デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

スタイリッシュな充実収納 ~テレビボード編~

2019-6-19

また更新に間が空いてしまいました(汗)
書斎に引き続き、K様のテレビボードをご紹介させて頂きます。
設計変更後の図面ではテレビ面の壁が書斎側に奥まっていて、幅2.74m、高さ2.5mと正方形に近い設置面でした。
そこに65インチの壁掛けテレビとトロフィーを飾るスペース、そして書棚を多く設けたいというご希望でした。


最初に考え方として4パターンご提案させて頂きました。
壁掛けテレビの背面も演出するには少し壁の余白が少ないので、テレビの中心をずらしたパターンも含めています。
ソファーの配置も考慮して、中心をずらしても問題無さそうでしたので4番目のレイアウトをベースにお打合せをさせて頂きました。

内覧会の日、製作寸法の採寸と、たくさんあるサンプルを並べて遠目から見て選んで頂きました。


書斎の入口ドアよりも38cm奥まっていて、当初はこの奥行きに合わせてテレビボードを製作する予定でした。
しかしコンセントの位置からすると配線がかなり集中することが予想されたので、下台だけ奥行きを45cmに広げて製作させて頂く事になりました。


下台を設置して、ディスプレイ棚に配線を通しながら設置していきます。


吊戸棚が付きました。右側のカーテンボックスの凹凸に合わせた形状です。


タイルと照明が点灯して無事完成です。


プッシュオープン式でレールが見えない引出しが2杯。文具や貴重品などの収納に便利です。


中央の開き扉は奥で配線が行き来できるように、仕切り板の奥行きを控えています。
ごちゃごちゃした配線やアダプターも無理なく納まるかと思います。


ディスプレイ棚にもダウンライトを。
タイルを照らす間接照明とはスイッチを分けて、そして間接照明よりも照度を落とした器具を選んでいます。
眩し過ぎず常時点けていても程良い照度なので、大切なお嬢様のトロフィーを素敵に照らしてくれるかと思います。


照明だけ、タイルだけよりも両方があるから趣きのある演出になりました。
タイルの陰影を幻想的に照らす間接照明にうっとりしてしまいます。


下台だけ奥行きを少し広くしたので壁と面合せではなくなりましたが、違和感なく納まりました。
配線の為でしたが、アルバムもピッタリ入る奥行きで収納力も充分です。


テレビボードのスペースだけ奥まっているおかげで左の壁とフラットに見えます。
当初は設計変更前から相談しておけばと残念がられていましたが、変更内容も理に適っていてとても遣り甲斐のある空間でした。
テレビを設置された状態を拝見したかったので、後日またお伺いさせて頂きます^^

ページトップへ