デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

クラシカルで機能的なサイドボード

2022-10-1

おかげさまで工場の引越しが無事終わました。
途中、宣伝部長も見届けましたよ(笑)

材料の整理が追い付かず、行ったり来たり動線が入り乱れておりますが、稼働し始めております。
お待たせしておりますお客様、熱いハートで製作しておりますのでどうぞよろしくお願い致します。

さて、先月初めにお届けしましたK様の家具をご紹介させて頂きます。
ダイニングのコーナーにそれぞれ置き家具を置いていらっしゃいましたが、機能的にスッキリしたいというご要望でした。

   
こちらは左のコーナー家具。
ダイニングテーブルを振返ってすぐの位置に、お仕事のファイルやパソコンの充電器など配線が露出していました。
そこで天板にコンセントを設け、隠したいファイルの収納と小物の収納を方向を変えて2面に設ける計画です。

   
こちらは右のコーナー家具。
たくさんお持ちのランチョンマットを綺麗に隠し、手前側にはハンディモップを収納できるような計画です。

 
こちらは扉が付く前の本体です。
こうして見ると不思議なオブジェのようですが、それぞれにしっかり居場所が決まっています。
当初はエレガントな白のイメージでしたが、クラシカルで落ち着いた木目で製作することになりました。


製作期間を頂いて、お届けしました。
左側の家具は内部と天板にコンセントを設けて、配線を隠しています。


扉を開けると多目的収納です。
ノートパソコンは充電器ごと収納されていて、必要な時はダイニングテーブルでそのまま使用して頂けます。


右側の家具も、左とシンメトリーに見えるように表向きは統一させています。


扉を開けると左とは違う用途の収納です。
それぞれシビアに採寸して、全てが綺麗に納まるサイズで外寸が決まりました。
コンパクトでも多機能で工夫が詰まった家具になりました。


細か過ぎるようですが、台輪の部分も既存の巾木に合わせてカットしています。
置き家具にはない納まりの美しさがあるかもしれません。

施工後、お写真と共にとても使い勝手が良いですとメッセージを頂きました。

新入りの家具ですが、お手持ちの家具と調和して立派な佇まいでした。
たくさん愛用して頂けると嬉しいです。
K様、これからもどうぞよろしくお願い致します。

物の居場所が分かるカップボード

2021-12-26

F様のカップボードを製作させて頂きました。
以前テレビボードを施工させて頂いてから3年ぶりのご訪問です。
最近はリピートをして頂けるお客様が増えてきて本当に嬉しく思います。


以前は既製の食器棚を組み合わせてご使用でした。
キッチンとの距離に余裕があるものの浅い奥行きの食器棚のため、奥まって陰になっていました。
引出しが少ないこと、作業台スペースがないこと、梁の凹凸なくスッキリ見せたい等、色々とご要望をお聞かせ頂きました。

何度もお打合せを重ねて、いざ施工の日です。

既存のコンセントから分岐して照明やコンセントに配線をしています。
冷蔵庫横に中途半端に空いていたスペースも、開閉に支障がない幅まで使って少しでも広く利用します。
カップボードで10cm広がると収納量はもちろん見た目も随分違います^^


吊戸棚も取付きました。
上段と中段、それぞれの高さはF様の収納される物の高さに合わせた設定です。
中段は奥行きを控えることで、使い易い高さまで下げることが出来ます。


梁の凹凸も無かったことに。


完成しました。
落ち着いた色使いですが、照明とタイルの効果で華やかさも感じるカップボードになりました。


引出し収納は全て、F様仕様の高さ設定です。
扉が多いとうるさく見えがちですが、内部の引出しを設けてスッキリ見せています。
この内引出しはタッパーやお弁当箱など低いアイテムが一望できて重宝頂けています。


こちらもF様仕様です。
レードルやおろし金など長さ別で予め仕分けしたい物を教えて頂いて内部仕切りを設けました。
薄い仕切り板は取り外しができます。


最後まで悩まれたのがロック式のスライドカウンターでした。
冷蔵庫横でお茶と注いだり盛りつけしたりとちょっとした作業台になりますが、収納が犠牲になるし引出しているときに下の収納が使えないデメリットも。
ご要望はあるものの今まで採用したことがありませんでした。


今回採用させて頂いたのがロック機能付きのカウンターです。
他の引出しと同様、軽い力で引出せてソフトクローズ式でスーっと勝手に閉まります。
違いは完全に引き出した時にロックがかかり、ぶつかっても少々のことでは動きません。
そして指一本でロック解錠すればあとは楽に収納できる点です。
少しお値段はしますが、このスムーズ性であれば置き場がない時などにも頻繁に引出してご利用頂けそうです^^


上部の収納も充実しています。
一番使い易い目線の高さなので、頻度の高い物の収納に向いています。


施工後にF様から写真を送って頂きました。
まだ完全ではないそうですが、余裕のある収納で物の居場所が一目瞭然、スッキリされていて気持ちが良いです。

F様念願のカップボードだったそうですが、そのぶん今の使い方や将来的なことを自己分析しながらじっくり考えて頂きました。
居場所がはっきりしているので、必要なものがすぐ取り出せそうですし、何より大切なアイテムたちが嬉しそうです^^
年末年始、是非ライトアップして気持ちを上げてお家時間を楽しんで頂けたらと思います。
F様、お打ち合わせから楽しい時間をありがとうございました!
これからもよろしくお願い致します。

ワークスペースの収納家具

2021-10-29

10年以上お世話になっていますH様の事務所移転に伴い、収納家具を製作させて頂きました。
当初は図面だけ頂いて、平面図上のレイアウトと、どのくらい収納量が確保できるか図面でご提案をさせて頂きました。


上の段が最初のご提案です。
充実した壁面収納と常時勤務されるお二人のデスクをご希望でした。

実際に現地にお伺いしてみると、キッチン側の奥行きが図面より狭かったので、南側の快適なスペースにデスクを設けることで計画変更させて頂きました。
図面の下段のレイアウトで具体化して製作をさせて頂くことになりました。
図面上のAとBは背の低い収納家具で空間を仕切ることができ、壁側に移動すると空間を広く利用して頂くこともできます。


もう一つ、H様がこだわられたのが素材です。
通常オフィスの家具でしたら強度の面でメラミン化粧板で製作させて頂くことが殆どですが、天然木をご希望でした。
住宅のように一生使えて、その空間に居て心が満たされるようにとのことで、大変大変嬉しく思いました。
不特定多数の人が使うオフィスや店舗の家具はなかなか大事にされることが少ないのですが、ここまで大事にして頂けるなんて!造り手冥利に尽きます。
仕上げの塗装もラッカーではなく長持ちするウレタン塗装にて、無垢材のデスクは傷がついてもメンテナンスが可能なオイル塗装にて仕上げさせて頂きました。
写真は無塗装の状態です。


全集中の製作期間を経て、いよいよ施工の日です。
エレベーターに入る割付けにて家具を搬入して、現地で組み立てていきます。


無事、一台目が取付きました。
3スパン共に棚の幅を揃えているので、足したり引いたり自由に差し替えが出来ます。


家具で埋め尽くされた中、一つ一つ取付いていく様子は毎回ワクワクします。


長手方向です。家具が取付いてしまうとコンセントが利用できなくなるので台輪に移し替えています。


無事本体が取付きました。出窓のカウンターや梁の下もピッタリ隙間なく埋まりました。


一番よく使用されるファイルの奥行きにジャストで合わせた壁面収納です。
引戸の場合、閉めた時にフラットにならず戸厚も2枚分余計に必要になるので、奥行きを最小限に抑えています。
これから引戸を取付けていきます。



あれ、ミニオン!?一つ目だからスチュワート?
すみません・・・遊び過ぎました。
一台目の取付けからミニオンが頭から離れず大変でした(笑)


引戸の金物は、下にV溝をつけて戸車が付いたものなどたくさんありますが、埃が溜まりやすく摩耗もしやすいです。
そして部屋を仕切る通常の引戸建具と違い、家具用の引戸金物は精度が高くそれ以上にコストも高いのですが、
日々の使い勝手と耐久性から、下に溝や戸車がいらない吊戸で製作させて頂きました。
やはりミニオン、良い仕事をしてくれます。(笑)


完成しました。ハードメイプルの突板を使用した壁面収納です。
モダンな白い床でも、木目が主張しない明るいハードメイプルは好相性でした。


図面通りのレイアウトで。
ハードメイプルの収納家具にチェリーのデスクがアクセントになりました。


圧迫感なく空間を仕切ることができる程良い高さの収納です。
オープンスペースにはシュレッターが、可動棚にはコピー用紙やモデム等がスッキリ納まる予定です。


デスクに座るとより一層プライベートな空間に感じられて落ちつく高さです。
収納家具の背面をハードメイプルで仕上げているので気持ちが違います。


違うレイアウトでもセッティングしてみました。
隙間なくピッタリ納める壁面収納と、フレキシブルにアレンジできる腰高収納。
どちらも収納する物の居場所(目的)がしっかりされているので、整理整頓しやすく快適なワークスペースになっている気がします。


長手方向が見通せて、風通し良くあたたかい木に囲まれたワークスペース。
なかなか無いと思います。
お引越し後の様子をお伺いすると、スタッフの皆さんここに住みたい!と仰られたそうで本当に嬉しい限りです。
家は心と身体を充電する場所だと思っていますが、オフィスもそうなると日々の気持ちが違ってきそうです。

良い気がめぐってますます運気が上昇しますように・・・。
ご活躍をご発展を心よりお祈りしております。
H様、この度は大変お世話になり本当にありがとうございました!

ラグジュアリーなカップボード

2021-8-5

Y様のご新築マンションに合わせてカップボードを製作させて頂きました。
ご入居前の昨年にお声掛け頂いていたので、図面上である程度のやり取りをさせて頂いておりました。

フォルムは早い段階で固まっていましたが、ゴミ箱を扉を開けずに投入できる方法と引出しの中に格納する方法とで悩まれていました。
そして全体の色柄も実際の空間を拝見してみないと分からないので、現地で決めましょう~ということで内覧会の日にお伺いさせて頂きました。

床は色ムラのある明るいウォールナット色、キッチンは木目が主張するくすみのある色柄でした。
スモーキーカラー、アッシュカラーなどくすみのある色柄はファッションだけでなくインテリアにも人気でよく取り入れられていますが、木目の色を調和させるには難しい色だと思います。

用意していたサンプルでは相性が良い色が見つからなかったので、持ち帰って何色かの組合せを画像で送らせて頂きました。
(本来ならばじっくり大きなサンプルを見て決めて頂くのですが、お引越しに間に合わせるため慌ててしまい失礼しました!)

何度かやりとりさせて頂いて、図面右下のトーンで製作させて頂くことになりました。
ゴミ箱はジャストサイズで引出に格納できるよう翌日に実物を送って頂き、ゴミ箱に合わせた寸法で扉の割付けを決めて製作をさせて頂きました。


そして施工当日。
コンセントが右側面の壁にしかなかったので、炊飯ジャーと天板のコンセント、それからダウンライトとスイッチと予め配線をしていきます。


下台が付きました。
右側面の壁にジャストで納まるようミリ単位での寸法です。


宙に浮いた収納です。目線の高さの収納になります。


天井までの収納が取付きました。
タイルがぴったり納まるようにタイルの粒に合わせてスペースを空けています。


タイルを貼りました。ラグジュアリーモザイクという名前の通り、一気に高級感のある雰囲気に変わりました。


扉をつけて完成です。
ラグジュアリーながらも気負わないカジュアルさも感じるY様ご夫婦にぴったりのカップボートになりました。


リビングからも違和感なく納まりました。
キッチンがオリーブアッシュだとすると、カップボードはラベンダーアッシュでしょうか。
ブルーグレーのタイルとも相性が良い色柄でより落ち着いた大人の印象です。


天板はY様のご希望でセラミック調の色柄で製作させて頂きました。
ハンドルやダークグレーガラスと同じく全体を引き締めながら、表情のある素材感がタイルと調和して良い雰囲気です。


視線の高さの収納は楽に開いてソフトに閉まります。
よく使うグラスや食器、調味料やティータイムセットなど何でも適しています。


充実した引出収納は、奥行きを最大限に利用しています。
既製品の引出しは内部の奥行きが浅いものが多くみられますが、5cm10cmの違いは大きいです。


そして肝心のゴミ箱スペースは、前後に2つ入るようジャストサイズの設定です。


ゴミ箱のフタを折り曲げて開くタイプにして頂いたので、ゴミの投入もし易そうです。
キャスター付きのゴミ箱をその都度引っ張って使用するよりも、高い位置で投入できて引出の開閉もスムーズなのでお勧めです。
お引越し後に「早速ゴミ箱が大活躍です!」とのお言葉を頂きました。


扉と天板、ハンドルも全てキッチンとは違う色柄ですが、仲良く調和することができました。
新生活がますますハッピーで素敵な毎日になりますように・・・家具と一緒に応援しております^^
今後ともどうぞよろしくお願い致します!

ウォームグレーの優しいインテリア NO,3

2021-5-22

引き続き、Kさまのテレビボードをご紹介させて頂きます。

テレビボードもキッチン周辺と同じ色柄の扉を使用し、天板にインパクトのある人工大理石を用いて製作をさせて頂きました。
ベースカラーは統一しつつ、ガラス内部には少し濃い目のウォームグレーを用いて色のメリハリ、天板やタイルで柄のメリハリをつける計画です。


予め、テレビのコンセントや間接照明用の電源など配線をして準備万端です。


お部屋が家具でいっぱいなので近くからの撮影ですが、下台を設置しました。


そしてマンションのエレベーターに何とか入りました人工大理石を設置しました。
カップボードとはまた違うダイナミックな柄の天板です。


テレビボードが設置されると使用できるコンセントが塞がってしまうので、側面に移し替えています。
壁や巾木との納まりもピッタリ。美しい納まりもデザインの一つです。


中間の収納が乗りました。
下台よりも少し奥行きを控えることで、天板を端から端まで見通せてより広がりを感じられます。


天井まで隙間なく家具が納まりました。
優しい色使いなので圧迫感はほとんど感じず、むしろ清々しく感じるほどです。


タイルを貼って完成しました。
控えめながら上品で洗練された印象を感じるテレビボードです。


ガラスのショーケースはライトアップをして特別なスペースに。
内部のグレーの効果でしょうか。どこか静寂としていて、つい見入ってしまいます。


照明用のスイッチもさりげなく天板に。
大きなテレビ画面に干渉しない位置に設置させて頂きました。


見た目だけでなく、実用性も考慮しています。
深い引出しもざっくりとしたものを収納するには便利ですが、文具やリモコンなどちょっとしたものの収納に小引出しを設けています。
表に余計なラインが入らないように、内引出しにさせて頂きました。


テレビの画面で大部分は隠れてしまいますが、さりげなく見える壁面のタイルも調和しました。
天板の柄を邪魔することなく程良いインパクトのあるタイルです。


全体がようやく納まりました。
しつらえ過ぎず余白を残した空間です。
これからKさまご家族がお住まいになられると、益々家具たちも生き生きと活気づくのではないかと思います。

お打ち合わせはもちろん、施工がスムーズにいく環境をつくってくださり本当に感謝をしております。
新生活のベースづくりに参加させて頂けて大変光栄でした。
家具ともども、これからもどうぞお付き合いをよろしくお願い致します。

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