デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

ただいま施工中です。

2025-1-28

飼い主が体調不良の間、宣伝部長のポッカが16歳になりました。

一時は危篤状態になりましたが今ではこの通り、元気に過ごしてます。
「あったかくなったら工場に出勤するよ。遊びにきてね!」(ポ)
体調が良いときは連れていきたいと思います^^

さて、昨年から製作しておりましたM様の家具たちを着々と施工中です。

こちらはドレッサーを兼ねた洗面化粧台。

 
こちらはベッドの造作です。
ヘッドボードはエレベーターに入らず。分割したくなかったので12階まで階段で荷上げしました。

 
その他の家具もこれから見違えるように彩られていきます。
今週は最後の仕上げです。
美しく仕上がるように精魂込めて頑張ります。

大人の書斎・寝室・クローゼット

2024-12-21

本格的に寒くなってきたので、我が家の愛犬ポッカも冬支度です。

来月で16歳。頑張りますよ~。

さて、長期で計画しておりましたY様の個室のリノベーションをご紹介します。
書籍や衣類が多く、集中して休める個室に・・・ということで今では懐かしく感じるファーストプランでした ↓

お部屋の中でステップを作って囲われた寝室と窓辺で集中できる書斎、手前側にクローゼットという計画でした。
懐かしさと未熟で恥ずかしもあるプランです^^;

その後、マンケイブ(man cave)プランに進展しました。
マンケイブとは、男の隠れ家や秘密基地といった意味合いでYさん留学先のイギリスで人気なのだそうです。
そのワードにヒントを得て、こもる部屋を意識してみました。


ベッドと寝室は壁面に、デスクや書棚・ベンチを中央に配置してグルリと周ることができるプランです。
あなぐら感のあるベンチと集中できる書斎がポイントでしたが・・・
エアコンの効きやお掃除のし辛さなどの難点もあり、再考させていただきました。


ベッドを中央に配置して周辺の収納の書斎、クローゼットをしっかり充実させるプランです。
大人のシックな色合いで素敵に仕上げたいと思います。

写真には無いガラスやタイルなど、異素材も加えてメンバーが揃いました。


工事はいつもお世話になっている西日本住設(株)さん。


クローゼットは一枚の大きなガラス扉が左右に行き来する予定です。

当初からするとシンプルにまとまったプランになりました。
その分、施工精度が物を言うのでしっかりと家具を納めていきたいと思います。
Yさん、Tさん、年をまたいでしまいますが、どうぞ楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。
引き続き、よろしくお願い致します!

プライベート空間のオーダー家具たち

2024-12-16

一年で一番好きな紅葉の季節をわずかに味わえたかな?と思いきや、冬がすぐ後ろに並んで待っていました。
写真は先月の工場近くのグリーンパーク。今は黄金色から茶色にすっかり衣替えしてます。
 
そんな中、M様のマンションリノベーションに合わせてオーダー家具を製作中です。

8月最初にお声掛けいただいた時は、来月から解体が始まるというタイミングでした。
まだ変更可能なレイアウトということと、解体後にしか分からない水廻りの可否があるということで、早速解体前の現地へ。

建築会社様とご挨拶させていただきました。
一番最後に参加させていただいて恐縮ですが、お客様と建築施工をより良いデザインで繋げるパイプ役ができればと思います。


解体後、ファーストプランがベストかどうかあらゆる可能性からご検討いただいて、寝室スペースの計画変更になりました。
やはり机上ではなく現場が大事です。現場の大工さんや監督さんも熱心に加わっていただいて、現場愛がムクムク湧き上がってきます。


お打合せを重ねて、上のようなレイアウトで進めていくことになりました。
主に、玄関を入ってバルコニーまでの壁から上のプライベート空間に造作をさせていただく予定です。
黄色の着色部分がオーダー家具になります。


造作家具のカラーイメージです。
図面右側のプライベートな寝室と左側のユーティリティーで雰囲気を変えて。
リビングから垣間見えるそれぞれの景色も含めてお部屋全体のデザインになると良いなと思います。

 
 
まだまだ箱の状態ですが、これから色付いてゆくのが楽しみです。
M様、現場の皆様、引き続きよろしくお願い致します!

子供室のプライベートな空間づくり

2024-9-30

数年前にリビングの家具を製作させて頂いたYさんより、子供室のご相談を頂きました。
当時も少しお話しは伺っていましたが、年齢も性別も違う4人のお子様のプライベートな空間づくりに悩まれていました。

高校生の長女さんと中学生の長男さんで一つの部屋をどう仕切るか。
小学生の次女さんと幼児の次男さんもゆくゆくは過ごされるかもしれません。


入口が手前にあり、正面には大きな梁が下がっていて高さの制限もありそうです。
お子様中心のご家族会議で困っている事と要望をリストに上げて頂きました。
中でも、「自分の部屋と呼べる場所が欲しい」という切実なお悩みが印象的で、是非お役に立ちたいと思いました。

少々無理がありましたが、上の2案のうち右のレイアウトで具体化することに。
通路が狭いので、2段ベッドの中でも一番長さに無駄が無い市販品を先に設置頂いてから周辺を造作していきます。


横に長いお部屋の奥から設置していきます。


まずは奥に長女さんのデスクを設置しました。


そして、大きな梁型に合わせた目隠しパネルを設置していきます。


上段のベッドが奥の空間から仕切られました。


そして下段のベッドは手前から見えない状態に。
最初からこういう商品?と思ってしまうほど違和感がありません。


念願のプライバシーを守れる空間が出来ました。
決して広くはないですが、なんだか落ち着く印象です。


パネルを有孔ボードにすることで、床に物を置かずに掛けられます。
限られた空間の貴重な収納スペースです。


便利なスマホスタンドも。
色々なフックを自由に掛けて移動して、楽しみ方は無限にありそうです。


長男さんのスペースもこの通り。
毎日使う物をオシャレに掛けておけるので、床が散らかりにくいでしょうか。

エアコンの効きと照明の明るさ対策でまたお伺いしますが、プライベートな時間が保てていると良いなぁと思います。
Yさん、ご家族の皆さま、積極的に参加して頂いてありがとうございました!
今後ともよろしくお願い致します。

アールの家具たち

2024-4-4

次回のご紹介が遅くなりました。
引き続き、アールに囲まれた優しい空間づくり の中の家具を抜粋してご紹介させて頂きます。
 
一部屋を撤去してワンルームになりましたが、プライベートな空間を家具で仕切りたいと思います。
大きなクローゼットをボンと置けば簡単なのですが、搬入経路が限られる事と変わった形状のため分割して設置します。


滑らかなアールの物体が設置されました。
造ったもの置いただけに見えますが、アールの家具はかなり手間が掛かります。
仕上げ材を貼る前の芯材をアールの形状で骨組みしていく作業・・・の写真を撮り忘れました。


背面はしっかり用途に合わせたクローゼットになっています。


アールにすることで、行き来の多い動線を邪魔せず、とてもスムーズです。


見た目のやわらかさも生まれました。
ドレッサー用のミラーやテーブル、天井もリンクしています。


キッチンシンクの手元を隠す目的で、ちょこっと収納を兼ねたカウンターもアールの形状です。


丸テーブルと少し気分を変えたい時のバーカウンター。
以前の空間から随分変わりました。


そして当初は家具で隠そうとしてましたベッドも製作させて頂きました。
マットレスから少しせり出した板がベンチにもなる、Sさんのアイデアが形になりました。


常に2台のベッドを置くには空間が限られるので、1台が格納されています。
大きなソファも必要なく日常を快適に過ごせるための1台3役のベッドです。


ダイニングからずっと続く白木目の腰壁がお部屋をより広く見せてくれます。
腰壁が隠れないようにベッドの立上りも最小限に抑えています。


お部屋に入ったときの高揚感、行き来を自然とやさしくいざなうアールの家具たち。
なんとなく家具が嬉しいそうです。

海外のお住まいでなかなかお会いできないので殆どのやり取りをLINE電話でさせて頂きました。
イメージやニュアンスを上手く伝えきれないところがありましたが、快くご対応頂いて大変感謝しております。
Kさん、Sさん、楽しい時間を本当にありがとうございました。
末永くよろしくお願いいたします。

 

 

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