デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

大型テレビの壁面装飾

2021-7-10

先週はM様のリビングと寝室の内装を施工させて頂きました。
M様のご要望は大型テレビに合わせたテレビボードと大理石調のタイルや間接照明での演出でした。
お部屋にお伺いする前に、図面と写真を頂いてご提案をさせて頂きました。


A以外は少し物足りない感じがするということで、Aをベースに具体化させて頂きました。
宙に浮かせたテレビボードと、テレビ背面の壁から両サイドに間接照明がこぼれるプランです。

一番思案したのは素材です。
通常の大理石調タイルを貼ると200kgは軽く超える重量で壁に負担がかかります。
M様のご意向で大判でも6mmという極薄いタイルを施工させて頂くことになりました。
いざ、現地で施工です。


まずは電気配線から。
テレビの電源を中央に移設して、間接照明など欲しい場所に電源を増設します。


テレビボード本体を取付けていきます。
テレビの電源など全て家具本体に移し替えます。


ここにきて突如、黒板が現れました!というのは冗談でテレビのバックパネルになります。
このサイズに近い大型テレビが納まる予定です。本当に黒板並みの大きさです。


バックパネル周囲の壁下地も施工していきます。


簡単に進んでいるようですが3日目、タイルの施工です。
大理石調のベースタイルと色柄の異なるグレーのタイルをテレビ周辺に貼り付けていきます。


大判で薄いタイルはかなり割れやすく神経を使いましたが、バックパネルの折り返しまでタイルを巻き込んで美しく納まりました。


大型テレビを埋め込むには、アーム式の壁掛金具でないと配線が繋げません。
調度良い位置にテレビ画面がくるように、予め計算された位置で金具を取付ています。
テレビ画面を掛けて、配線を配線孔からテレビボードへ落として接続し、テレビ画面を壁に押し込むような流れです。


無事完成しました。
テレビボード下とバックパネル両サイドからの光はそれぞれ光と色を別々に調節ができます。
夜は一段と雰囲気をお楽しみ頂けるのではないかと思います。


リビング扉を開けると奥まで一直線に伸びたテレビボードによってより奥行きと広がりを感じました。

テレビはもちろん、ソファーや照明など色々なアイテムが入ってきてより調和できるインテリアではないかと思います。
後日また拝見できる日を楽しみにしております。

 

 

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