デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

玄関の隙間に掃除道具収納

2026-2-15

梅の花がぽつぽつと咲き始めましたね。
いろいろな植物たちが準備をし始める良い季節です。
  
写真は太宰府天満宮の仮殿と隈研吾さん設計のスターバックス。
計り知れない構造や自然の力が活かされた設計デザインに感無量でした。

さて、先月F様の玄関に便利な収納家具を設置させていただきました。
8年程前からTVボード、カップボード、ダイニングの小引出し、欄間を利用した家具など。
今回5度目にお声掛けいただいて嬉しいかぎりです。

 
玄関収納と洋室入口の間に、スリッパやお掃除ロボットなど既製品シェルフを利用して置かれていました。
天井までの壁面収納はありがたいですが、鍵などちょっとしたものを置けるスペースも欲しいところです。
ここに、スティック掃除機や玄関で利用するアイテムをスッキリ収納させたいというご要望でした。


左側が掃除道具、右側にスリッパやマスク等の小引出し、飾るスペースを設けます。
お掃除ロボットが下を通れるようにコンセントを増設してこれから宙に浮かせます。


壁にマグネットボードを貼って完成しました。
玄関収納と洋室ドアの木目が微妙に違うので、敢えて木目は避けて明るいアイボリーの収納です。


リビングから見える側面や天板は、ファブリックのような異素材にしてF様のお気に入り要素をプラス。
天板にコンセントがあるとアロマや充電など何かしら便利です。


つまみはタンブラーのようなポテッとしたかわいい形をチョイスしています。


小さなスペースですが、扉を開けるとこんなに充実しています。
あるものに合わせるのではなく、お手持ちアイテムに合わせて設計できるオーダーならではの家具になりました。


正面の壁にはグレージュのマグネットボードを貼っています。
お手持ちのムーミンを飾られたいということで、マグネットの額縁をご用意させていただきました。
アクリル板で置かれるよりも特別感がありますね^^

Fさま、この度もご依頼いただきありがとうございました。
大事に使っていただけて家具も喜んでいると思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

納まりが決め手 ~フラットなリビング収納~

2026-2-1

続きまして、K様のリビング壁面収納をご紹介させていただきます。
設計変更をされたリビングの壁面幅は6m超と、マンションではなかなかない壁面です。


当初はフラットな壁面収納と腰高収納やデスクなどご提案させていただいておりました。


その後オモテにデスクは設けず扉を開けたらデスク・・・など色々な状況を検討させていただきましたが、
最終的にシンプルな収納だけを設けることになりました。


設置の日です。
天井高さの収納を箱状ではとても設置ができないので、全てパネル状にして搬入しました。
今回は頼もしい荷揚げ屋さんにお願いしたので設置に集中できそうです。


まず天井パネルを設置します。
簡単そうに見えますが、天井と壁、壁と壁は完全な90度ではないので僅かなズレが大きく影響してきます。


壁にヒモ(木桟)を打っていきます。
今回背板を設けずに棚柱を直接クロスの壁に設置することで、搬入の問題を解消できコストも削減できました。
これから仕切りのパネルを設置していきます。


仕切りパネルが納まった状態です。


仕切りパネルの左側は、普通に納めると扉の側面が見えてしまうので、納め方を工夫しています。
サイドパネルの掘り込みに、先に付けたヒモがガッチリはまる仕組みです。
板材の高さが違いますが・・・


カップボードに続き、マニアック納まり③
天井すれすれのラインをちょっとずつ差し込んでいきます。


ピッタリはまりました。
扉の側面が見えないよう、左サイドのパネルを美しく見える形状に加工しました。
この後、僅かな隙間を埋めるコーキングで更に綺麗に納まっています。


その後、棚受けレールを直接壁に取付けていきます。
こちらも簡単な作業に見えますが、わずかにズレると棚がガタついてしまうので、丁寧にレベル調整しています。


かなりの量の棚が設置されました。
1スパンは棚を省いてデスク代わりにできそうなくらいの収納量です。


扉を付けて完成しました。


シンプルなので誤魔化しがきかず神経を使いましたが無事納まりました。


取っ手が無かったら壁と見間違えるようなフラットな壁面収納になりました。
テーブルやソファなど形のある家具、色や装飾が入るほど、壁面収納の存在が映えてくるような気がします。

特に斬新なデザインはしていませんが、美しい納まりが最大のデザインになりました。
K様、一昨年からご相談いただき楽しい時間をありがとうございました。
たくさん使っていただける日を家具と一緒に楽しみにしております^^

納まりが決め手 ~スタイリッシュなカップボード~

2026-2-1

K様より、「ポッカちゃんと一緒にブログ載せてください」と仰っていただけたのでお言葉に甘えて・・・

ポッカお爺ちゃん、マイペースでがんばってます。

さて、一昨年にお声掛けいただいたK様の家具を先日お届けしました。
ご新築マンションの設計変更からご相談いただいていたので、無事完成して安堵しました。
カップボードからご紹介させていただきます。

内覧会時のキッチン。
あらかじめ必要な場所にコンセントの増設と、下地の柱を入れていただきました。
設計変更のメリットは、先行して希望の仕様にできるので、後々壊したり配線したり大掛りな工事を免れることです。
但し設計変更も費用がかかるので、後からでも出来る内容であれば、こちらでさせていただいています。

キッチンの面材は、K様とお好みの色柄を決めて設計変更していただきました。
カップボードも同じ素材で製作することになりました。


家電を極力隠されたいということで、レンジフードに近い壁側にスチームレンジを隠せるトールキャビネットを。
K様のご希望で、吊戸棚はトールキャビネットから離して設置することになりました。


製作期間をたっぷりいただいて施工の日です。
トールキャビネットと台輪を設置していきます。
通常は2体の家具の間にジョイント(継ぎ目)ができる状況ですが・・・

 
マニアック納まり①
継ぎ目がオモテに見えないよう、台輪の正面メラミンを伸ばして一体化して見える納め方をしています。


マニアック納まり②
K様ご指定の台輪の高さ6cmより既存の巾木が低かったので、巾木のアールに合わせてピッタリ納まりに。


設計変更で欲しい位置に用意していただいた壁付けコンセントを天板に移し込みます。


宙に浮いた吊戸棚。
マンション設計変更で壁の下地補強を依頼すると、9mmベニヤを入れるだけのことが多いです。
その奥の柱に固定した方がはるかに強いので、30cm間隔の軸組み補強をお願いしました。
ガッチリ固定されて重い物も安心して収納していただけます。


完成しました。
スッキリとシンプルで美しい納まりが、清々しささえ感じます。


細部をご紹介していきます。
吊戸棚は通常、扉を少し下げて手掛りにすることが多いのですが、両サイドがオープンなので扉の下端を削ぎ面にしています。
上げ裏とフラットな納まりでラインが一直線。気持ちが良いです。


引出しはJのかたちをした掘り込み引手。こちらもオモテに突出するハンドルがないので人気の納まりです。


扉を開けっ放しでも邪魔になりにくい場所に家電のトールキャビネット。
スチームレンジの上には蒸気を発散する素材を使っています。


キッチン天板と近似色のメラミンカウンター。
人工大理石やセラミックの価格がかなり高騰しているので、見た目に遜色の無いメラミンを使用させていただきました。


キッチンと同じ素材で、リビングからの景色もグッと素敵になりました。


最初から設えたような、でも既製品にはないK様だけのオリジナルカップボード。
シンプルがゆえのラグジュアリー感を感じます。

次回リビング収納をご紹介させていただきます。
マニアック納まりが続きます^^

人工大理石のダイニングテーブル

2026-1-29

昨年プラン段階のブログをご紹介していましたY様のダイニングテーブル
この時に描いていたスケッチの脚が半径と直径を間違えていたことに後で気付き、大汗をかきました(-_-;)
その後テーブルは完成しましたが、ダイニングチェアの入荷は年明けとのことで、先日拝見しにお邪魔させていただきました。


こちらは昨年のテーブル設置時。
ペンダントライトと黒が効いて空間が引き締まりました。


まだ見ぬダイニングチェアの背もたれとリンクさせたチラリと見える白木のスリット。
脚と天板の角をアールに取り、こちらもチェアの背もたれとリンクさせているつもりです。


無垢材など天然木のテーブルも良いですが、お手入れに少し気をつかうのは確かです。
染みや傷も味と思える方には向いていますが、実際はなかなかお手入れが行き届かないというお声もよく聞きます。
高級感もあり、ストレスフリーの天板はY様にとても気に入っていただけました。


そして待ちに待ったダイニングチェアを拝見できました。
籐の背もたれが和にも洋にも、北欧テイストにも程良い存在感で調和していました。


ダイニングテーブルとチェアが普通にモダンな組み合わせだと、良くも悪くもショールームのような空間になっていたかもしれません。
Y様のひと声で他にないオリジナルな空間が出来て、最後に良いスパイスになった気がします。
楽しいチャレンジをさせていただけてありがとうございました。
家具共々、末永くよろしくお願いいたします。

シックなキッチンカップボード

2026-1-18

15日は愛犬ポッカ17歳の誕生日でした。
人間では90歳を超える年齢、いくつも山を乗り越えてがんばってます。

だたいてくれるだけで毎日がスペシャルです☆

さて、今年最初にお届けしましたU様のカップボードをご紹介させていただきます。
数年前にテレビボードや書棚を製作させていただいて、今回はカップボードのご依頼でした。
リピートしていただける事が本当に嬉しいです。
 
以前の食器収納は引出しの数が少なく、下台は出し入れし辛い開き扉でした。
頻度の低い家電をカウンター上に置くと作業台のスペースが無く、広さはあるのに使い辛さを感じる食器棚でした。
奥の電話台の棚2段の間に、見えない収納をご希望でした。

見せる家電、収納する家電、
大皿やキッチンペーパー、ゴミ箱の場所、
欲しい引出しの高さやカトラリーの種類など、
細かくお打合せ後、心を込めて製作させていただきました。


そして、設置の日です。
今まで2台置かれていた置き家具から1枚の天板になるだけでも広く感じます。


1カ所しかない既存のコンセントから、欲しい場所へ電源を増設していきます。
奥にちらりと見えるオープン棚もこれから充実収納に変わっていきます^^


本体が取付きました。
間接照明が入るとテンションが上がります。


壁にタイルを貼って完成しました。
アルミのフレームや引出しの引手をブラックではなくブロンズにしたことで、より洗練された印象です。


正面からは分かりませんが、右端の扉の中に細工がしてあります。

 
右側面から出し入れできるキッチンペーパーです。
奥行きが犠牲になった分、手前は小さなコップや豆皿の収納としてご利用いただけるようにしました。


大きな引出扉の上段は、フライヤーなど頻度の低い収納に。
下は大皿を立てて入れられる高さを確保しつつ、内部に内引出しを設けています。
お弁当箱やタッパー類の収納に便利です。


カトラリーケースに引出しの幅を合わせてピッタリです。


天板は本物の大理石と見間違いそうですが、メラミンカウンターを使用しました。
カウンターとタイル、それぞれの色模様がリンクしていてシックで格調高い雰囲気です。


そしてカップボード手前にあった既存のオープン棚の間に収納を設けました。


一式新調した?と勘違いする程、既存の棚にぴったりはまりました。
以前の高さのあるオープン棚からするとかなりの収納力です。


上段は無印良品のアクセサリーケースに合わせて引出しの幅を決めました。
既製品と違い、収納したい物に合わせて幅や高さを決められるのもオーダーのメリットです。
キッチン空間全体の気の流れが変わって、良い運気が舞い込んでくるはずです^^

U様、この度も大変お世話になりました。
お家時間をたくさん楽しまれてくださいね!

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