デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

洗濯機周りの収納

2024-11-13

先月、Kさまの洗濯機買替えに合わせて壁面収納を造作させて頂きました。

こちらは以前の洗濯機です。
ミーレの洗濯機に合わせてしっかり造り込まれてありましたが、新しい洗濯機に合わせて周囲の家具も使い易く刷新しましょうということで色々とご提案させて頂きました。


こちらは解体後です。


以前とは違う、ゲート状の家具を設置しました。
全面フラットでスッキリしていますが、それぞれ機能が充実しています。


まず手前の収納。
洗剤のストックや細々したものが両サイドから良く見えて取出し易くなりました。
引出しだと高い位置は見えにくいし、開き扉だと奥の物が取り出しにくい。
そんな難点を一気に解消する収納です。


洗濯機のすぐ横はオシャレに隠せる洗濯カゴをビルトイン。
浴室に入る前に脱衣を入れられて、これ以上なくスムーズな動線です。


そして下着やパジャマなど、細かに仕分けができる小引出しを5段。
セルフクローズ式で指1本でもスーッと閉まるので、以前より開閉が随分楽になりました。


左下は給排水が隠されています。
洗濯機周りは、ホースや給水が丸見えになることもお悩み上位に上げられます。
美しく隠せて無駄な隙間がないと見た目も随分変わりそうです。
一旦、この状態で洗濯機を入れて頂いて後日、洗濯機上にオープン棚を設置致しました。


ウォームグレーのアクセントになるオープン棚です。
洗濯機にとても接近しているように見えますが・・・


ご主人様が一番こだわられた部分です。
1ヵ月に1回、洗剤を投入するときは手前と奥それぞれの棚が外せるようになっています。


どうしてもビルトイン洗濯機のように見せたかったとのことで、工夫させて頂きました。


洗濯機は普通は隠しておきたい場所だと思いますが、リビングから扉を開けて眺めていたい場所になりました。
作業の場所が心地良いと毎日の気持ちが違ってきそうです。
我が家もいつか刷新したい・・・

K様、この度は大変お世話になりました。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

想い出の欄間を素敵な収納に・・・

2024-10-18

長くお付き合い頂いてますFさんから、ご相談を頂きました。
長年ご実家に眠っていた欄間を何かに活用できませんか?というご相談です。


子供時代を過ごしたご実家で見ていた欄間を処分できずに15年程眠っていたそうです。
欄間を一から造ろうとしても今の時代なかなか造れるものじゃありません。

照明や収納にでも・・・ということで、両方含めた家具の扉として利用させて頂くことにしました。
和室の壁面に2つ、互い違いに取付ける予定です。


色々と細工を施して、取付の日です。
せっかくなら左のコンセント類を家具に取り込んで機器類をオシャレに隠したいということで、
扉は伝統を重んじつつ、本体は現代の技術とデザインのコラボレーションです(だいぶ大袈裟ですが・・・)


照明も点きました。扉が付くとどうでしょう・・・


こんな素敵な壁面収納に生まれ変わりました。


下は収納ボックスとして、上は飾りとして、壁に設置させて頂きました。


古い部分と鷹の眼(着色してあり怖かった眼)を削って塗り直して蘇りました。


本体を敢えて木目にしませんでした。
工場ではどうかな~と心配していましたが重たくなく、まるで和菓子のようで大正解でした。


欄間の裏には破れないアクリル和紙を貼っています。


8年程前に施工させて頂いたリビングの壁面収納と何となく仲良く馴染んでいて感無量でした。
Fさん、楽しいお仕事をありがとうございました。
欄間がこれからまた更に身近で愛してもらえそうで嬉しいです。
これからもよろしくお願い致します!

子供室のプライベートな空間づくり

2024-9-30

数年前にリビングの家具を製作させて頂いたYさんより、子供室のご相談を頂きました。
当時も少しお話しは伺っていましたが、年齢も性別も違う4人のお子様のプライベートな空間づくりに悩まれていました。

高校生の長女さんと中学生の長男さんで一つの部屋をどう仕切るか。
小学生の次女さんと幼児の次男さんもゆくゆくは過ごされるかもしれません。


入口が手前にあり、正面には大きな梁が下がっていて高さの制限もありそうです。
お子様中心のご家族会議で困っている事と要望をリストに上げて頂きました。
中でも、「自分の部屋と呼べる場所が欲しい」という切実なお悩みが印象的で、是非お役に立ちたいと思いました。

少々無理がありましたが、上の2案のうち右のレイアウトで具体化することに。
通路が狭いので、2段ベッドの中でも一番長さに無駄が無い市販品を先に設置頂いてから周辺を造作していきます。


横に長いお部屋の奥から設置していきます。


まずは奥に長女さんのデスクを設置しました。


そして、大きな梁型に合わせた目隠しパネルを設置していきます。


上段のベッドが奥の空間から仕切られました。


そして下段のベッドは手前から見えない状態に。
最初からこういう商品?と思ってしまうほど違和感がありません。


念願のプライバシーを守れる空間が出来ました。
決して広くはないですが、なんだか落ち着く印象です。


パネルを有孔ボードにすることで、床に物を置かずに掛けられます。
限られた空間の貴重な収納スペースです。


便利なスマホスタンドも。
色々なフックを自由に掛けて移動して、楽しみ方は無限にありそうです。


長男さんのスペースもこの通り。
毎日使う物をオシャレに掛けておけるので、床が散らかりにくいでしょうか。

エアコンの効きと照明の明るさ対策でまたお伺いしますが、プライベートな時間が保てていると良いなぁと思います。
Yさん、ご家族の皆さま、積極的に参加して頂いてありがとうございました!
今後ともよろしくお願い致します。

天然木の壁面収納

2024-9-8

朝晩、虫の音色に涼を感じるこの頃です。
最近知りましたが、虫の声を心地良いと感じるのは日本人とポリネシア人だけだそうです。とても驚きました。
他の国の人たちは右脳で聴くから雑音と感じ、私たち日本人は左脳で聴くから声として捉えられるのだとか・・・。

当たり前と思っていたことが特殊能力だったんですね。
一番良い季節なので、五感を研ぎ澄ませて過ごしたいと思います。

さて、先月になりますがHさんのマンションに壁面収納を設置させて頂きました。
人工素材が苦手なHさん。天然木にこだわってご依頼頂きました。

設置場所はリビングの壁一面。
大きな梁が2段、存在感たっぷりです。
置いている家具とのスケール感が分かりにくいですが・・・


まるで大浴場のように大きな家具です。
搬入ができないので全てパネル状にして組み立ててから起こしていきます。


梁に合わせて家具も凹状で製作しています。表からは梁が無かったことになる予定です。


内部が仕上がりました。
通常、ハンガーパイプは高い位置に設置して、長物を掛けて空いたスペースに鞄などを置くことが多いです。
もしくは上下にパイプを2段設置することも。
今回、Hさんのご希望でハンガーパイプを腰高に、その残りの使い易い高さに可動棚を設置しました。
なるほど。こうすると腰をかがめず目線の棚が使い易くなって良いアイデアでした^^


そして、完成しました。
カバ材の無垢と突板を使用した大容量の壁面収納です。


この框扉の案も、Hさんに頂いたラフ図を基に設計させて頂きました。
何もないフラットな扉と違って個性的で愛着が湧いてきます。


当初は一般的な框扉(四方に枠組みのある扉)で考えていましたが、少しのアレンジで表情が随分変わりました。


対面するキッチンにも同じ素材でカップボードを。


そして玄関は素材を変えてヒノキ材で腰高収納を製作しました。
引戸の国に生まれたかもしれないというほど引戸が大好きなHさん。
カップボードも玄関収納も同じく引戸です。

最近は戸建てでも人口素材を使うことが多くなっている中で、天然木に囲まれた空間になりました。
人口素材がかなりリアルになってきてはいるものの、やはり天然木の癒し効果は絶大でした。
眺めているだけで優しい気持ちになれそうです。

Hさん、打合せから楽しい時間をありがとうございました^^

3.6mのテレビボード

2024-8-24

残暑お見舞い申し上げます。
お盆を過ぎれば家具の搬入も少しは・・・と思っていましたがまだまだでした。
容赦ない太陽の日差しから大切な家具を守りながらお届けしています。


僕と同じくらい大事に持って行かなきゃダメだよ~(ポ)
あごひげの白髪が目立ってきた15歳のポッカです^^


先日は3.6mのテレビボードをお届けしました。
積み込んでから分割すれば良かったと思いましたが、搬入経路が許されれば1本で綺麗に製作できるに越したことはありません。
昨年からご相談頂いていたN様こだわりのテレビボード、無事に到着後なんとか搬入できました。


これはテレビボード??と思われるかもしれませんが、しっかりとしたテレビボードです。
機器類や配線がとにかく多くてゲーム機が壊れてしまったご経験から、N様のテレビボードは放熱と埃を落とせることが課題でした。
6スパンある収納の底面を全てアルミ格子で通気性を確保して、間仕切りになる側面も最低限を残して全て抜きました。


他にもN様のこだわりが。
天板を限りなく薄くして、本体との間にさりげなく見えるのは銅板です。


横から見るとこんな形状になっています。
タイル施工の後で宙に浮いたフロートタイプには出来なかった為、強度を保ちながら浮いているように見せつつ放熱も考慮しています。


天板の素材も最後までご検討頂きました。
限りなくマットで滑らかな手触りの電子線硬化樹脂の化粧板です。
いわゆる艶消しといわれる黒い化粧板と違い、黒板のような質感で継ぎ目が殆ど目立ちません。
何より手垢が全くつかないのが魅力です。


完成しました。
シンプルがゆえに存在感があります。
扉は3分割にしたので全面ガラスのような見え方です。


85インチのテレビに3.6mのテレビボード。
スケールが大きくて錯覚してしまいますが、天井高も相まって公共施設のように壮大で堂々たる佇まいでした。

N様、昨年から大変お世話になりました。
こだわりのご新居の名脇役になれますと幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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