デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

限られたスペースを有効利用~広く見せる玄関収納

2025-10-11

少し間が空いてしまいましたが、引き続きF様の玄関収納をご紹介させていただきます。


カップボードと一緒にご相談いただいたご新築マンションの玄関スペース。

【図面左】がマンションの標準仕様の間取りでした。
玄関を入ってすぐ、クロスの壁が廊下の幅で迫ってくる印象です。

【図面中】は設計変更でマンションにご依頼されたオプション収納でした。
玄関は広くなりますが、柱とPS(パイプスペース)が邪魔して靴の収納は中央しか使えません。

【図面右】お打合せ後、実際に施工させていただいたプランです。
・扉を全面ミラーにして広く見せたい
・収納は宙に浮かせて足元に間接照明を入れたい
というご要望を含めて施工させていただきました。


設置場所です。
左の柱、右手前のパイプスペース、上の梁・・・箱型で製作する家具はとても入りません。
スペースを最大限活かすために箱型ではなくパネル状で、背中はクロスの壁をそのまま活かす方向で計画しました。


左手前は底板のない箱型の収納を付け、奥は棚受けレールを直接付けます。


底板は後から。足元の間接照明も何とか接続できました。


完成です。
ミラーの効果で何もなかった時よりもスペースが広く見えるようになりました。
廊下の壁のラインが玄関だったことを考えると効果は絶大です。


収納も充分です。
左側の小扉。靴がちゃんと入る奥行きがあります。


そしてメインの扉側はパイプスペースの裏側までしっかり出し入れできます。
写真に映っていませんが、傘用のハンガーも設けています。
あまり期待されていなかった収納量ですが、余る程の収納力です。
元々の天井ダウンライトも上手く利用が出来ました。


玄関は通過点ではなく毎日の大事なオンオフ切替え地点です。
実用性だけでなく、気持ちの上でもお役に立てていると嬉しく思います^^


そしてテレビボードも製作させていただきました。
カップボードと同じレザー調の素材を使用して、一部だけ色違いに。


窓側に置かれるお手持ち家具の写真を拝見して、この配色をご提案させていただきました。
お手持ち家具と上手くリンクしますように・・・。
そういう意味でもテレビボードはお引越し後に完成予定です。

F様、昨年の1月から長い間ありがとうございました。
家具共々、末永くお付き合いをよろしくお願いいたします。

タイルが活きるカップボード

2025-10-7

日曜日、工場近くの五所八幡宮さんで放生会がありました。
残念ながらライトアップの時間に行けなかったのですが、樹齢1000年のクスノキムーミンとポッカを献灯に。
 
ムーミンに負けず元気で長生きできますように・・・。
圧巻の御神木とムーミンに会いに、機会があれば是非一度見に行かれてみてください。
ポッカからもおすすめです^^
 

さて、昨年1月にF様よりご相談いただいたご新築マンションの家具を先週お届けしました。
ご相談はカップボードと玄関収納とテレビボード、キッチンの素材のセレクトなどもご提案させていただきました。


カップボードの設計デザインする上で、早い段階であるモザイクタイルのご要望をいただきました。
玉虫色に輝くトーヨーキッチンのモザイクタイルです。
ご要望をいただいた時点で、タイルをいかに活かすかを念頭にカップボードの素材をセレクトさせていただきました。

壁と天井の壁紙もかなりシックな色合いでしたので、吊戸棚は壁に同化させて、あえて控えた色使いを心掛けました。
さあ、どんな表情になるでしょうか。楽しみです^^


マンションの完成までお打合せ期間が長かったので、待ちに待った施工初日。
間接照明の配線から行っていきます。


下台がつきました。4段引出しが2列。
最近はカウンター高さをキッチンより少し高めにして収納を増やすことが多くなってきました。
この高さもミリ単位でご要望に合わせた寸法設定です。


天井いっぱいまで吊戸棚が付きました。
左の冷蔵庫上も同じ奥行きで繋げることで、間口が広く見える視覚的な効果があります。
間接照明が点灯されると、ほっと一息と同時に気持ちが高鳴ります。


そしていよいよタイルのスタンバイ。
カップボードの幅をタイルの粒に合わせているので、割付けの良い寸法設定です。


2日目、タイルの目地埋めをして完成しました。
玉虫色に輝くタイルが何とも幻想的です。


シンプルが故のゴージャス。
シックな色使いなので、とても落ち着いた大人の雰囲気を感じます。


色の違いが分かりにくいですが、引出しはレザーのような素材、天板はキッチンの扉に合わせています。


正面から見るとタイルがまるで絵画のようでうっとりします。
対面キッチンが圧倒的に多い昨今、リビングダイニングからはカップボードがインテリアの一部となり、一番見える景色になることが多いです。
盛付けやレシピを見るなど作業的な照明はもちろん、一日の疲れを癒す照明としても是非使っていただけると嬉しいです。

テレビボードや玄関収納も次にご紹介させていただきます。

 

框(かまち)扉って?

2025-9-23

夏を夢中で過ごしていたら、あっという間に秋が待ち構えていました。

暑さの耐性がついたからでしょうか?
30℃を下回ると急に秋を感じるようになりました。
虫の音が心地よいこの頃です。

さて、先日お客様に、「あの感じって何て言うんでしょうね?」とお尋ねされたので、ご紹介したいと思います。
枠がまわされたような扉を「框(かまち)扉」といいます。
フラットな扉に比べて、クラシカルにもエレガントにも、カントリーにもデザインの幅がグンと広がり趣きがあります。
一言で框扉といっても表情が様々なので、ご紹介します。

◆ストレート框
 
樹種によって雰囲気が違いますが、クラシックになり過ぎず採用しやすいデザインです。
シンプルモダンはもちろん、ヴィンテージモダンな空間にも、他とは違う空間づくりが実現します。

◆クラシック框
 
左右同じ形状の框扉ですが、カラーや金物のセレクトでこんなにも雰囲気が変わります。
とことんエレガントを追求したり、アメリカンな空間にも。使用する周辺素材で変幻自在です。

◆細框
 
さりげなく溝を入れた重たすぎない細框。
フラット扉とはちょっと違う、シンプルモダンやエレガントな空間に良いスパイスとなります。

◆変わった形の框扉
 
ぷっくり蒲鉾型の見切りをまわしてカジュアルに、めずらしい形の框扉で格調高い雰囲気にも。

◆ガラスやミラーの框扉
 
ガラスやミラーを入れるとお部屋がグッと広く見えたり、奥行きを感じられます。
エレガントな雰囲気でありながら、抜きができることで想像以上の相乗効果が生まれます。

化粧板の技術が上がり圧倒的にフラットな扉が多いこの頃ですが、これだけ表情を加えることが出来る框扉。
どこにもない唯一無二の空間づくりの幅が広がるのでおすすめです^^

デザインチェアにリンクさせたダイニングテーブル

2025-8-31

8月も終わりというのに夏はまだまだ終わりそうにないですね。

16歳7カ月のポッカ部長もがんばっています。
最近、認知症の症状が出て少し戸惑いましたが身体は元気です。
 
毎日、毎時間がスペシャルですね~。大事に過ごしたいと思います。

さて、おかげさまで製作と設計ともに充実して取り組んでおります。
ただいまY様ご新築の1,2階全室の造作家具を製作中ですが、ダイニングテーブルもご依頼いただきました。
ダイニングチェアを先に「これにしました!」と写真をいただきました。

背もたれの籐素材と丸みのかたちが印象的なコンランショップのケーンチェア。
モダンな内装に良いポイントとなりそうです。


ヒントをいただけたので、デザインをさりげなくリンクさせたいと思いました。
テーブルとチェア、お互いが相乗効果で引き立て合えると良いなぁと思います。

形になるまで少しのドキドキとたくさんのワクワクが交錯します^^
良い作品ができますように。職人高瀬にバトンタッチです。

ハードメイプルのカップボード

2025-8-19

残暑お見舞い申し上げます。
 
暦の上では秋ですが、まだ長く暑い夏の中間地点でしょうか。
夏後半を乗り切るために心の栄養補給をしてきました。
さぁ、ワクワクをパワーアップしていきたいと思います。

先日、Nさまのカップボードを製作させていただきました。
カップボードは特に、種類が豊富で耐久性のあるメラミン製でのご依頼が圧倒的に多いのですが、
Nさまご要望の素材はハードメイプルや樺材などの木目がおとなしい天然木でした。
樹脂にはない自然な手触りと温もりがあります。

木目が目立たないフラットな扉は少しのっぺりするので、框組をして表情をプラス。
そして気持ちが明るくなるようなデザインクロスをご提案させていただきました。
ワクワクしますね~^^


こちらはガラス扉のフレームに無垢材をホゾ組加工したところです。


既存のコンセントは1カ所しかないので、炊飯器用と天板上にコンセントを増設。
そして間接照明用の配線も行っていきます。


本体が取付きました。
吊戸棚の下は影になるので、照明があるととても便利です。


扉が付いて完成しました。
透明ガラスがあることで抜きが出来て、軽やかで垢抜けた印象です。
きっとガラス越しに見える食器がインテリアになるはずです。


引出し扉も框組にすることで表情が生まれました。
明るい樹種なので、框組がしつらえ過ぎることのない最適なアクセントになった気がします。


正面から見ても清々しいほど姿勢良くシャキッとしてます。
右下のオープン部分は猫ちゃんたちのご飯コーナーです。


出来るだけ家電を隠したいとのことで、炊飯ジャーやケトルはこちらに。
壁側を利用して、開けっ放しても邪魔にならない設計です。


既存のキッチンはあまりお好きじゃないテイストだそうで、全く違う雰囲気に仕上がりました。
キッチン本体よりも、カップボード側の全貌が見えるので、インテリアとしての役割が大きいように思います。
一番長く過ごす場所なので、あまり好みじゃないキッチンに合わせるよりも、お気に入りをギュッと凝縮したい!に大賛成です^^
選んでいただいた壁紙の在庫切れで完成に間に合いませんでしたが、パーッと明るく華やかになりそうで楽しみです。
Nさま、楽しい時間をありがとうございます。
引き続き、よろしくお願い致します。

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