梅雨が明ける前に着工し、施工中とお引渡直前のご紹介をさせて頂いておりましたH様邸。
お引越し後もご要望を頂きお伺いをしておりましたが、ようやく一段落しました。
当初ご紹介してましたレイアウトと少し変わりましたので、もう一度。
施工前 ↓

施工後 ↓

工期を長く頂いていたこともあり、着工してから決めていったといっても過言ではないくらい、工事の内容が変わりました。
でもそれはご家族にとっても私たちにとっても嬉しいことでした。
当初、70代前後のH様ご夫婦が一階で全てをまかなえるようにと、ダイニング南側の部屋を
ご主人様の寝室、中央のスペースをリビング前提で工事を進めておりました。
工事が進むにつれて、初めは興味が無かったお父様やご家族がだんだんと足を運んでくれるようになり、竣工直前には・・・
「一階は家族が集える広々としたリビングにして、二階はまだまだ元気なお父さんの寝室にしては」というご家族からの意見で急遽、家具や建具を造作しました。
「一階で全てをまかなえるように」という当初のご要望から、ご家族以外の私たちではなかなか口に出せない意見です。
リフォームは単に家の装いが変わるだけではなく、ご家族が改めて立ち止まって思いやる大切な機会だとつくづく思いました。
お引越し後の慌しいなか撮らせて頂いたH様らしいダイニングです↓

リビングの大容量収納 ↓


その横の掃除道具収納 ↓


お母様寝室の収納 ↓


急遽リビングになった壁面収納 ↓


ご要望は全部真っ白の壁面収納でしたが、既存の腰壁に合せてカウンターを木目にさせて頂きました。
カウンターに色を入れるだけで、落着いた雰囲気のリビングになりました。
将来的にお父様の寝室になっても充分な壁面収納です。
当初、リビングになる予定だったスペースのコーナーテレビ台 ↓
狭いリビングスペースで動線を妨げないようにと考えたテレビ台でした。
当分はお孫さんたちのおもちゃやディスプレイコーナーになるようです^^


工事が一段落して、既に住まいをお持ちの娘さんから
「将来は私がこの家に住みたい。」
と言って頂けてとても嬉しかったです。
当初、「どうしようもない古い家」と娘さんからお話しを頂いたことを思い出します。
もしかしたら一番喜んでいるのはこんなに愛されるようになったこのお家かもしれません。
まだまだこれから、ご家族といっしょにスタートです^^