動線に沿ったやさしい水まわり
2015-3-16カテゴリー お仕事日記
ブログの更新をする間もなく、Tさまの水周りのリフォームが完成しました。
プラニングから施工中のプロセスを大事にしている私たちですが、完了後のご紹介です^^;
まずはプランから・・・
ご高齢のTさまご夫婦にとって、寒いお風呂と大きなドアそして狭い脱衣場がネックでした。
また以前のお風呂は間口は広いものの奥行きが狭く、タイルの冷たさも気にされていました。
そこで、ユニットバスはTOTOのほっカラリ床と断熱浴槽を採用することになりました。
他社にフリーサイズのユニットバスもありますが、弾力のあるあたたかい床と浴槽が最優先。既存に合う規格サイズがない為、間口は狭くなるもの浴槽は以前よりずいぶん大きくなりました^^
←以前のお風呂です。
タイルの冷たさと深いお風呂、高い段差も負担になられていました。
←解体中です。
←解体3日目にようやく取付きました。
インテリア性のあるホテルのようなユニットバスです。
以前は木目の壁となると光沢がありましたが、今はマットな突き板のような質感で高級感があります。
そしてお風呂の他にもう一つ、気付かないストレスになられていたのが洗面脱衣室です。
←以前の洗面化粧台
コンパクトにまとまってはいるものの、どこか煩雑としていて狭さを感じました。
図面上では、洗面台の裏にデッドスペースがあるようでしたので、思い切って解体させて頂きました。(図面Beforeのグリーンの部分です)
←するとありました!
柱を避けたとしても15cmは確保できそうです。
狭い空間の15cmは大きく違ってきます。
←解体後に図面を引き、スムーズな動線を描けるようにやさしいカーブの洗面カウンターを製作させて頂きました。
万が一、車椅子や杖が必要になったとしても、またカーブの横からでも手洗いし易い設計です。
また、大きな鏡を採用することで、狭い空間がより広く見えるようになりました。
洗面カウンターは、解体してからの発注でしたので納期が約1ヶ月。
ずいぶんお待たせしましたが、やはりあの15cmは大きな違いでした。
清潔にそしてあたたかく感じられる淡い木目が、より心地良く感じさせてくれているようです。
お住まい中の工事でご不便をお掛けしましたが、これからますますお元気で毎日をお過ごし頂けたら嬉しく思います^^
Tさま、本当にありがとうございました!