デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

清潔感のあるカップボード

2018-9-13

N様のご新築のマンションに合わせてカップボードを製作させて頂きました。
マンションのオプションや既製品では、幅120cm、奥行き45cmの一般的なサイズの対応しかなかったようです。

頂いた平面図では、幅はあと15cm、奥行きもあと10cm近くも広く確保できそうでした。
キッチンでこの違いは作業性も収納力もかなり大きな違いがあります。
ご新築の方は特に、平面図を基にまだ見ぬ空間を想像しながらのお打合せになりますが、早めにお声掛け頂いたのでじっくりご要望を伺うことができました。


N様のご要望から3案ご案内させて頂きました。
一見、既製品でもありそうな形状ですが、高い天井高とN様のご身長に合わせた使える収納高さ設定です。
3番目の案をベースに、あとは現地を見てから色柄や寸法を決定しましょうということになりました。


ご新築の設計では冷蔵庫を手前に置く前提でコンセントが設置されていましたが、現地に伺うと勝手口側に置いた方が広く使えそうでした。
コンセントの移設や増設をしつつ、手前の壁に家具の出面を合わせることで製作させて頂きました。


製作期間を経て・・・
いきなり出来上がっておりますが、電気配線とここまでで半日以上かかっています(汗)
上部吊戸は頻度の低い収納、中間の収納は頻度の高い収納で奥行きを分けています。
天井高が高かったので、上の吊戸の奥行きのまま使える高さまで下げてくると圧迫感を感じますが、分けることでバランスを取ることができます。
間口と天井高のバランスによりますが、最近ご要望の多い形です。


ようやく完成です。
中間にエコカラットと照明を取り入れることで、インテリア性がアップしました。


リクシル製のキッチンでしたので全く同じ色の扉にすることはできませんでしたが、まるで合せたようでした。


斬新なデザインではありませんが、落着きがあって飽きがこず長く使って頂けるインテリアとしてのカップボード。
清潔感とふんわりとした上品さもあるN様らしい空間になったような気がします。
毎日の家事とリラックスの時間のお役に立てると嬉しいです^^

ラグジュアリーな洗面室

2018-9-3

昨年末からお打合せを進めてきましたR様の空間づくり。
予定していた中では最後の家具を納めさせて頂きました。

こちらは以前の洗面台。右側の堀込棚にタオル類の収納がありましたが、壁を撤去して間口を50cm程広げられました。

間口2.2m程のスペースいっぱいに設置していきます。

上部は奥行きの浅いミラーと両サイドの深い収納です。
当初は全てをミラーにする予定でしたが、使える高さに収納をということでデザインを損なずに変更させて頂きました。
確かに引出しではなく棚に向いている収納物も洗面室にはたくさんあります。

タイルは本体が設置されてからご検討頂いたので完成が遅くなりました。
ゴールドのラグジュアリーなガラスタイルです。


完成しました。横にスパーッと流れるライン照明がより広がりを感じさせてくれます。


天板は、川の流れを模したリバーパールという名称の人工大理石です。
洗面ボウルへ滑らかにつながる肌ざわりがとても心地良く、お掃除の手間が省けます。
洗髪をされるということで、シャワー水栓がミラーに干渉しない高さ、そしてタイル面積のバランスの良い所で設計させて頂きました。


照明のスイッチと、ドライヤーの際のコンセントはさりげなく家具の側面に。
折角のタイルが損なわないよう、また一歩移動が必要な壁ではなく手元で手軽に操作できる位置です。


扉はリビングのサイドボードに合わせてサペリの天然木突板です。
リビングとは違い、床に接する蹴込み部分をステンレス調にすることで抜きが出て清潔感も感じられます。
ハンドルもエレガントなリビングの形状とは異なり、横のラインを強調したシャープな物をセレクトさせて頂きました。


写真には写っていませんが、天井のダウンライトは演色性と彩度が高く顔映りの良い照明を用いています。
天井だけですと顔に影が出来てしまいますが、鏡下の間接照明が天板に反射してダウンライトの影を解消してくれます。
浮遊感を感じるムードづくりだけでなく、見えない役割をしっかり果たしています。

光とクロスやタイルなどの異素材を取り入れることで、家具だけでは限られる空間が羽が生えたように華やいで見えます。
機能性と気持ちに作用する空間づくり。
たくさんのことをさせて頂いたR様に感謝しつつ、また新しいことにチャレンジしたいと思います。

LDKをつなぐ家具~サイドボード

2018-7-28

引き続き、R様のサイドボードをご紹介させて頂きます。
少し前にご紹介しましたドレッサーのあるサイドボードです。


製作期間を経て、いよいよ設置の日。
引出しの数が多いので、搬入時はお部屋を埋め尽くすほどです。


本体を設置しました。
床がタイルなのでレベルが合わないことを覚悟していましたが・・・上手くいきました。


こちらも無事完成しました。
キッチンの扉に合わせて調色したサペリの風合いが絶妙な存在感です。


そしてドレッサースペースはこうなりました。
閉めているとその存在が分かりませんが・・・


天板を兼ねた扉を開けるとドレッサーです。
手前の浅い収納にはメイク用品や小物を、置くの深い収納にはドライヤーやコテなど、中のコンセントに挿したまま収納して頂けます。
内部は小物が見えやすいベージュ色に。細かいところですが、床のタイルに色合わせしています。
白よりも落ち着きと品があってサペリとの相性も良さそうです。


収納も用途に合わせて形にしています。
一番左はモデムや電話配線の収納。その横は新聞や古雑誌のスペース。


キッチンの背面になる場所にはカトラリーケースを無垢材で製作しました。
右から菜箸・箸・スプーン・フォーク・ナイフ・来客用箸、手前はティースプーンとスペースに合わせて設計しています。


3段引出しは、食器収納に。高さを変えて3スパンあるので、頻度の少なかった食器も使い易くなればと思います。


総間口7m以上。それ以上に奥行きを感じさせてくれる圧巻のLDKになりました。
サペリの占める面積が多いですが、タイルの床のおかげで相乗効果をもたらしてくれました。
フローリングの床ではこうはならなかったと思います。
やむを得ずのドレッサーのブラケットライトでしたが、こちらも良いアクセントになっています。


翌日伺うと、ドレッサースペースがZ君の特等席になっていました。
いろんな用途に重宝して頂けそうです(笑)

洗面室やトイレなど、水回りの工事が落ち着いたらまた改めて撮影させて頂ければと思います。
引き続き、R様、現場の皆さまよろしくお願いします!

既存のカップボードに付け足すことで・・・。

2018-7-10

T様より、独立キッチンの壁を開口して対面キッチンにされるにあたり、カウンター収納のご相談を頂きました。
他のお部屋のリフォームもされるため壁の開口工事はリフォーム店さんにご依頼済みとのことで、造作家具のご要望をお伺いしました。
当初はカウンター収納のお話しを中心にさせて頂いておりましたが、対面キッチンになることで無くなる吊戸棚の中の物や、オープンになることで見えてしまう背面収納をどうするかということで先にカップボード側のご提案させて頂くことになりました。


既存のカップボードのガラス扉を木扉に、それから洗面所へ続く通路の両サイドを有効活用することで見えても生活感を感じない家具を目指します。


洗面所への行き来の頻度と、キッチンからの物の出し入れの仕方をご検討頂いて、大きな開き扉で製作させて頂くことになりました。

既存のカップボードからバージョンアップして格調高い雰囲気の家具を目指します。
難しい納まりでしたが製作を経て、いざ施工です。


右の引出し収納は既存のカップボード、左の溝のある家具が新しく製作した樺桜の家具です。
クリア塗装では赤身が強く出たので、黄色に寄せて調色してもらいました。
色を濃くするほうが簡単ですがその逆は技術が要ります。塗装屋さんに感謝です。


天板が少し出ている部分を溝に合わせてぴったり納まりました。


冷蔵庫横は根菜収納や大きめのストックと家電置きです。


ガラスの扉を木扉にすることで生活感がすいぶん無くなりました。
通路右側は調味料や食品ストックです。
間口が広くて奥行きが小さな収納、とても重宝するかと思います。


以前のカップボードから格調高い雰囲気に様変わりしました。
通路を挟んではいますが、同じ素材の面積が増えるとずいぶん空間が広く感じます。

これで壁が開口されて見えても大丈夫ですね。見せたくなるともっといいなと思います。
ダイニング側のカウンター収納も良い物ができるよう精一杯取り組みたいと思います。
T様、引き続きどうぞよろしくお願い致します。

家具にできる空間づくり

2018-6-16

昨年末からお打合せを重ねてきましたR様。

初めてお声掛け頂いたときの内容は、
~いまお住まいの戸建てを全面改装するにあたり、リビングダイニングにキッチンに合わせて棚を造ってほしい~とのことでした。
既に工務店さんと、キッチンメーカーさんとそれぞれ打合せが進まれているところにお伺いをさせて頂きました。


現在の間取りです。
リビングダイニングの間仕切りを撤去して、ワンちゃんたちのために全面床暖房のタイルにされるとのことでした。
キッチンはダイニングのスペースにアイランド型のシンクキャビネットとテーブルを並列されると伺いました。
お会いしてからは、リビングダイニングの出窓が並ぶ壁にキッチンに合わせたサイドボードの他にもクローゼットやテレビボードなどご要望を頂きました。

採寸とヒアリングの後、持ち帰ってそれぞれの家具をさあ考えよう!としましたがどうしても平面レイアウトが気になってしまい、
先に間取りのご提案をさせて頂きました。
後発の私たちがこういうことをすると工務店さんに嫌がられるのが常ですが、提案は自由ですし永く住まわれる場所なので・・・。


4パターン程ご提案をさせて頂きました。
ダイニングから家事室・クローゼットへの行き来の頻度が高いとのことでしばらく悩まれましたが、レイアウトはこのプランで決定しました。
それからようやく家具のプランがスタートです。

プランの際に、とても悩んだことが素材と色味です。
既に決められているキッチンの扉が赤味のあるサペリ。鮮やかなストライプ柄の木目がインパクトと存在感を与えます。
このキッチンをどう引き立てるかを念頭に、Rさんご家族のお好みを想像しながら2パターンに絞ってみました。

タイルは家具と関係ないようですが、大事なインテリアの要素です。
同じ家具でも周りの素材によって受ける印象もガラリと変わります。

右のグレー系で仕上げるとシックで厳かなイメージ。

左のベージュ系で仕上げると明るくエレガントなイメージ。

奥様はグレー系をお好みでしたが、ご家族の多数決でベージュ系で進めていくことになりました。

数か月間お打合せをさせて頂きましたがいよいよ来週から着工です。工期は約2ヵ月とのことでした。
素材と合わせて照明のご提案もさせて頂いたので、電気配線や家具の納まりなど現場の打合せもさせて頂きます。

家具の材料も入荷して着々と製作が進んでいます。また家具それぞれも具体的にご紹介させて頂きたいと思います。

喜んで頂ける空間づくりが出来ますように・・・。
念じて想像しながら一生懸命取り組みたいと思います。
Rさん、どうぞよろしくお願い致します。

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