デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

トイレの空間づくり

2018-8-20

朝晩が少しだけ過ごしやすくなってきました。
残暑お見舞い申し上げます。

今年の夏は流石の暑さで宣伝部長のポッカも体調を崩してしまいました。
後ろ姿に哀愁が漂っていますが完全復活。もう大丈夫です!
夏後半、私たちもエンジン全開で取り組みたいと思います。
(プランニングと製作共にただいま少々お待ち頂いている状況です。ご迷惑をお掛け致します。)

お盆前に完成致しました、R様のトイレ空間をご紹介致します。
トイレは工務店さんの管轄でしたが、手洗いの造作と内装のコーディネートをさせて頂きました。
1、2階それぞれのトイレは、1階にパイプスペースの柱がある以外、窓の位置や広さは殆ど同じ条件でした。

▲1階のトイレ。右側に手洗いがある横にパイプスペースの柱があります。


▲2階のトイレ。1階よりパイプスペースがない分、手洗いカウンターが広く設けられています。

1、2階共通のご希望が、一面にエコカラットを貼ることと、窓の黒いサッシを目立ちにくくすることでした。
エコカラットはマットな質感がお部屋に馴染みやすいタイルですが、その自然な質感のためにテイストが限られてしまうという点がありました。
同じ空間だからこそ、印象を変えて変化をつけたい。
家具と照明、壁紙とタイルを用いてシックだけど全く違う空間を演出させて頂きました。

1階のトイレです。

当初は手洗い収納の下から床を照らす幻想的な照明を計画していましたが、本を読まれるとのことで、壁を上下に照らす照明と天井からのダウンライトに変更させて頂きました。


分厚い天板と宙に浮いた収納扉、間口いっぱいのミラーで横のラインを強調しました。
2階と異なり、天板に水撥ね防止の立上りをつけていないのもそのためです。


奥行きが30cmと少ないですが、自動水栓で無駄がありません。
壁のエコカラットは光があたることで陰影が映えます。

そして2階のトイレです。

こちらは雰囲気を変えてエレガントな要素をプラスしました。


天井を照らす間接照明と、ミラーと飾り棚を照らすダウンライト。
直接照明ではなく間接照明で雰囲気づくりをさせて頂きました。


便器に近く、開き扉では全開しない為、収納にも工夫させて頂きました。
手前は横にスライドする扉、一番奥は引出して横から出入れする収納です。
スライド収納は最近メーカー品でも目にしますが、横からの引出し収納はR様だけのオリジナルです。


開閉方法でやむを得ず付けることにしたハンドルは、エコカラットの縦目地に合わせたデザインをセレクトしました。
扉はさりげなく光沢のある和紙模様が入っています。


写真では分かりにくいですが、天板はホワイトオニックスという流れ模様の人工大理石です。
1階と違い、タイルに縦溝があるので立上りを付けています。


照明をつけていない時の静寂とした雰囲気も好きです。
黒いサッシが目立ちにくいアクセントクロスとエコカラット。
1、2階で使った素材は似ていますが、それぞれスタイルを変えて違う印象になるように表現させて頂きました。
サンプルを片手にああでもないこうでもないと色合わせに回ってようやく形になりました。
リビングとは少し違うトイレの空間づくり。
ただ落ち着けるだけじゃなく、静かな高揚感もプラスできていたらいいなぁと思います^^








LDKをつなぐ家具~テレビボード

2018-7-28

この場を借りて、暑中お見舞い申し上げます。
猛暑のためではありませんが、更新がずいぶん遅れました。
Rさまのリフォーム工事が着々と進み、無事リビングの家具が納まりましたのでご紹介させて頂きます。
(現場の方々、暑い中本当にお疲れさまです。)


以前のリビング。右側の壁を一部撤去してここにテレビボードが付きます。


壁が撤去され、床のタイル、キッチン、壁も仕上り、とても気持ちの良い空間です。
これからこの二面の壁に光と素材で装飾を施して、より雰囲気のある空間に仕上げていきます。


まずは間接照明を仕込むバーをL字に取付けていきます。
「あ、Z監督お疲れ様です!」
そうなんです。R様のお宅は工事中もワンちゃん3匹が自由に行き交う、犬好きの私たちにはたまらない現場なんです。




小さな応援団にずいぶん癒されました。






間接照明が付きました。いつも照明がつく瞬間は感動のひと時です。
この照明がL字に付くことでリビングとキッチンダイニングが一続きになり、より表情豊かな空間になります。


タイルの割付けも大事です。このタイルの厚み分、テレビボードの幅を調整して製作しています。


タイルを貼ると綺麗に納まりました。タイルの凹凸を考慮して納めています。


さあ、それからは忍耐力の要る作業です。
二人で550枚近く。


無事、完成しました。2面に壁掛けテレビが付くとまた空間が引き締まるかと思います。
間取りの変更だけでもリビングからキッチンへの動線がスムーズになりましたが、装飾を施すことで視覚的にずいぶん広がりました。
次はキッチンをはさんで窓側のサイドボードをご紹介させて頂きます。

ドレッサーのあるサイドボード

2018-7-1

Rさまのリフォーム工事が順調に進んでおります。
ガス式の床暖房をされるとこのとで、工事は全てお客様ご依頼の西部ガスリビングメイト西日本住設さんがされています。
お住まいながらの工事ですが、手際良く段取りされていて気持ちの良い現場です。

以前は壁で仕切られていたリビングダイニングにドレッサーを置かれていて3人のお嬢様が時間をずらして使われていました。

同じアングルですが、間仕切り壁が撤去されて解放感のある空間になりました。7m以上の間口にサイドボードが取り付く予定です。


当初からのご要望でした「この部分にLDKに必要な収納を」ということで打合せをさせて頂きました。
キッチン背面に食器類、腰窓の間にドレッサー、リビング側に鞄などのざっくりとした収納という大枠から具体化させていきます。

一番悩んだところがドレッサーの部分です。
閉めているときは存在感のない状態に、使用中はメイクをし易いミラーや照明、使う物に合った収納場所をということでご提案をさせて頂きました。

上は天板の裏にミラーを組込み、開けたらドレッサーに閉めたら何もない状態です。
下は壁にミラーを組込んだ棚を取付け、開けたら2面鏡に閉めたらインテリアパネルのようなアクセントになるイメージです。
ご家族会議の結果、上の方法で検討させて頂くことになりました。

今度は照明の検討です。
壁付けのブラケット照明をドレッサー使用時に点灯して頂くか、ドレッサーの鏡の裏にテープライトを仕込むかで使用感を検討して頂きました。

これは後者の試作品。よく女優ライトなどと言われますが、光源が目に入ると眩しい割に肝心のミラーが対比で暗く感じてしまいます。
後ろや上からの照明が別にあれば顔に影が出来ずに良いかもしれませんがあまり現実的ではありませんでした。
ショールームのように現物がないだけに、図面上で検討して頂くことは難しいかと思います。
こうして試作品を作ることができるのも独立して良かったと思うことの一つです^^


さあ、着々と家具の製作が進んでおります。
サペリのストライプ柄がますます奥行きを感じてシャープに見えそうです。

これは使用しているサペリの突板ですが、独特の照り感で雰囲気があります。


ドレッサー部分も形になってきました。


引出しの側板に使う材料の加工も終えました。
ビスを使わないジョイント方法は手間がかかりますが、引出しを開けたときの気持ちが違います。
大量生産では入らない「造り手の思い」が仕上がりに繋がればと思います。

現場の進行とお届けが楽しみです。
R様、現場の皆さま、引き続きよろしくお願いします!






キッチンカウンター下の収納

2018-4-26

朝倉市のM様より、キッチンカウンター下の収納の件でお問い合わせを頂きました。
最初にどこに何を収納するか具体的な図と写真を送って頂いたので、とてもスムーズにやりとりをさせて頂くことができました。
設置場所はキッチンカウンター下の凹んだスペースの奥行き18cmを利用して、トータル奥行き45cm程の収納をご希望でした。


先にお写真を送って頂いたので、納まりの難易度が想像できました。

丸みを帯びたキッチンカウンターに新しい天板をどう突き付けるか、またどのラインで揃えるか、プランやお見積りとは別の部分で頭を使いました。
同時にM様には天板の素材をじっくりご検討頂きました。
人工大理石、突板、無垢材、メラミン、集成材、それぞれの特徴を知って頂いた上で、最終的に集成材で製作させて頂くことになりました。

将来的なことや今のライフスタイルを見据えてじゃあどの素材が良いか、真剣に興味を持って頂けて私たちもとても造り甲斐がありました。
製作を経て、いざ設置です。

課題だった納まりの部分はこんな風に加工しました。納まりもデザインの大事な一つです^^


キッチンカウンターからはそんなに突出していませんが、収納内部の奥行きはたっぷり確保できています。


右側面の納まりはこうなりました。
既存のサイドパネルと色は違いますが、経年変化すると馴染んで一体化してくるはずです。


フライヤーや筆記具など、入りきれずカウンターの上に乗せられてた物の収納場所ができました。
家具のボリュームがあるはずですが空間が狭くなった印象は無く、むしろすっきりと広く心地良く感じました。
お仕事と家事と育児、M様ご家族の日々の暮らしに少しでもお役に立てたら嬉しく思います^^
M様、たくさんご協力頂いてありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願い致します。

オーダーならではの家具をお届けしました。

2018-3-11

先日ご紹介させて頂きましたO様の家具が無事に取付きました。
オーダーならではの家具です。

納期の関係で、先に玄関のベンチからお届け致しました。
玄関を入ってすぐの限られたスペースに取り付けていきます。


脚を付けずに、そして取付金具を表に見えない固定方法を考えてのデザインです。
本体を白い巾木の上に乗せることで強度を保ちます。


ジャストサイズで納まりました。

平面と側面の二面で角度の異なる形状です。
製作段階はこんな感じでした。

ねじれのある難しい形状でしたが何とか形になりました。


玄関を入ってからの動線を邪魔しないシャープなラインです。


座った状態で靴を脱いだあと脚の向きを変えてそのままホールへ上がって頂けます。
O様ご夫婦のスマートなライフスタイルにぴったりのオブジェのようなベンチになりました。

後日、カップボードのお取付けもさせて頂きました。
大きなパイプスペースがネックになっていた設置場所です。


左から、冷蔵庫上とパイプスペース前そして家電収納とそれぞれ奥行きが異なる本体ですが前面をぴったり合わせて設置します。


こちらも完成しました。

パイプスペースの凹凸は全く感じないスッキリとしたカップボードです。


内部の収納も充実しています。
パイプスペース前は奥行きの浅い収納に向いている可動棚です。
ネックになっていた部分が逆に使える収納になりました。


生活感を出したくないというO様のご要望で家電も隠しています。
O様の身長で無理なく使い易い高さ設定です。


キッチンの扉と同じ素材でリビングダイニングからの見た目もずいぶんスッキリしました。

どちらも既製品ではなかなか代用できない形状で大変やりがいのお仕事でした。
お声を掛けて頂いて心から感謝しております。

O様、これからが楽しみですね。
引続きどうぞよろしくお願い致します。

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