ちがあることに驚かされました。
更に驚いたのは、子を運んでいるあいだ餌の確保ができないため仲間の助けを受けているのだそうです。

年始から、動植物に大事なことを教えられました。
2025年、自分たちにできることを精一杯がんばっていきたいです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!

工場にワークスペースが出来ました。

2024-12-31

2024年も大変お世話になりました。
今年のご縁に感謝しつつ、来年もどうぞよろしくお願い致します。

ご縁と言うと、お客様とのご縁はもちろんですが、業者さんのご縁もありました。
 
寂しかった工場のシンボルツリーのアオダモ(左)を、シャラシャラ揺れるシマトネリコ(右)に植え替えていただきました。
ボリュームが欲しいなぁと願っていたところ、10月にご縁があって愛媛県のランドスケープさんに植樹をお願いしました。
お仕事のスタンスと愛情にとてもワクワク・・・自身に振返って気付かされることがたくさんありました。
10月から福岡店もスタートされるとのことで外構をお考えの方、おすすめです^^


そしてアオダモさんはどこへ行ったかというと、北側の一角に・・・。
ん?何だか開けて欲しそうなドアが付いてますね。


工場の脇に小さなワークスペースを設けました。
ベース工事は長年お世話になった大工さんにお願いしました。

 
内装は需要の高いモダンなテイストに反して、自分が好きなテイストに。
その時の見事な紅葉に触発されて、ウィリアムモリスの黄色い柳の葉柄(ウィローボウ)をセレクトしました。
床は切り株柄、天井はイエローベースの織りの壁紙です。


職人さんたちの愛情のおかげで、ワークスペースとなる一面だけ完成しました。
お客様との打合せスペースはまだまだ着手できませんが長期で手掛けていけたらと思っています。


スペースの名前は、「Yellow Willow」
設計デザインのお打合せはもちろん、製作中の家具を気軽に見に来ていただいて寛げるスペースにできたらと思っています。

2025年もいそがしくなりそうですが、ワクワクを大事に良いお仕事をしていきたいです。
皆さまどうぞ良いお年をお迎えください。

大人の書斎・寝室・クローゼット

2024-12-21

本格的に寒くなってきたので、我が家の愛犬ポッカも冬支度です。

来月で16歳。頑張りますよ~。

さて、長期で計画しておりましたY様の個室のリノベーションをご紹介します。
書籍や衣類が多く、集中して休める個室に・・・ということで今では懐かしく感じるファーストプランでした ↓

お部屋の中でステップを作って囲われた寝室と窓辺で集中できる書斎、手前側にクローゼットという計画でした。
懐かしさと未熟で恥ずかしもあるプランです^^;

その後、マンケイブ(man cave)プランに進展しました。
マンケイブとは、男の隠れ家や秘密基地といった意味合いでYさん留学先のイギリスで人気なのだそうです。
そのワードにヒントを得て、こもる部屋を意識してみました。


ベッドと寝室は壁面に、デスクや書棚・ベンチを中央に配置してグルリと周ることができるプランです。
あなぐら感のあるベンチと集中できる書斎がポイントでしたが・・・
エアコンの効きやお掃除のし辛さなどの難点もあり、再考させていただきました。


ベッドを中央に配置して周辺の収納の書斎、クローゼットをしっかり充実させるプランです。
大人のシックな色合いで素敵に仕上げたいと思います。

写真には無いガラスやタイルなど、異素材も加えてメンバーが揃いました。


工事はいつもお世話になっている西日本住設(株)さん。


クローゼットは一枚の大きなガラス扉が左右に行き来する予定です。

当初からするとシンプルにまとまったプランになりました。
その分、施工精度が物を言うのでしっかりと家具を納めていきたいと思います。
Yさん、Tさん、年をまたいでしまいますが、どうぞ楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。
引き続き、よろしくお願い致します!

プライベート空間のオーダー家具たち

2024-12-16

一年で一番好きな紅葉の季節をわずかに味わえたかな?と思いきや、冬がすぐ後ろに並んで待っていました。
写真は先月の工場近くのグリーンパーク。今は黄金色から茶色にすっかり衣替えしてます。
 
そんな中、M様のマンションリノベーションに合わせてオーダー家具を製作中です。

8月最初にお声掛けいただいた時は、来月から解体が始まるというタイミングでした。
まだ変更可能なレイアウトということと、解体後にしか分からない水廻りの可否があるということで、早速解体前の現地へ。

建築会社様とご挨拶させていただきました。
一番最後に参加させていただいて恐縮ですが、お客様と建築施工をより良いデザインで繋げるパイプ役ができればと思います。


解体後、ファーストプランがベストかどうかあらゆる可能性からご検討いただいて、寝室スペースの計画変更になりました。
やはり机上ではなく現場が大事です。現場の大工さんや監督さんも熱心に加わっていただいて、現場愛がムクムク湧き上がってきます。


お打合せを重ねて、上のようなレイアウトで進めていくことになりました。
主に、玄関を入ってバルコニーまでの壁から上のプライベート空間に造作をさせていただく予定です。
黄色の着色部分がオーダー家具になります。


造作家具のカラーイメージです。
図面右側のプライベートな寝室と左側のユーティリティーで雰囲気を変えて。
リビングから垣間見えるそれぞれの景色も含めてお部屋全体のデザインになると良いなと思います。

 
 
まだまだ箱の状態ですが、これから色付いてゆくのが楽しみです。
M様、現場の皆様、引き続きよろしくお願い致します!

ラグジュアリーなクローゼット

2024-11-27

先日、S様のクローゼットを製作させていただきました。
正面に梁、左側面にエアコンのあるお部屋の一面にご希望でした。
現地のお写真を先に送っていただいてご提案をさせていただきました。


上の2つは隠す収納、下は見える(見せる)収納です。
どちらも良い面がありますが、間接照明でお部屋全体を演出できるという点で下のプランで具体化させていただきました。


製作期間を経て、設置の日です。
まずは電気配線等行っていきます。


箱状では搬入できないので、パネルを現地で組み立てて設置していきます。


一つ一つが大きいですが、ピッタリ納めていきます。


電気配線は見えない部分に集約して間接照明が点灯しました。


ガラスの反射で上手に撮影が出来ませんでしたが、完成しました。


スリムで存在感のないガラス扉は開口を最大限活用できます。


時計やアクセサリーを収納できる場所をということで、最上段の引出しが上から見えるように設えました。

 
左は時計専用のケース、右は仕切りが移動できるフレキシブルな収納です。


縦の仕切りは厚さ1mmのスチール製、横はウォールナットの板側面にマグネットが付いていて、倒れることなく前後にずらすことが出来ます。


ガラス扉を一旦開けて引出す所作にはなりますが、何とも言えない特別感があります。


右の足元には靴のケースを2段収納していただく想定です。
棚下は影になりがちですが、こうしてライトアップされると大切なアイテムがディスプレイにもなります。


厳かで凛とした佇まいです。
毎日がスペシャルになりそうですね^^
S様、この度はお声掛けいただきありがとうございました。
家具共々、末永くよろしくお願い致します。

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