デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

6.3mの長いテレビボード

2024-3-7

お久しぶりの投稿です。
諸事情でなかなか更新できておりませんでしたが、これからまた元気に更新していきたいと思います。
 
愛犬ポッカもこの通り、元気です^^

さて、昨年から打合せを重ねておりましたY様のテレビボードをご紹介させて頂きます。

ご新築マンションの設計段階からご相談頂きました。
当初はテレビを設置予定の壁面に2か所縦長い窓がありましたが、6.3mの長さを活かさない手はないので壁にして頂きました。
限られたスペースを活かす工夫はよくさせて頂きますが、広い壁をどう装飾するかはまた違ったアイデアが必要です。
こだわりのあるK様のご要望で、形はもちろん色々な素材を検討させて頂きました。

 
打合せを数回重ねて、いざ製作。
寸法を間違えてないか不安になる程の長い長いテレビボード。
「線~路は続くよ~どこまでも~♪」 と歌いたくなるような長さです。


施工当日。
納期の関係で、先にタイルもテレビも設置して頂きました。
タイルの割付けもコンセントの位置も、あらかじめ詳細図を作成してお願いしていたので、設置がスムーズでした。

 
エレベーターに入らないので、3分割しての設置です。通常のテレビボードを3台設置するのと変わらない作業になります。
納期は多少お待ち頂きましたが、壁ができてからシビアに採寸するのでこんな美しい納まりが可能になります。
折角製作しても、両サイドに隙間を埋めるフィラーが入ると残念ですからね。
納まりも大事なデザインの一つです。


そして無事、完成しました。
幻想的な天板からの光が、ゆらゆら揺らめく炎のようでずっと眺めてしまいます。
ラインが通ったことで、6.3m以上の長さを感じます。


収納も充実しています。
見た目は全て同じスパンの扉ですが、中は小引出しや可動棚が入っていたり、用途に合わせた収納になっています。


幻想的で蜃気楼のようなゆらめいたライン照明と対照的に、
パキッとエッジの利いた光をイメージしてダウンライトも選定させて頂きましたが、実際は違う器具が設置されていました。
使用する照明で空間の表情が変わってきます。
上下共に調光機能がついているので、昼と夜と色々なシーンを楽しんで頂けると嬉しいです。

Y様、この度は私たちを見付けて頂きありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

世界に一つだけのオリジナルソファ

2024-2-20

年が明けてあっという間にもう2カ月。
ポカポカ陽気も顔を出して、春まで駆け足しているようです。
こちらも猛ダッシュをしておりますが、製作が立込んで2~3ヶ月程お待たせしております。
設計共に心を込めて取り組んでおりますので、何卒ご了承頂けますと幸いです。

さて、構想から約半年。
Kさまの世界に一つだけのオリジナルソファをお届けしました。ご紹介させて頂きます。
最初は、丸く囲われたラウンド型ソファは作れますか?というご相談でした。
その後、リビングの家具やカーテンが施されていくにつれて形状も変わり、足を投げ出してゆっくる座れる下のような形に固まってきました。

フォルムが決まってから、また私が迷走しました。
ベルベット素材で、深いグリーンで1案。鮮やかなブルーの柄を数種類組み合わせた2案。
少し遠いところへ行ってしまいましたが、カーテンが下がってから方向性が定まりました。

カーテンと調和しつつ、存在感のある素材の組合せを3度目のマナトレーディングさんショールームで目一杯生地を広げて長時間お付き合い頂きました。
メイン生地の肌ざわり、アクセント生地の存在感でこれだという組合せが定まり、下のような組合せで製作させて頂くことになりました。

熟練張地職人のHさんに、「ゼロから造るのは本当に大変だから最初で最後よ」と念を押されて、年末に打合せ。

そして2月に入り、ようやく仕上り間近の姿を見ることが出来ました。
 
普段、木製で製作している私達の家具とはまた違う感動です。
ファブリックの存在感に圧倒される中、ふと搬入のことが過りました。
とても2人で運べる重さと大きさではない・・・ことに気付き、急遽応援をお願いしました。
サプライズで来てくれたMさん、本当に本当にありがとうございました。


皆さんのおかげで無事お届けが出来ました。
まるでこのソファの為につくられた空間のようです。


メインの生地は、木の幹模様のようなベルベット素材で頬ずりしたくなるような滑らかさです。
ボリュームのあるアームとヘッドが活きています。
縫い目を留めている鋲も無数の金物からセレクトしました。
苔むしたような色ムラのベース素材と、色違いの生地のクッションが、厳かな中にもラフな印象を与えてくれています。


バックには大胆にベースの生地を使用しています。
大きな面積になるほど、生地の圧倒的な存在感を感じます。
単色の生地では全く違ったものになっていたと思うと、ファブリックの力は凄いです。


メインの生地は、一見落ち着いた色に見えて、木の幹が座面から立上りまで繋がっているように見える絶妙な存在感です。
今回K様のご注文で廃番になってしまったそうで、ますます唯一無二のソファになりました。


夜のお写真を送って頂きました。
昼間とは違う表情に驚きました。
そのまま洋書の1ページになりそうな素敵な空間です。

携わって頂いた皆様、本当にありがとうございました。
色々な意味で忘れられない特別な家具になりました。

Kさま、大変お待たせ致しました。
そしてご依頼頂き本当にありがとうございました。
長くご愛用頂けますと、家具も私達も嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

ほんのりクラシックなカップボード

2023-12-29

5年前にお世話になったO様のご紹介で、M様のカップボードを製作させて頂きました。
新築マンションにご入居されたばかりで、インテリアに調和するカップボードをご希望でした。

リビングダイニングはアンティーク調の雰囲気ある素敵なインテリア。
こちらの雰囲気に合わせつつ、重たくならない白っぽいカップボード、もしくはキッチンに合わせたモダンなカップボードをご希望でした。


形は同じでも全く真逆のカップボード。
それからお打合せを重ねて、シンプルながら温かみのある左下の雰囲気で製作させて頂くことになりました。

製作期間を頂いて、施工当日。

電気工事から始めていきます。


本体が取付きました。


ダウンライトとアクセントクロスを貼って完成です。
シンプルながら温もりと趣きのあるカップボードになりました。


M様が大好きなウィリアムモリスのデザインクロス。
リビングのカーテンと喧嘩せず、でもちゃんと存在感と華やかさのあるクロスを選んで頂きました。


見せたくないゴミ箱もスッキリ収納されています。


ほんのりアンティークな雰囲気を感じられるハンドル。
同じ家具でもハンドル一つで雰囲気がガラッと変わるので、とても大事なアイテムです。


照射面の天板とオープン棚とで色味が違って見えますが、同じ色の木目を高さの中心に配色したことでグッと締まりました。
木目のラインが通るので幅広く見える効果もあります。


キッチンに合わせたグレーの案もありましたが、結果的に明るくてM様らしい素敵なカップボードになりました。


そしてトイレにもウィリアムモリスのアクセントクロスを。
グレー一色の無機質なトイレが一気に明るく華やかになりました。

小さな面積でもお気に入りのアイテムがちょこっとあるだけで、毎日の生活がきっとワクワクしてくると思います^^
M様、この度はご依頼頂きありがとうございました。
お家時間がますます楽しくなりますように。
今後ともよろしくお願い致します。

シンプルスタイリッシュなカップボード

2023-12-29

今年も大変お世話になりました。
かなりマイペースなブログを覗いて頂きありがとうございました。
今年の現場は昨日で終わり、紹介しきれなかったお客様の家具を投稿させて頂きます。

ご新築マンションに合わせて、M様のカップボードを製作させて頂きました。

こちらは設置前。
キッチンの扉の柄が少し青みがかったお色味でしたので、合わせるカップボードをかなり悩まれました。


全く同じ色柄でも製作出来ましたがあまりお好みではなかったので、調和しつつお互いが映える色使いで製作させて頂きました。


正面の大きな下がり壁も無かったことにしていきます。


完成しました。下がり壁の存在が無くなり、スッキリしました。


吊戸棚は単色の白で壁に同化させ、下台はキッチンより色ムラが少ない明るいモルタル調の色使いです。


シンプルながらさりげないラメが入った上品なタイル。
間接照明によく映えました。


常時差しっ放しにしない方のコンセントはカバー付きに。


リビングからの景色も爽やかに変わりました。
キッチンと同じ色にしなかったことで、良い意味で肩の力が抜けてスタイリッシュな空間になりました。


カップボードのついでに、洗面所のタイルも貼らせて頂きました。
ちょっとある違いますね。キッチンと雰囲気が違ってお気に入りの空間になりました。


M様、この度は大変お世話になりました。
新生活をカップボードと一緒に応援しております^^

拡張ベッドと寝室の造作家具

2023-12-18

続きまして、T様のベッドとその周辺の造作家具をご紹介します。
以前、ベッドの製作途中をご紹介していましたが、いよいよ設置していきます。

 
幅2.6mは一度に入らないので、分割して設置していきます。
まだベッドの気配が全くしませんが、配線や金具がいろいろ出ています。
壁のわずかな凹凸に合わせて微調整しながら何とか入りました。


本体が無事設置されました。
メインベッドの下に拡張するベッドの本体が隠れて見えています。
縦横にお部屋を埋める家具は、僅かなズレが全体に影響するのでとても難しい納まりでした。


そして、お部屋を印象づけるヘッドボード。
かまぼこ型のベースにクッションを巻いたものを一つ一つタイトに設置していきます。
今まではボタン締めのクラシックなヘッドボードを製作したことがありますが、同じ空間でもクッションの形が変わるだけで印象が変わります。


完成しました。
大人のフェミニン。
甘過ぎず、凛とした優雅さと可愛らしさを合せもったMさんらしい特別な空間の完成です^^
ヘッドボードに合わせてフットボードも製作しました。

 
メインベッドの下には、シングルベッドが隠れています。
マットレスの高さと長さをシビアに追って設計させて頂きました。

 
拡張するシングルベッドの枕元に掘込み棚。
就寝前の本やスマートフォン、タブレットなどちょっとした物が置けるスペースです。
側面には充電用のコンセント、上から照らすスポットライトのスイッチが仕込まれています。


長いお部屋がより広く奥行きを感じられるように、フォトフレームも製作しました。
壁掛テレビの格子に色合わせをしています。
特別な思い出の写真を一つ一つ、入れて頂くだけでニュアンスカラーのお部屋に彩りが添えられるはずです。


ベッドから見える景色も今までとは違うような気がします。
テレビ画面との距離は決して離れていませんが、何ら圧迫感を感じないどころか解放感を感じます。


デスク越しの寝室も、程良く空間が区切られました。
寝室、書斎、メイクルーム、クローゼット・・・部屋として区切られていないホテルのようなレイアウト。
ライフスタイルが多様化する今の過ごし方にぴったりかもしれません。

お部屋の使い方を色々お話し頂いて沢山レイアウトをさせて頂いた結果、一番良い使い方に辿り着けた気がします。
T様、これからが楽しみですね。
ご家族と一緒にまた新たな思い出が作られていくと嬉しく思います。
この度は、たくさんチャレンジさせて頂けて本当にありがとうございました^^

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