デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

家具の製作を職業にしてみませんか?

2022-6-28

デザインコンパスを始業して10年。これまでずっと二人で歩んできましたが、
9月の工場引っ越しを機に、家具職人として一緒に働いてくれる人を募集します。

単純に家具を造るだけの仕事ではありません。
既製品のように誰が使うか分からない物を大量生産することはなく、
そこに住まう人使う人が居て、その人とその場所に合った家具と空間を造ります。
だから同じ物を造ることはなく、その人だからこうなったという家具を造ります。
また造り付ける家具が多い為、下地の状況を把握して隙間なく家具を納めたり、照明や様々な仕上げ材を取り入れたり、建築知識も学べます。
目の前で空間が変わっていく様子は何年経っても毎回感動させられます。
そしてお客様に喜んで頂けることが糧になり、また良い物をつくりたいと思えます。
人が居て、心があって、作品に繋がります。
きっと知識や技術はその後についてきます。

経験は問いません。
子供のころに図工が得意だった人、プラモデルに夢中になった人、物づくりが大好きな人、は向いているかもしれません。
工場までの交通機関が整っていないため車通勤が可能な方と、工場で燃える資材が多いため非喫煙が条件です。

ご興味のある方はお問合せよりメールにてご連絡ください。

木目のキッチンローボード

2022-6-28

Y様のご新築に合わせて、キッチンのローボードを設置致しました。

上部の棚は工務店さんで最初から設置されてあり、2m55cmのカウンター収納を製作させて頂きました。


驚かれるかもしれませんが木目が美しいアッシュの無垢材・・・ではなく実はメラミンなんです。
最近は本当にリアルになってきた気がします。
経年変化はしませんし触れると天然木との違いは分かりますが、水や油を使うキッチンでストレス無くずっと綺麗なままで使える素材は魅力的かもしれません。


Y様のご希望で、真鍮製のシンプルなハンドルを使用致しました。
最初は磨かれた状態ですが経年変化するので、磨きながら好みの風合いを楽しんで頂ければと思います。


予定されていたゴミ箱もピッタリ。
スッキリとしていて気持ちが良いです。
ローボードでも収納力たっぷりの充実したカップボードです。
このままリビングに合っても良いくらい、インテリアの一部になっていました。

Y様、昨年からお世話になりました。
これからも家具共々、どうぞよろしくお願い致します。

シンプルモダンなモノトーンインテリア(リビング編)

2022-6-10

引き続き、K様のリビングをご紹介させて頂きます。


写真は現地調査前に頂いていた以前のリビングです。
一つの空間ですがテレビがコーナーに有り、ダイニングとリビングが分かれている印象でした。


当初の予定はキッチン周りの家具だけでしたが、急遽テレビボードもご要望頂きご提案をさせて頂きました。
ダイニング側に少し収納のボリュームが欲しいとのことで、いくつか図にしてみました。
しかしカウンターが一枚繋がっていた方がより広く見るので、ダイニングでも使い易い高さに少し上げて右の図で製作させて頂くことになりました。
色は限りなく黒に近い木目。シックでカッコいいテレビボードを目指します。


設置面の壁がコンクリート躯体で強固に設置する事ができないので苦肉の策です。
下駄をはかせてその上に乗せることで強度を保ちつつ、配線ルートも兼ねています。


本体は3つに分けて設置していきます。


天板はエレベーターに乗るサイズで2枚に分かれていますが・・・


ジョイントすると殆ど継ぎ目が分からなくなりました。


タイルを貼って、間接照明を繋いで完成です。
スタイリッシュで洗練されたリビングになりました。
そして以前よりも随分お部屋が広く感じられます。


天板の両サイドには上から抜き差しできるコンセントと配線孔を設けています。


ブラックアルミフレームのガラス扉。
異素材が少し入るだけで、全体が同じ素材の扉よりも空間がキュッと引き締まります。
ガラス自体は透過性がありますが、内部を黒にすることで透けにくく艶やかで高級感を感じます。
足元の間接照明も浮遊感があって気持ちが高まります。


キッチンからの眺めも良いですね。
キッチンの白とは逆に引き締まった黒が洗練された印象です。


キッチンとリビングダイニングが一つになりました。
白と黒、ガラスタイルとマットなタイル、質感は違ってもモノトーンで揃えられたことで統一感があります。
ガラスタイルの色ムラが遊び心があって垢抜けた印象です。
テレビボードの足元灯(写真は点け忘れてますが)は、リモコンで調光と調色ができるので、シーンに合わせて楽しんで頂けそうです。
ご夫婦のお酒の時間がより特別なものになると良いなぁと思います。

K様、昨年から大変お世話になりました。
家具共々、これからもどうぞよろしくお願い致します。

シンプルモダンなモノトーンインテリア(キッチン編)

2022-6-10

昨年末にお問合せ頂き、お打合せを重ねて完成しましたK様の家具をご紹介させて頂きます。
築10年余りのマンションをご購入されての改装ということで、前持主様がお住まい中に現地調査をさせて頂きました。

当初、情報として頂いていた現地写真です。
充分綺麗にお使いでしたが、キッチン吊戸棚の圧迫感とダークな色を解消されたいというご要望でした。
そして、カップボードも一緒に白で統一されたいとのことで、ご提案をさせて頂きました。


カップボードの設置面は幅170cm、奥まっている冷蔵庫スペースが108cmとかなり余裕がありました。
あと30cmも広げられそうです! カップボードは5cm違うだけで随分広く感じるので楽しみです。


ということで、2m幅の設置スペースにして何度かご提案をさせて頂きました。
冷蔵庫上のスペースまで吊戸棚を一面広げる計画です。
タイルはK様に選んで頂いたストライプのモノトーンガラスタイルを横向きに貼ることになりました。
図の左下のようなイメージです。真っ白なキッチンに映えそうですね^^


施工当日。既にリフォーム会社様で吊戸棚は撤去して頂いて、照明もダウンライトに変わっています。
最初にキッチンカウンター下のスペースに収納を設置していきます。


23cm程せり出している人工大理石のキッチンカウンターですが、その殆どが反っていることが多いです。
こちらも手前はこれだけ隙間が空いていますが、奥側が完全に当たってしまっているので突っ張りながら設置します。


それでも美しく納まりました。
キッチン側面はクロス仕上げですが、極力クロスの白に寄せた色にしているので一体化して見えます。


そして肝心のカップボードです。
30cmのふかし壁に合わせて下台を設置していきます。


吊戸棚も天井との隙間が気になりますが、これから納めていきます。


冷蔵庫上の吊戸棚は奥行き80cm弱。押入並みの奥行きです。
梁型に合わせた凸型で設置していきます。


天井のレベルと梁型と・・・、難しい納まりでしたが無事美しく設置できました。
間接照明が点くと気持ちがより高まります^^


完成しました。清潔感あふれる真っ白なカップボードの中にモノトーンのタイルが映えます。


初めて使用するタイルでしたが、真っ白なカップボードに洗練されたガラスタイルが斬新でした。
吊戸下に設けた間接照明も、ほぼフラットなカバーが付いているのでサッと拭き易く爽やかな印象です。


毎日使う炊飯ジャーは最低限の幅で、ケトルやその他の家電とスライドカウンターを分けています。
幅広いカウンターは引出す度に邪魔になるので、頻度に合わせて別にさせて頂きました。


引出しは凹凸がないJ型の掘り込み引手でスッキリ見せています。


そして、ダークブラウンでしたキッチンの扉も、カップボードと同じ色に統一させて頂きました。
キッチン扉は調整が難しく全てが変えられるわけではありませんが、こちらは比較的新しいキッチンでしたので綺麗に納まりました。
以前のキッチンを思い出せない程ガラリと印象が変わりました。


爽やかですね^^
以前のダイニングからの写真を撮り忘れていて残念ですが、下がり壁の中の独立したキッチンから、リビングダイニングと一体化したキッチンへ。
そしてその奥のカップボードへ自然と目がいくインテリアとしてのキッチンへ生まれ変わりました。


日中しか拝見できませんでしたが、きっと夜の雰囲気も素敵だと思います。
フワッと浮き上がるような幻想的な光をしばらく見ていたい程、うっとりしてしまいました。

次はテレビボードをご紹介させて頂きます。

広い作業台のあるカップボード

2022-5-16

先月末にお届けしましたY様のカップボードを紹介させて頂きます。

以前は、引戸で作業台のない全面収納の食器棚をご使用されていました。

間口が2.5mあるものの作業台がなく、特にお菓子作りをされるお嬢様がご不便をされていたそうです。
初めてお伺いした際に、ご要望がとても明確でした。
・作業台の確保
・天井まで隙間なく収納
・家電は極力ひとまとめに
・カウンター下は全て引出しに
・お酒の時間を楽しめるムードづくりを・・・など
キーワードをたくさん頂けたので、ご提案もスムーズでした。
ご家族皆様お料理をされるとのことで、快適にそして気持ちがワクワクするようなカップボードにしたいと思います。

製作期間を頂いて、いよいよ施工の日です。
当日大雨でしたので、前日にご無理を言って搬入させて頂けたのが大変有難かったです。

電気工事を済ませて下台を設置していきます。
最近は、戸建てでもカップボードに2.5m以上確保できる間口は少ない気がします。
設置前から楽しみです^^


カウンターを乗せる前に、家電用の棚を下から連結しています。
箱状にして上からビス留めすると簡単ですが、美しく納めるための一手間です。


カウンターが乗りました。


そして天井いっぱいの吊戸棚と目線高さの吊戸棚を設置しました。
今までドア枠の高さまでしかなかった空間にこうして取付けていくと圧巻の迫力です。


間接照明が点きました。
圧巻の迫力=圧迫感だったのが、装飾を施していくことで段々と和らいでいきます。


そして無事完成しました。
木目の重厚感と、天板を反射する光の浮遊感が相まって、幻想的で高級感のあるカップボードに仕上がりました。


錆のような自然の風合いを感じる石調のタイル。
表面の凹凸が光の陰影をつくり、より奥行きのある表情を感じます。
天板を明るくしたことで、重々しさが解消されています。
ダイナミックな柄模様の天板は扉やタイルとの相性もバッチリでした。


引出しも充実しています。
引手のラインを揃えたことで奥までより遠近感を感じるようになりました。


引手のラインは極力崩さず、収納される物によって、引出しの高さを変えています。


中間高さの吊戸棚は、ブロンズガラスの扉です。
後日、お伺いした際にはグラス類が程よく透けて見えてとても素敵でした。


一番左側にはワイングラスホルダーを設けています。
限られた幅と奥行きに、大小互い違いに4連のホルダーを付けています。


キッチンカウンターからの眺めです。
木と石と光と、異素材がそれぞれを引き立ててくれて、隠れ家風のバーに訪れたような雰囲気でした。
毎日のお酒の時間がより特別なものになると嬉しく思います。

Y様、ご家族の皆様、この度はお声掛け頂きありがとうございました。
ご縁に心より感謝しております。
家具共々、これからもよろしくお願い致します。

ページトップへ