デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

ご新築マンションの空間に合せて・・・

2015-8-13

4月にEさまよりお問合せを頂いてから数回、お打合せを重ね、現在たくさんの家具を製作させて頂いております。

ご新築マンションのインテリアと空間にぴったり合わせてキッチン背面とリビングに壁面収納をご希望でした。
平面図を拝見させて頂くと、キッチンには既に収納庫が備え付けてあり、その横に冷蔵庫を設置した残りがカップボードの設置スペースでした。

奥行きと間口もかなり限られたスペースでしたが、Eさまの一番のご希望が家電も全て扉で隠してしまいたいということで、ずいぶん悩みました。

いくつか試行錯誤した結果、2案でご提案させて頂きました。
左は、今の設置スペースのなかで家具を造りこむプラン。既存の収納庫の内部を利用して家電収納を造り、冷蔵庫は真ん中に設置します。
右は、思い切って収納庫を撤去して冷蔵庫を置き、それ以外は全て扉で壁のようにすっきりした収納を設けるプランです。

その後、家電の隠し方を何度かお打合せさせて頂いて、ようやく下のような形で製作させて頂くことになりました。
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本体を造り終えて、扉も入荷してきました。
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取っ手を設けず、家電収納以外は全てプッシュオープンのシンプルでスタイリッシュな壁面収納です。 早く設置した姿が見たいです。

そのほかにも、テレビボードや書斎のデスク、ダイニングテーブルとお部屋のインテリアとEさまのセンスに合せて一緒に計画を進めさせて頂きました。
しつらえすぎない、大人の落着いた上質な空間を演出できたらと思います。

Eさま、いよいよお届けまであと少し、私たちも楽しみにしてます!

空間をアレンジできるテーブル

2015-8-8

先月、糸島市のMさまより、お問合せを頂きました。
毛糸を紡ぐ作業場兼アトリエに展示用のテーブルをご検討中ということで、一度空間を見に来て欲しいとのことでした。
毛糸、アトリエ・・・ほっこりしたイメージを持ちながら糸島までのドライブでした。

Mさまにお会いして意気投合。そして、アトリエになる場所を訪れて「わ~!」でした。
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魔女の宅急便の屋根裏部屋を想像してワクワク。
頭をかがめながら床に座るとずーっと語りたくなるような不思議な空間でした。
(実際、時間を忘れてお話しし過ぎるくらいで^^:)

Mさまのご要望は壁面にウェーブ状のテーブルを何台か、場所が変わっても使えるものをとのことでした。
お伺いする前に、毛糸をモチーフにしたほっこりしたテーブルをぼんやり想像していましたが、訪れてはっきりしました。
メリヤス編みのようなテーブルが手前から奥へいざなうようなレイアウトです。

これはイメージを持ち帰ってから図にしたものですが、メリヤス編みに見える形になるまで悩みました。天の川にも見えるでしょうか?
そして、一台でいろいろな空間をアレンジできればとサークル状にもレイアウトしてみました。


かわいいお花のようなポンデリングのような幸せな形です。
最初は綺麗な円を5分割でレイアウトしてみましたが、メリヤス編みの配置にしたときに毛糸ではなくチェーンに見えたので^^;

形は実寸代のダンボールをお持ちして見て頂きました。
素材とお色味、コストとの兼ね合いで随分悩まれましたが、図面より少し赤みと明るさのあるチェリーの天板で製作させて頂くことになりました。

例えば主婦の方が家庭の他に持てる居場所であったり、いろんな作家さんやアーティストさんに場所を提供してそこからまた繋がっていったり・・・と
ジャンルにとらわれずに集える場所になればと素敵なお話しを聞かせて頂きました。

Mさま、そのきっかけづくりの道具。心を込めて造らせて頂きます!

暑中お見舞い申し上げます。

2015-7-30

朝から強い日差しとセミの大合唱・・・夏、真っ只中!
暑中お見舞い申し上げます。

ただいま暑い工場での製作とプランニングを頑張っております。
お待たせしてますお客様、この場を借りて申し訳ございません。
たくさんご紹介したい施工例やストーリーもございますが、また時間差で!?ご紹介させて頂きます。

涼しい音、涼しい風景、涼しい食べ物を身近に感じながらこの夏を乗り切りたいと思います。
皆さま、くれぐれもご自愛されて楽しい夏をお過ごしください。

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一番暑さに弱いボクもがんばるぞー!

古材を活かしたテーブル

2015-7-15

4月にN様より、テーブルのご相談を頂きました。
それはご新築のため、古い家屋を解体した時に取っておいた床の間板と欄間を使って、新しいテーブルを作ってほしいとのことでした。

早速材料をお預かりに伺いました。
こちらは床板です↓
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塗りつぶしに近いところまで塗装してありましたが、松でしょうか。
こちらを天板に・・・なかなか難易度が高そうです。

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そしてこちらは欄間。
天板とこの欄間を利用してテーブルにどう取り組むか。
いろいろと考えてご提案させて頂きました。
プラン1

プラン2
2プランのうち、2番目のプランをベースにお作りすることになりました。
といっても、天板を削ってみないことには色や材料のイメージがわかないので、天板の裏面を試しに削ってみました。
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削ってみると、予想以上におもしろい板目が出てきました。
ずいぶん荒々しい木目ですが、良い表情が出そうです。
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手垢留めのオイルと、着色が入った塗料を塗ってみましたが、素材が強すぎてどれも同じに見えます。
工場までお越し頂き、削られた状態と塗装した状態とを実際に見て頂いて、クリア塗装を施すことになりました。

最終的には、シンプルな形状で決定しました。
欄間は厚みが薄いので、裏にホワイトアッシュの白木を貼って模様が際立つようにさせて頂く予定です。

毎回作ったことがないものをお作りしているので、こちらも出来上がるまでワクワクとドキドキが半々です。
想い出に残るご家族の大事なテーブルになりますように・・・。
心を込めてお作りしたいと思います。

19世紀の椅子

2015-7-7

数年前からお世話になっているN様より、大切な椅子生地の貼替えのご相談を頂きました。
その椅子は長年、本当に貴重なアンティークの数々と共に過ごされてきたN様にとって、とても大切なコレクションの一つでした。

お聞きすると、19世紀のイギリスで作られたもので、生地の中身は馬のたてがみだけで成形されているとのことでした。
19世紀のイギリス、私にはせいぜい映画で目にするような貴族の生活を想像するくらいしかできませんが、当時から存在するこの椅子のストーリーを想像するだけでも本当にわくわくします。

何度も椅子貼り専門の職人さんとやりとりをしながら、ついにお預かりすることになりました。
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とても美しいフォルムです。
現代の技術でもなかなか手仕事で作ることは難しいかと思います。
しっかりとした造りで、傷んでいるのは生地だけでした。

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少々ためらいながらも生地を開けてみると、中には黒い馬のたてがみがつまっていました。
これまで二度ほど生地の貼替をされたということで、表面の白い綿は二度目の貼替のときのもののようです。
当時、馬は身近な乗り物だったのでしょう。
たてがみは熱湯消毒をして使用されていたそうです。 そんな背景をお聞きするほど気持ちが高まります。

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そして、無事に貼替をさせて頂くことができました。もちろん中身はそのままに・・・。
生地はイギリス人デザイナー、ウィリアムモリスの代表的なザクロ柄の作品です。
とてもやさしい色使いですが、椅子自体の存在感を惹き立てる絶妙なバランスで、お部屋がしあわせな空気に包まれるようでした。

普段なかなかお目にかかることができない形あるもの、だけでなく当時のお話をお聞きすることができて本当に楽しいひとときでした。感謝の気持ちでいっぱいです。

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