素材が決め手。インテリアに調和したテレビボード
2025-12-13工場近くのグリーンパークにて、イロハモミジのハッとするような紅葉を見納めました。
自然がつくりだす色ほど美しいものはないですね。
一瞬を大事にしたいと思います。

さて、昨年から参加させていただいたY様のご新築プロジェクト。
ご入居後の仕上げ工事が終わりましたので、またご紹介させていただきます。

窓に面した明るいリビング。
吹き抜けがあり、縦に長い壁がテレビ面になります。
畳の間と同じ空間で、ヘリンボーンの床材。
そしていわゆる木の色ではなく、グレー系のニュアンスカラーが基調の空間です。

そして階段を上がって通路の突き当りにテレビボードが位置します。
壁とのバランス、通路の動線、サイズ・形状・色柄・素材・・・お部屋の中で一番悩んだ場所でした。

動線を妨げたくないことと、階段を上がった廊下からの繋がりをもたせたかったので、スケッチのような形状を考えました。
畳の間の斜め形状とリンクして、お部屋を広く見せる視覚的な効果もあります。
ヘリンボーンの床を邪魔しないように、敢えて木目を避けて形はシンプルに。
色調を合わせて素材感で演出できればと思います。

設置の日。テレビボード本体が付きました。
この段階では自分でもこれで良かったのか正直少し不安です。

その後、難関のタイルを貼っていきます。
お引渡し時に、一番大変だったのは何ですか?と聞かれて「タイル貼りです」と即答していた職人高瀬。
できるだけ家具に徹していきたいと思います(苦笑)

完成しました。
テレビを設置してようやくしっくりとお部屋に馴染んだ気がします。

素材はとても悩みました。
ベージュ系の天然石のような柄の扉と、ランダムな艶が特徴の左官仕上げのような天板。
どちらも無限にあるメラミン化粧板の中から特殊なものを選択しました。
形がシンプルな程、素材が活きてきます。

角を落とした形状で無意識に感じるストレスが解消された気がします。
普通に長方形の天板を想像すると、この形状の方が「当たらない安心感」を感じます。

形は極めてシンプルですが、整然とした姿が心地よいです。
しつらえ過ぎず引き算をすることで空間に余裕が生まれました。

そしてY様たってのご要望でした畳の間に格子を設けます。
上下に横桟を入れて一体感させれば簡単で早いのですが、1本1本手間を掛けて取付けていきます。

削り合せながらようやく設置できました。
大きな鉄骨柱だけが目立っていた畳の間に格子が入ることで、ちょっとしたお篭りスペースができました。

畳スペースからの景色も変わりました。
窓からの日差しの入り方もやわらかくなって、何とも落ち着くプライベートスペースに生まれ変わりました。
和室が少なくなってきている昨今ですが、こんな畳の間だと取り入れたくなりますね。










