デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」デザインコンパスブログ「ポッカポカ日和」

モダンリゾートな空間づくり ~キッチン編~

2018-12-18

H様のリフォームが無事に竣工しました。
劇的に変わりましたビフォーアフターをご紹介させて頂きます。
まずはキッチンから。


以前の写真。とりあえず開口のある普通の対面キッチンでした。


インターホン周りの壁だけ残し、キッチンと壁を撤去しました。
着工して3日目です。


背面のカップボードとキッチンを据えていきます。
少しずつ雰囲気が出来上がってきました。
床が貼られていな部分がありますが、これも想定して家具を造っています。


次にスタンバイしているのは大きなゲート型のカウンター。
着工して7日目。キッチンは先に使って頂いています。
本当に毎日目に見えて変わっていくので、「今日の新作は?」とHさんがワクワクされている様子にこちらも嬉しくなります。

カップボードの吊戸棚の背面にはミラーが貼られています。
ガラスの棚にクリスタルグラスをたくさん飾られたいと当初からのご希望でした。


カウンターの本体が設置されました。
これから照明とタイルを使って更に演出して・・・。


ようやく完成しました。以前の写真と同じアングルですが全く別の部屋のようです。


以前のキッチン。閉鎖的で暗い印象でした。


完成したキッチン。キッチン自体は雰囲気のあるダークトーンですが明るく開放的で何より景色が違います。


ビアホールを彷彿とさせるキッチンパネル。一つ一つのアイテムにもこだわって頂きました。


カップボードは家電を隠した収納庫と、グラスを美しく見せるガラス棚。
それからワインやお酒を背面からの光で演出するディスプレイスペースでスタイリッシュに仕上がりました。


これは今回のリフォームで、丸窓と同じくらいの拘りと楽しみでもあった部分です。
雲竜柄のワーロンを使って、ほんのり和を感じるやわらかい光。
バーカウンターに座ると、ワインボトルの後ろから日の入りのような幻想的な景色が広がります。
最初のご提案にはなかったのですが、Hさんの「何かおもしろい演出を」というご要望にお応えしました。
住宅ではあまり実現しないご提案を楽しんで頂けて嬉しい限りです。


バーカウンターも目立たない部分ですがこだわりがあります。
ダイニングテーブルを置かないレイアウトなので、カウンターでお食事ができる程の奥行きを確保しつつ、テレビボードや通路が狭くなることは避けるために緩やかなカーブを描いた形状にさせて頂きました。座ったときにキッチンに自然と身体が向くので会話もはずむのでは?と勝手な想像です^^空間に余裕ができたような気がします。


今回のリフォームで一番のネックだったインターホン周りの壁。
Hさんもここが撤去できないことに残念がられていましたが・・・。


同じアングルです。
完成してみるとシンボルタワーのように空間の良い引き締め役になっています。


中央のガラス扉に潜んでいるのは・・・


ジャーン。そのままの姿では好まれないインターホンと給湯器のリモコンです。
扉を閉めているとまさかここにあると思わせない佇まい。
携帯や鍵の置き場としても重宝しそうです。もちろんインターホンも普通に聞こえます。


狭かったキッチンの入口も。


ずいぶん広く感じるようになりました。
邪魔に感じていたインターホンの壁ですが、むしろこれがあることでお部屋に入ったときに奥の空間へのワクワク感が増すような気がします。

キッチン自体は既製品のように最先端の機能があるわけではないですが、キッチンで過ごされるHさんを想像して設計から製作と施工まで楽しく空間づくりをさせて頂きました。
ご紹介したい細かいアイテムもたくさんありますが、次はリビングをご紹介させて頂きます。

モダンリゾートな空間づくり ~施工中~

2018-12-10

H様のリフォームが着工して一週間。
職人さん達の協力のお陰で、以前の様子が思い出せないくらい変わってきました。
ご紹介させて頂きます。


以前は吊戸棚のある閉ざされたキッチンでした。


前面の壁を開口して、解放感のあるキッチンに変わっていきます。
実はもうキッチンが完成しているのですが、お披露目は後程に・・・。


キッチンの入口は間口65cmしかなく、冷蔵庫を入れるにもやっとでした。


キッチン側から見た入口です。下がり壁に分電盤があるので、これを移設して右側のインターホンのある壁のみを残します。


下がり壁が無くなって枠を撤去しただけでずいぶんスッキリしました。


同じアングルです。カップボードとキッチンが据わっています。
インターホンのある壁が撤去できずにとても残念がられていましたが、いっそこの壁をシンボルタワーのようにしましょう!ということで銅板のような壁紙でアクセントに。
後々この壁が空間の良い「締まり」となって活きてきます。

丸窓も開けましたよ^^
型枠で位置を墨出していきます。

肝心な開口途中の写真を撮り忘れてしまいました。
荒で開口した後に、仕上げに2回。騒音と埃の中、なんとか綺麗に開口できました。

和室側は四角く開口してベースの枠の上から壁紙を貼っていきます。


リビング側からの見た目もバッチリです。
無垢の素材感が高級旅館のようだと仰って頂きました^^

お住まいながらの工事なので大変ですが、劇的に変わっていく瞬間を見て頂けてまたそれを楽しんで頂けて、私たちもこれ以上ない程やり甲斐を感じます。
さあ、あと一週間。
寒い中ご不便をお掛けしますが、H様お付き合いをよろしくお願いします!

モダンリゾートな空間づくり

2018-12-2

5月頃に1本のお電話を頂きました。
「糸島にある中古のマンションを購入したのでリフォームをお願いできますか?」
長年スイスで生活されていたご夫婦が、これから暮らす場所として世界中の中から選ばれたのが糸島だったそうです。
福岡県民を代表してお礼を申し上げたいと思います^^
お電話を頂いたタイミングはご契約の為に来日後、スイスに帰国される直前でした。

お電話でご要望をお話し頂いたものの、お会いしていないH様とこれからどう進めていくか多少の不安がありました。
しかしその不安もそれから半年間のやりとりで少しずつ拭えていったような気がします。

スイスに帰国されたH様から、早速現地の写真と現状図面、それからスイスの今のお住まいのお写真が送られてきました。

築17年、床面積75㎡の一般的なマンションです。

間取りを変えず、床も変えず、家具と照明それから内装でモダンなリゾートホテルのような空間づくりにチャレンジです。

家具については、特にテレビボードなど具体的なイメージ写真を頂いていました。
そして、お手持ちのクリスタルガラスや絵画など飾られたい物の写真もたくさん頂きました。
お会いしていないのに、お二人のお人柄やお好みなど自然と伝わってきたような気がします。
こちらは、何度もやりとりを重ねて辿り着いた家具のイメージコラージュです。

全体的にリゾート要素のあるシックモダンな印象です。
テレビボード、バーカウンター、それからカップボード、洗面室は間接照明で演出します。
それぞれ楽しみな仕掛けがあります^^

そして、モダンリゾートとは一変! たぶん他ですることはないであろう面白いことにもチャレンジします。
構造上、和室での間接照明が実現しなかった分、手前の壁で遊び心ある演出をします。

月見酒の襖は、H様がスイスに居られるときにご希望された柄です。
普段は開けておいて見えないようにして、閉めたときのサプライズとして。外国人のお客様に喜ばれそうです。
そして製作するのはかなり大変ですが、両サイドの丸窓のご提案をとても気に入って頂けました。
他にもジャングル柄のトイレ、滝のグラフィック壁紙で秘境のような印象の寝室、リゾート風のフリールームなど、
仕上げ材で「なんだこれ?でもどこか落ち着く(←ご主人様のテーマです)」そんな空間を演出します。

製作中の家具たちです。

大浴場のようなスケールのテレビボード。

収納を成さない3方を囲うパネル。住宅ではあまりしない事なのでテンションが上がります。


カップボード。上部はクリスタルガラスを照らし、中間はお酒を後ろからライトアップする予定です。


そして丸窓の製作。亀甲型に無垢材で枠組みをしています。


それを何度も削って丸い形にしていきます。


格子が出来上がりました。障子を2枚で挟み込む予定です。

10月末に初めてお会いしてから現地でお打合せ。
本当に気さくな方で、お打合せが楽しくて仕方がありませんでした。
ショールームで、「クエスト!」を連発されていたのでお尋ねするとイタリア語で「これ!」だそうです。
真逆の「Hate(ヘイト!)」もありましたが・・・(笑)。日本の白いプラスチックが嫌いだそうです。
スイスのお住まいのそれはそれは素敵なアルプスのロケーションやインテリアなどたくさん見せて頂きました。
お二人のご期待に応えられるように、思いを込めて取り組みたいと思います。

本当は、過程を少しずつご紹介したかったのですが、そんな間もなく明日から着工です。
お住まいながらの2週間程の工事。キャンプ生活の感覚で・・・と前向きにとらえて頂けて感謝です。

H様、いよいよですね。よろしくお願いします!

居心地の良いナチュラルモダンな空間づくり ~子供部屋編~

2018-11-25

引き続き、Y様の空間づくりをご紹介させて頂きます。
来年高校生になられるHちゃんが快適に、大人になっても居心地の良いお部屋を目指します!

こちらもプラン前に拝見させて頂きました。
7帖のお部屋と別にウォークインクローゼットのある空間です。

入って左側の写真です。照明がないと少し暗い印象です。

ウォークインクローゼットの写真です。ハンガーパイプはあるものの、引出し収納を中には置けなさそうです。

レイアウトの唯一の条件は、「デスクに座ったときに後ろが壁になるように」でした。
現地では思い浮かばなかったので、持ち帰って要検討です。

とはいったものの、リビングダイニング以上に条件を満たす案が見つからず悩みました。
机と書棚、ベッドと引出し収納を置き家具でレイアウトするには、どこか落ち着かずこれだ!というプランに辿り着かないんです。
そこで間取りを変えない置き家具プランと、思い切って間取りを変える造作家具プランの2つで検討させて頂きました。


使いづらそうなクローゼットを思い切ってなくしてしまい、そのスペースにデスクと収納棚、マガジンラックを設けてちょっとこもれるプライベートな場所に。
明るい場所にデスクとベッドを配置して、広いスペースには壁面いっぱいのクローゼットを設けます。
少し暗いスペースも明るい色のクローゼット扉が光を反射して、より明るく広く見えると思います^^

Y様からオレンジ色という情報を頂いていたので、アクセントカラーに取り入れたいと思いました。
インテリアにオレンジを取り入れると、明るいエネルギーを導くので風水的にもとっても良いんです。
勝手な想像で、クロスとカーテンに少しポップなオレンジ色を検討してみたのですが・・・


今はオレンジベースでも良いかもしれないけど大人になった時にどうかということで、写真のようなシンプルなタイルを貼りたいとご希望を頂きました。
Hちゃん、さすがです! 中学生とは思えない素敵な感性のHさん(ちゃんでは失礼でした)。ご希望に沿えるように精一杯取り組ませて頂きます!

オレンジ色はさりげないアクセントに留めて、温かみのあるナチュラルモダンな空間を目指したいと思います。

Hさん、楽しみに待っててくださいね。
心を込めてただ今製作中です。着工したらまた経過をご紹介させて頂きます^^

居心地の良いナチュラルモダンな空間づくり ~リビングダイニング編~

2018-11-24

ご新築のマンションのお部屋をご家族が本当にくつろげる心地良いスペースに・・・Y様にお声掛け頂いたのは9月でした。
最初にお会いした際に、ご家族への想いやお好み、日常から将来的なことなど沢山お話をお聞かせ頂きました。
自分が持てる思いやりと想像力をフルに使って形にしたい。そう思いました。

プランニングの前に現地を拝見させて頂きました。

こちらはダイングスペースです。
Y様も最初に仰られていましたが、天井の凹凸が目立ちます。
実際に拝見してから課題を持ち帰らせて頂きました。


こちらはリビングスペースです。
テレビのアウトレットが窓側にありますが、家具のバランス的にテレビの配置は右壁面が良さそうです。

現地で感じたことを基に、最初のご提案をさせて頂きました ↓

左のリビング:段違いの家具はテレビの電源を移設する配線経路を隠す為でしたが、空間に変化が生まれてスッキリとした印象です。
右のダイニング:天井の段差を隠す為に、思い切ってキッチンと同じ高さに天井を下げて間接照明で演出します。
        
どちらもネックとなる条件が無ければご提案をしなかったデザインです。
全てのことに意味があるなぁと思います。

その後のお打合せで少しずつ仕様が変わりました。
右のダイニング天井は、フローリングの色に合わせた木目調のクロスで考えておりましたが、Y様さすがです。
低い天井なので本物ではない木目調クロスだと見劣りするのでは・・・と。
マンションの内装仕上げは準不燃材ではない天然木は使えないのでどうしたものかと探した結果、見つけました!
準不燃処理された桧の羽目板です。これならリアルな質感とナチュラルな雰囲気づくりが出来そうです。


グイレイッシュなフローリングなので、黄色味が強い桧をどう調和させるか内心ドキドキしますが、
少しだけ着色して、全体的にナチュラルで明るい空間を目指します。
リビングにはFAXを置けるスペースをプラスして、床置きの落ち着いたテレビボードで調和をとりたいと思います。

ご主人様を通じて、ご家族を想像しながらの空間づくり。
年明けからの着工に向けて、家具の製作を進めております。
想いが通じる仕事をしたいと思います。

ページトップへ