昨年末にお問合せ頂き、お打合せを重ねて完成しましたK様の家具をご紹介させて頂きます。
築10年余りのマンションをご購入されての改装ということで、前持主様がお住まい中に現地調査をさせて頂きました。
当初、情報として頂いていた現地写真です。
充分綺麗にお使いでしたが、キッチン吊戸棚の圧迫感とダークな色を解消されたいというご要望でした。
そして、カップボードも一緒に白で統一されたいとのことで、ご提案をさせて頂きました。
カップボードの設置面は幅170cm、奥まっている冷蔵庫スペースが108cmとかなり余裕がありました。
あと30cmも広げられそうです! カップボードは5cm違うだけで随分広く感じるので楽しみです。
ということで、2m幅の設置スペースにして何度かご提案をさせて頂きました。
冷蔵庫上のスペースまで吊戸棚を一面広げる計画です。
タイルはK様に選んで頂いたストライプのモノトーンガラスタイルを横向きに貼ることになりました。
図の左下のようなイメージです。真っ白なキッチンに映えそうですね^^
施工当日。既にリフォーム会社様で吊戸棚は撤去して頂いて、照明もダウンライトに変わっています。
最初にキッチンカウンター下のスペースに収納を設置していきます。
23cm程せり出している人工大理石のキッチンカウンターですが、その殆どが反っていることが多いです。
こちらも手前はこれだけ隙間が空いていますが、奥側が完全に当たってしまっているので突っ張りながら設置します。
それでも美しく納まりました。
キッチン側面はクロス仕上げですが、極力クロスの白に寄せた色にしているので一体化して見えます。
そして肝心のカップボードです。
30cmのふかし壁に合わせて下台を設置していきます。
吊戸棚も天井との隙間が気になりますが、これから納めていきます。
冷蔵庫上の吊戸棚は奥行き80cm弱。押入並みの奥行きです。
梁型に合わせた凸型で設置していきます。
天井のレベルと梁型と・・・、難しい納まりでしたが無事美しく設置できました。
間接照明が点くと気持ちがより高まります^^
完成しました。清潔感あふれる真っ白なカップボードの中にモノトーンのタイルが映えます。
初めて使用するタイルでしたが、真っ白なカップボードに洗練されたガラスタイルが斬新でした。
吊戸下に設けた間接照明も、ほぼフラットなカバーが付いているのでサッと拭き易く爽やかな印象です。
毎日使う炊飯ジャーは最低限の幅で、ケトルやその他の家電とスライドカウンターを分けています。
幅広いカウンターは引出す度に邪魔になるので、頻度に合わせて別にさせて頂きました。
引出しは凹凸がないJ型の掘り込み引手でスッキリ見せています。
そして、ダークブラウンでしたキッチンの扉も、カップボードと同じ色に統一させて頂きました。
キッチン扉は調整が難しく全てが変えられるわけではありませんが、こちらは比較的新しいキッチンでしたので綺麗に納まりました。
以前のキッチンを思い出せない程ガラリと印象が変わりました。
爽やかですね^^
以前のダイニングからの写真を撮り忘れていて残念ですが、下がり壁の中の独立したキッチンから、リビングダイニングと一体化したキッチンへ。
そしてその奥のカップボードへ自然と目がいくインテリアとしてのキッチンへ生まれ変わりました。
日中しか拝見できませんでしたが、きっと夜の雰囲気も素敵だと思います。
フワッと浮き上がるような幻想的な光をしばらく見ていたい程、うっとりしてしまいました。
次はテレビボードをご紹介させて頂きます。