デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

収納リフォーム(水廻り編)

2022-7-6

5月の中旬から着工しましたKさまのリフォームをご紹介させて頂きます。
内外装共にボリュームが大きな工事でしたので、今回は設計コーディネイトと家具製作にて尽力させて頂きました。
工事はお付き合いのある工務店さんにご協力頂きました。

今回のリフォームの課題は大きく3つ。
・老朽化した機器類の取替(浴室・トイレ・洗面・フローリング等)
・結露・断熱・防音対策(サッシの交換)
・そして収納や動線の改善 です。

一階の一部ですが、特に水廻りの動線と収納量そしてその場所にも問題がありました。

お住まいながらの工事になるので、3期に分けてお荷物を動かしながら工事をさせて頂きました。
まず最初の1期工事は、浴室・洗面・トイレの水廻りです。
  
浴室は築33年になる新築当時からのユニットバスで窓の開閉やドアの段差も気になります。
洗面室は、洗面台に使える収納が殆どないことと、洗濯機が更に狭さを感じます。
トイレも新築当時からで、ドアの段差を解消したいところです。

 
まずは浴室解体から。大きな内倒し窓を上げ下げ窓に変えました。
今回浴室が特殊なサイズでどのメーカーも一回り以上小さなユニットバスしか入る規格がなかったので、フリーサイズのユニットバスが可能なタカラスタンダードの浴室を採用しました。
ホーローはもちろん、床下がボルトではなく架台で洗い場もステンレス製という他メーカーの追随を許さない独自性は昔から変わりません。(実は新卒で2年弱勤務の経験がありまして^^;その節は大変お世話になりました)
当日来られた組付けの職人さんが偶然にも23年前にお世話になった方で感無量でした。

横道にそれましたが・・・スッキリホテルのようなユニットバスが出来上がりました。
窓も変わると清潔感があって気持が良いですね。


洗面所もルーバー窓から上げ下げ窓に変わりました。
元あった洗面を撤去して今度は左の壁全面に洗面と収納が取付きます。


K様セレクトのクロスがとっても素敵で雰囲気があります^^
洗面所に入った瞬間に気持ちが高揚するのが分かります。
窓際が洗面ボウル、手前がご家族のタイルや下着等それぞれ引出しを分けて収納できるので整理がし易いです。


そしてこの収納には仕掛けがあるんです。
左のトールキャビネットより少し奥行きを控えたオープン棚。
化粧ボトルや整髪料などを入れて頂く棚ですが・・・。


実はこの棚ごと洗面所側に開く扉になっていて。


開いた奥にまた収納が現れました。
フェイスタオルやシャンプーのストック等々、何にでも使える収納です。
奥行きが深すぎると高い位置が使い辛いですが、程良い奥行きの収納スペースは中のものが一目瞭然です。


そして洗面ボウル側はこんな風になっています。
ボウル左の壁側はご主人様専用棚で、電気シェーバーの充電コンセントを設けています。
ボウルに近いので歯ブラシなどの収納にも良い位置です。
この後、ボウルの前全面にミラーが付いたのですが・・・写真を撮り損ねました。


先程の可動棚を手前に近付けると、鏡を見ながらすぐ近くで必要な物を取り出せます。
朝のメイク時間から新しい一日が始まる♪ そんな爽やかな気分になって頂けると良いなぁと思います^^


トイレも随分変わりました。
エレガントな洗面と違ってナチュラルテイストに。
色々なクロスの組合せをお持ちした中で即決して頂きました。

本来は手洗いタンク付きトイレの予定でしたが、コロナ禍でまた便器が入荷せず急遽、業者さんで在庫されていた商品に変えて頂きました。
でもそのおかげで便器背面のモスグリーンが映えて、素敵なインテリアになった気がします。

怒涛の1期工事でしたが、水廻りが先に変わって少しだけ気持ちが楽になりますように・・・願っています。
2期工事、3期工事も次回ご紹介させて頂きます。

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