デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

子供室の間仕切り

2023-8-30

先日、Rさんの子供部屋の間仕切り工事をさせて頂きました。
いづれ時期が来たら仕切る予定で、マンション設計時から入口のドアは2つ。
高校生のお兄さんと中学生の妹さんからの切望で!?今回計画させて頂きました。

家具で仕切ったり、色々な方法がありますが、2つの難関がありました。
1.エアコンが窓側に1台しかつけられないこと。
2.火災報知器が干渉して家具の厚みが確保できないこと。

そこで、上部に通気と採光のための窓を設置して、下には通気ができる格子を設けることになりました。


格子は閉めたときの気密性を考えてTYPE1の凸形で考えていましたが、我が社のご意見番(中2の娘)の一言でTYPE2で製作することになりました。
見た目が綺麗で風も通りやすいという理由です。ごもっとも!

 
格子の動きもちゃんと試作しました。これならいけそうです^^


施工当日。まずは格子から設置していきます。


塞ぐと一部屋が3.3畳しかないので圧迫感が心配です。


塞がりました。完全な個室になりました。


上部の窓を開けて、格子を開けるとプライバシーは守りつつ通気も問題ありません。


妹さん側はクローゼットを兼ねています。
優しいグレージュの色使いで圧迫感はそれ程感じませんでした。
木部のグレー具合や、金物のサテンニッケルも特注色です。
そのせいか、ふんわりフェミニンに仕上がりました。
格子からエアコンの涼しい風が入ってきます。


ただ間仕切るだけだと圧迫感しかなかった壁ですが、色々な条件があったことで良い形になりました。
この雰囲気なら、大人になってもずっとお気に入りの場所として長く過ごしてもらえそうです。
Rくん、Mちゃん、参加してくれてありがとうございました!
これからもよろしくお願いします^^

リビングから多目的クローゼット

2022-12-29

今年も残すところあと3日。
年末ぎりぎりとなってしまいましたが、今月施工させて頂きましたお客様をご紹介します。

4月にお問合せ頂きましたN様。
ご新築マンションの入居に合わせてクローゼットとテレビボード等をご希望でした。
元々の間取りにあった和室は設計変更で既になくした状態で、そこにリビングからのクローゼットをどう設けるかが課題でした。


広さは4畳程度。
既にある奥の押入も含めた長靴型のスペースです。色々なパターンでご提案させて頂きました。

 
内覧会時に採寸をさせて頂きました。
何もないと5mもの広い壁ですが(下写真)、この一角にクローゼットを設ける予定です。


何度かお打合せを重ねて、最終的にはキッチン側から直接出し入れができる収納を設けることになりました。
スティック掃除機などが入る予定です。


掃除機を隠す扉収納の横に設置する飾り棚の向きや、クローゼットに入る引戸の色など最後まで悩んで頂いて、左下のイメージで施工させて頂くことになりました。

施工当日。何もない空間に設置していきます。

天井高さ一杯のキャビネット。掃除機の収納になります。

壁が出来上がり、合わせてテレビボードを設置します。

タイルやテレビも設置して、イメージ図通りの空間が出来上がりました。

連日仕上げが夕方になってしまい、鮮明な写真が撮れず残念でしたが、予想以上に圧迫感なく落ち着いた空間になりました。


日常は、開けっ放しでも扉が邪魔にならず楽に出入りができる多目的クローゼットです。

 
クローゼットに入って奥と手前にはマグネットボードを設置しています。
引戸の納まりもフラットで、極力凹凸をなくして開けたときも美しく見えます。


クローゼットを設けたことで間口が5mから3.8mに狭まりましたが、むしろそれによって縦横のバランスが良いテレビボードになりました。
N様、4月から長いようであっという間の期間、お付き合い頂きありがとうございました。
とても楽しい時間でした。
これからのお付き合いもどうぞよろしくお願い致します!

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