デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

モダンリゾートな空間づくり ~洗面室編~

2018-12-20

引き続き、H様の洗面室をご紹介させて頂きます。

以前は、80cmの大きな洗濯パンとよくある既製品のシャンプードレッサーが置かれていました。
H様のご要望で美濃焼きの手洗い鉢を洗面ボウルとして使用されたいということで、それをベースに周辺をコーディネートさせて頂きました。
コンパクトな洗濯パンにして広く、そして雰囲気のある洗面室に変えていきます。


全て撤去した状態。洗濯機の蛇口とコンセントは、壁にタイルを貼るので邪魔にならない場所に移設します。


洗面ボウルが付きました。以前より10cm幅が広くなっています。


引出し収納と、壁面の埋込収納が設置されて雰囲気が出来てきました。
ダークブラウンの洗濯機が家具のように見えます^^
これから正面の壁に鏡とタイル、照明を施して・・・


完成しました。
タイルを貼ると一気にラグジュアリー感が増しました。
デザインコンパスのお客様に大人気シリーズのこちらのガラスタイルですが、ゴールドは初めて使用します。
黄土色の目地材を使ってゴージャスでエキゾチックな印象です。


上の間接照明とそれを隠すバー。
実は当初は既製品の壁付け照明と壁紙だけで、間接照明もタイルもご提案していませんでした。
Hさんに初めてお会いした時に、お手持ちのクリスタルガラスを飾る場所がどこかにないかということで閃きました。
クリスタルを掛けるフックを組み込んで、その後ろから間接照明で照らすととても良い見せ場になるのでは・・・
ということで、ここはまだスイスから到着していないクリスタルを飾って頂いて初めて完成する予定です。


収納もクローゼットのように充実しています。
タオルやメイク用品など、たっぷり入りそうです。


壁の厚みを利用した鏡扉の埋込収納です。
歯ブラシや見せたくないけど頻度の高い化粧水などに重宝します。
和風の焼き物鉢ですが、タイルや周りの仕上げ材でとてもモダンに見えるから不思議です。


クリスタルガラスが飾られるとどう見えるでしょうか。
内心ドキドキしますが、お伺いをとても楽しみにしています!

モダンリゾートな空間づくり ~リビング編~

2018-12-20

引き続き、Hさんのリビングをご紹介させて頂きます。


間口4m程のリビングの壁面。
ここにテレビボードを設置していきます。


壁がコンクリートなので、下台にバックパネルを設置してここに壁掛けテレビを取り付ける予定です。
今回搬入と設置で応援にきてくれたスーパー助っ人のKさん。
階段での荷上げと大きな家具の設置、本当に助かりました。Kさん、ありがとうございます!


バックパネルを取付ていきます。


そしてその周りにゲート状に家具を設置していきます。
全て形にしてからの設置。0.1mm単位の納まりがものを言います。


納まりました。隙間のないゼロの納まりです。
上の仕上げが貼られていない面は、これから現場で削り合わせながら貼っていきます。
造作家具ならではの納まりです。


着工から2週間。
照明とタイル、最後にテレビを設置して完成しました。
宙に浮かせた下台のローボードは機器に合わせて奥行きを深く、3方を囲うゲートは奥行きを浅くして空間に表情をつけています。
浅いゲート面を収納にすることもできましたが、ここに扉の継ぎ目が入ると折角の雰囲気が台無しになるのでとHさんの感性が素敵です。


調光機能付きのダウンライトと、下台の後ろからの間接照明がタイルの凹凸を浮かび上がらせて幻想的な雰囲気です。
ますますダークカラーのゲートとのメリハリが出来て良い引き締め役になっています。


機能性も充実しています。
扉を開けて引出したらそのままプリンターを使って頂けるフラップ扉とスライドカウンターの組合せです。
家具の高さと奥行きは機器に合わせて設計させて頂きました。


LDKの眺め。
テレビボードの扉とバーカウンター、テレビ背面とバーカウンター下のタイル、素材をリンクさせています。
そして間接照明による効果も加わって、ラグジュアリーな落ち着きと広がりを感じます。

設計段階でHさんがご準備されていたバリ製のハイチェアとソファーを置くと一気にリゾート感が増しました。
竣工後ご主人様から、「H様ご夫婦と私たちの4人だから出来た空間」と仰って頂けて嬉しかったです^^

モダンリゾートな空間づくり ~キッチン編~

2018-12-18

H様のリフォームが無事に竣工しました。
劇的に変わりましたビフォーアフターをご紹介させて頂きます。
まずはキッチンから。


以前の写真。とりあえず開口のある普通の対面キッチンでした。


インターホン周りの壁だけ残し、キッチンと壁を撤去しました。
着工して3日目です。


背面のカップボードとキッチンを据えていきます。
少しずつ雰囲気が出来上がってきました。
床が貼られていな部分がありますが、これも想定して家具を造っています。


次にスタンバイしているのは大きなゲート型のカウンター。
着工して7日目。キッチンは先に使って頂いています。
本当に毎日目に見えて変わっていくので、「今日の新作は?」とHさんがワクワクされている様子にこちらも嬉しくなります。

カップボードの吊戸棚の背面にはミラーが貼られています。
ガラスの棚にクリスタルグラスをたくさん飾られたいと当初からのご希望でした。


カウンターの本体が設置されました。
これから照明とタイルを使って更に演出して・・・。


ようやく完成しました。以前の写真と同じアングルですが全く別の部屋のようです。


以前のキッチン。閉鎖的で暗い印象でした。


完成したキッチン。キッチン自体は雰囲気のあるダークトーンですが明るく開放的で何より景色が違います。


ビアホールを彷彿とさせるキッチンパネル。一つ一つのアイテムにもこだわって頂きました。


カップボードは家電を隠した収納庫と、グラスを美しく見せるガラス棚。
それからワインやお酒を背面からの光で演出するディスプレイスペースでスタイリッシュに仕上がりました。


これは今回のリフォームで、丸窓と同じくらいの拘りと楽しみでもあった部分です。
雲竜柄のワーロンを使って、ほんのり和を感じるやわらかい光。
バーカウンターに座ると、ワインボトルの後ろから日の入りのような幻想的な景色が広がります。
最初のご提案にはなかったのですが、Hさんの「何かおもしろい演出を」というご要望にお応えしました。
住宅ではあまり実現しないご提案を楽しんで頂けて嬉しい限りです。


バーカウンターも目立たない部分ですがこだわりがあります。
ダイニングテーブルを置かないレイアウトなので、カウンターでお食事ができる程の奥行きを確保しつつ、テレビボードや通路が狭くなることは避けるために緩やかなカーブを描いた形状にさせて頂きました。座ったときにキッチンに自然と身体が向くので会話もはずむのでは?と勝手な想像です^^空間に余裕ができたような気がします。


今回のリフォームで一番のネックだったインターホン周りの壁。
Hさんもここが撤去できないことに残念がられていましたが・・・。


同じアングルです。
完成してみるとシンボルタワーのように空間の良い引き締め役になっています。


中央のガラス扉に潜んでいるのは・・・


ジャーン。そのままの姿では好まれないインターホンと給湯器のリモコンです。
扉を閉めているとまさかここにあると思わせない佇まい。
携帯や鍵の置き場としても重宝しそうです。もちろんインターホンも普通に聞こえます。


狭かったキッチンの入口も。


ずいぶん広く感じるようになりました。
邪魔に感じていたインターホンの壁ですが、むしろこれがあることでお部屋に入ったときに奥の空間へのワクワク感が増すような気がします。

キッチン自体は既製品のように最先端の機能があるわけではないですが、キッチンで過ごされるHさんを想像して設計から製作と施工まで楽しく空間づくりをさせて頂きました。
ご紹介したい細かいアイテムもたくさんありますが、次はリビングをご紹介させて頂きます。

モダンリゾートな空間づくり ~施工中~

2018-12-10

H様のリフォームが着工して一週間。
職人さん達の協力のお陰で、以前の様子が思い出せないくらい変わってきました。
ご紹介させて頂きます。


以前は吊戸棚のある閉ざされたキッチンでした。


前面の壁を開口して、解放感のあるキッチンに変わっていきます。
実はもうキッチンが完成しているのですが、お披露目は後程に・・・。


キッチンの入口は間口65cmしかなく、冷蔵庫を入れるにもやっとでした。


キッチン側から見た入口です。下がり壁に分電盤があるので、これを移設して右側のインターホンのある壁のみを残します。


下がり壁が無くなって枠を撤去しただけでずいぶんスッキリしました。


同じアングルです。カップボードとキッチンが据わっています。
インターホンのある壁が撤去できずにとても残念がられていましたが、いっそこの壁をシンボルタワーのようにしましょう!ということで銅板のような壁紙でアクセントに。
後々この壁が空間の良い「締まり」となって活きてきます。

丸窓も開けましたよ^^
型枠で位置を墨出していきます。

肝心な開口途中の写真を撮り忘れてしまいました。
荒で開口した後に、仕上げに2回。騒音と埃の中、なんとか綺麗に開口できました。

和室側は四角く開口してベースの枠の上から壁紙を貼っていきます。


リビング側からの見た目もバッチリです。
無垢の素材感が高級旅館のようだと仰って頂きました^^

お住まいながらの工事なので大変ですが、劇的に変わっていく瞬間を見て頂けてまたそれを楽しんで頂けて、私たちもこれ以上ない程やり甲斐を感じます。
さあ、あと一週間。
寒い中ご不便をお掛けしますが、H様お付き合いをよろしくお願いします!

モダンリゾートな空間づくり

2018-12-2

5月頃に1本のお電話を頂きました。
「糸島にある中古のマンションを購入したのでリフォームをお願いできますか?」
長年スイスで生活されていたご夫婦が、これから暮らす場所として世界中の中から選ばれたのが糸島だったそうです。
福岡県民を代表してお礼を申し上げたいと思います^^
お電話を頂いたタイミングはご契約の為に来日後、スイスに帰国される直前でした。

お電話でご要望をお話し頂いたものの、お会いしていないH様とこれからどう進めていくか多少の不安がありました。
しかしその不安もそれから半年間のやりとりで少しずつ拭えていったような気がします。

スイスに帰国されたH様から、早速現地の写真と現状図面、それからスイスの今のお住まいのお写真が送られてきました。

築17年、床面積75㎡の一般的なマンションです。

間取りを変えず、床も変えず、家具と照明それから内装でモダンなリゾートホテルのような空間づくりにチャレンジです。

家具については、特にテレビボードなど具体的なイメージ写真を頂いていました。
そして、お手持ちのクリスタルガラスや絵画など飾られたい物の写真もたくさん頂きました。
お会いしていないのに、お二人のお人柄やお好みなど自然と伝わってきたような気がします。
こちらは、何度もやりとりを重ねて辿り着いた家具のイメージコラージュです。

全体的にリゾート要素のあるシックモダンな印象です。
テレビボード、バーカウンター、それからカップボード、洗面室は間接照明で演出します。
それぞれ楽しみな仕掛けがあります^^

そして、モダンリゾートとは一変! たぶん他ですることはないであろう面白いことにもチャレンジします。
構造上、和室での間接照明が実現しなかった分、手前の壁で遊び心ある演出をします。

月見酒の襖は、H様がスイスに居られるときにご希望された柄です。
普段は開けておいて見えないようにして、閉めたときのサプライズとして。外国人のお客様に喜ばれそうです。
そして製作するのはかなり大変ですが、両サイドの丸窓のご提案をとても気に入って頂けました。
他にもジャングル柄のトイレ、滝のグラフィック壁紙で秘境のような印象の寝室、リゾート風のフリールームなど、
仕上げ材で「なんだこれ?でもどこか落ち着く(←ご主人様のテーマです)」そんな空間を演出します。

製作中の家具たちです。

大浴場のようなスケールのテレビボード。

収納を成さない3方を囲うパネル。住宅ではあまりしない事なのでテンションが上がります。


カップボード。上部はクリスタルガラスを照らし、中間はお酒を後ろからライトアップする予定です。


そして丸窓の製作。亀甲型に無垢材で枠組みをしています。


それを何度も削って丸い形にしていきます。


格子が出来上がりました。障子を2枚で挟み込む予定です。

10月末に初めてお会いしてから現地でお打合せ。
本当に気さくな方で、お打合せが楽しくて仕方がありませんでした。
ショールームで、「クエスト!」を連発されていたのでお尋ねするとイタリア語で「これ!」だそうです。
真逆の「Hate(ヘイト!)」もありましたが・・・(笑)。日本の白いプラスチックが嫌いだそうです。
スイスのお住まいのそれはそれは素敵なアルプスのロケーションやインテリアなどたくさん見せて頂きました。
お二人のご期待に応えられるように、思いを込めて取り組みたいと思います。

本当は、過程を少しずつご紹介したかったのですが、そんな間もなく明日から着工です。
お住まいながらの2週間程の工事。キャンプ生活の感覚で・・・と前向きにとらえて頂けて感謝です。

H様、いよいよですね。よろしくお願いします!

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