オープンキッチンにとけこむカップボード
2016-7-28カテゴリー お仕事日記
Y様の製作過程をご紹介させて頂いて2週間、カップボードも合せて無事お取付け致しました。毎回更新が遅れております・・・(汗)
カップボードのご相談を頂いたときから、Y様のご要望ははっきりされていいました。
オーブンレンジ、発酵器、こね器、トースターのスペースの確保、全面収納ではなくちょっとした作業スペースがあっても良いこと、それを間口1650mmの中に納めること。
何度かお打合せさせて頂いて、図面のような形で製作させて頂くことになりました。
最初に見せて頂いたY様の新築マンションのパンフレットを参考に、中央に黒いバックパネルをご提案させて頂きました。
そしていよいよお取付けです。
まずは電気配線から。照明、スイッチ、コンセントの配線です。
本体がつきました。
簡単そうに見えますが下地の微調整などここまでに数時間かかります。
壁も天井もぴったりです。
ようやく完成です。下のオープン部分にはオーブンレンジ、手前の大きな扉には発酵器、カウンター上の扉の中にトースターが入る予定です。
普段見せたくないトースターは使うときだけスライドして使って頂く方法に。
お打合せの最後に天板の色を変えてもいいですねというお話しをして、大理石調のカウンターにさせて頂きました。白でもスタイリッシュにまとまっていたと思いますが、Y様だけの特別感があって良かったです。
リビングに入ってくる方向からはトースターがスタンバイしているなんて分かりません。天板上には作業中に手元を照らすコンパクトな照明とコンセントも組込んでいます。
リビングから見ると、最初からつくられた収納のようです。
天井下の黒、オープンキッチンのアクセントになっている黒に合せて、カップボード中央に黒をもってきたことでお部屋全体に統一感うまれました。視線が自然とカップボード中央の黒にいくので、奥行きが出てお部屋が一段と広く見えます。
機器類で収納スペースをとられて、食器や保存食の収納量を心配しておりましたが、奥行きたっぷりの引出しと、使える高さの吊戸棚がかなり活躍してくれそうです。
オーダーならではの主張するカップボードより、お部屋全体にとけこんでよりインテリアとして素敵に映えるカップボードを造っていきたいと思います。
引き続き、リビングボードもご紹介させて頂きます^^